女子大学生(22)を集団乱暴したとして滋賀医科大生の男3人が逮捕された事件。28日、強制性交の罪に問われた主犯格と思われるA被告(24)の2回目の公判が大津地裁で行われた。共犯で起訴されたB被告(25)とC被告(27)の審理は別に行われる。
初公判でA被告は「強制性交を行い、被害者にいやな思いをさせたことは間違いない」と謝罪の言葉を述べ、起訴内容を認めた。その起訴状の内容は、衝撃的だった。A被告はC被告と共謀し、A被告宅のエレベーターで女性を脅迫し、自宅に連れ込んで暴行。B被告も加わって、3人が代わる代わる乱暴したという。さらにその様子をA、C両被告が携帯電話で動画撮影していたという悪質極まりないものだった。
2回目の公判では、A被告は自宅に女子大生を連れ込む際、性的行為を要求。それを女子大生に拒否されたことについては「覚えていない」と説明した。
人の命を救う医者を目指す学生たちがなぜこのような事件を起こしたのか。事件当時、『週刊女性PRIME』は A被告とB被告の人となりを取材していた。
(以下は2022年5月28日に配信した記事の再掲載です。年齢は掲載当時のまま)
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「容疑者らは今年3月17日の夜、被害者を含む女性2人と飲食店で食事をしていた。いわゆる合コンのようなものです」(全国紙社会部記者)
その後、女性ひとりは帰宅。残った容疑者らと被害女性は長田容疑者の自宅マンションに移動して酒を飲むことに。すると、
3人で代わる代わる性的暴行
「容疑者らは共謀して、午前0時ごろから2時30分までの間、強引に被害者女性の腕を掴んで引き倒すなどして、代わる代わる性的暴行に及んだ。被害者が警察に届け出て、犯行が明らかになった」(同・社会部記者)
警察は容疑者らの認否を発表していない。将来を約束された医者の卵がなぜこんな事件を起こしたのか。
長田容疑者は広島県出身。父親は医師で、勤務医を経て、10年ほど前に開業している。同大学サッカー部に所属していた長田容疑者。部員は、SNSで容疑者をこう評している。
《落とせなかった女は多数ですが、笑わせられなかった人間は1人もいないそう。あ、尻がでかくて足速いよ!》(一部修正)
部ではムードメーカーで副主将を務めていたようだが、今回の事件も指揮していたのなら許し難い。
一方、片倉容疑者は大学近くのマンションで独り暮らし。実家はそこから電車で1時間ほど離れた京都市にある。
「お父さまは確か循環器系の勤務医。お母さまもやはり勤務医で、麻酔医。両親とも医者だから、生粋のエリート」
そう話すのは、実家の近隣住民だ。容疑者は幼少期から真面目で、大人しい子だった。
アイドルみたいな顔立ちの子
「小学校のころから遊んでいる姿はあまり見かけなかった。お母さまが教育熱心で、いくつもの塾に通っていましたからね。でも、目がクリクリッとしていて、アイドルみたいな可愛らしい顔立ちの子でしたよ」(同・住民、以下同)
中学校から私立に通い、高校も地元で指折りの名門私立高校に進学したという。
「ケンゴくんがそんな酷いことをするなんて、あり得ない。お酒の勢いというよりも、きっとほかの子にそそのかされたのでは? かわいそう。お母さまもどれほど悲しんでおられるか……」
このような卑劣な行為をする容疑者らに医者の資格などあるわけがなく、その道が絶たれるのは当然だ。それよりも、彼らは被害女性の心も身体も二度と元どおりに治せないことを忘れてはいけない。
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9月には同志社大学アメフト部4人が準強制性交の疑いで逮捕されるなど、エリート学生による集団“性的暴行”が相次いでいる。
人生を棒に振った彼らは、被害女性に一生かけて償うしかない。