「これで私、日本でのお仕事は全部終わりなんです。ちょっと長い期間、行こうと思っているので」
9月24日、タレントの小島瑠璃子が、7年半MCを務めた『サタデープラス』(TBS系)を卒業した。8月に自身のSNSで、来年からの“中国留学”を宣言しており、かねて留学のための準備を進めていたのだった。
「数年前から中国への移住願望を明かしていて、コロナ禍によって延期されましたが、本来は2020年4月には移住する予定だったとか。そもそもは、2020年に熱愛が発覚した原泰久さんが作者である大人気漫画『キングダム』をきっかけに中国に興味を持ったそうで、それから中国語の勉強を精力的に行い、中国のSNS『Weibo』のアカウントも開設。移住に備えてレギュラー番組も徐々に卒業していたんです」(スポーツ紙記者)
“バラドルの女王”とも呼ばれていた小島は“とにかく頭がいい”“コメンテーターも司会もできる”と、業界内からの評価も高い。そんな彼女をよく知る芸能リポーターの菊池真由子さんに話を聞いた。
小島が持つ“天性の人たらし力”
「めちゃくちゃ明るい人って感じですね。あざといとか、計算高い、みたいな感じで言われることが多いと思うんですけど、単純に人見知りをしないだけなんだと思います。番組スタッフさんや取材のマスコミに対しても分け隔てなく接して、自分から積極的に話しかけてくれるんですよ。小島さんの“天性のひとたらし力”をもってすれば、外国でゼロからスタートという環境でも問題ないと思いますよ」
中国では大学に通うだけでなく、タレント活動やビジネスも視野に入れており、“やりたいことは10個くらいある”と明かしている小島。中国の芸能事情に詳しいジャーナリストの周来友さんによると、小島は中国では、やや知られた存在だ。
「小島さんの熱愛報道は中国でも報じられたんです。ただの熱愛ではなくて、“三角関係”“略奪愛”ともいわれていたので中国人の関心も高かった。タレントとしての能力よりも、スキャンダルで知られていると思いますよ」
多少なりとも認知されているとはいえ、そもそも中国の芸能界で活躍する日本人はほとんどいないのが現状だ。
中国では日本人のニーズがない
「中国のバラエティー番組にはアフリカ系や欧米人タレントが出演しており、流暢な中国語を話していますよ。日本人で有名なのは矢野浩二さんくらいで、外国人タレントとしての日本人はあまりニーズがないんですよね。同じアジア系ではない外国人タレントを起用するほうがわかりやすいですから」(周さん)
テレビ業界の数少ない椅子を狙うよりも、周さんはもっと現実的な戦略を推奨する。
「いきなりテレビに出るのは、中国語のレベルを考えると厳しいのでは。語学留学の様子をSNSで発信して、中国の大学生活を謳歌してますよってアピールしていくところから始めるのがいいと思います。芸能人というより、インフルエンサーの立ち位置ですね。むしろ中国ではインフルエンサーはものすごく収入がいいので、ニーズが少ない芸能界にいきなり飛び込む必要はないでしょう」
バラドル女王から中国でのSNS女王へ。こじるりの新たな覇道が幕を開ける。