「ゴタゴタ言ってるヤツは全員ぶっ殺すゾ!」
ドスの利いた声で威嚇する、ゆりやんレトリィバァ。9月中旬、千葉県の市民体育館では、ドラマ『極悪女王』の撮影が行われていた。
東出昌大との不倫発覚から本格復帰
「'80年代の女子プロレスを描いた作品で、'23年にNetflixで配信予定です。ゆりやんは“最凶ヒール”として人気だったダンプ松本役。ライバルのアイドルレスラー『クラッシュギャルズ』のライオネス飛鳥役を剛力彩芽さん、長与千種役を唐田えりかさんが演じます」(映画ライター)
唐田といえば'20年に、東出昌大との3年間にわたる不倫が発覚。出演を予定していたドラマを降板して休業していたが、活動を再開した。
「'21年9月に公開された短編映画で約1年半ぶりに復帰。今年11月公開の映画『の方へ、流れる』では主演を務めています。『極悪女王』でも主人公のライバル役ですから、晴れて“本格復帰”ということになりますね」(同・映画ライター)
女子プロレスラーを演じるために、出演者は体重を増やして肉体改造。ゆりやんは一時、45kgものダイエットに成功したのに、また30kg増やしての役作りだった。
「ゆりやんはさすがのド迫力。顔のちっちゃい剛力さんもすぐにわかりましたが、唐田さんはショートヘアだし以前とは違うムッチリした体形で、すぐには気づきませんでした。こういうハードな役もやらなきゃいけないほど、仕事を選んでいられないのかな……」(撮影に参加したエキストラ)
撮影現場での唐田の様子は、まさに“踏んだり蹴ったり”だったという。
チェーンで首を絞められる場面も“忠実に再現”
「この日の撮影では、唐田さんは頭を踏まれたり、椅子で殴られたり。剛力さんも髪の毛をつかまれて、観客席の椅子に向かって頭から突っ込むシーンでした。激しすぎて、エキストラからは本気の悲鳴が上がっていました」(会場スタッフ)
とはいえ、カメラが回っていないときは和やか。休憩時間には、ゆりやんが廊下でプロレスごっこに興じる場面も。
「唐田さんは悪役レスラーの女優のひとりと、お弁当を食べながら楽しそうに談笑していました。スタッフひとりひとりの名前を覚えてくれているので、評判もいいですよ」(撮影スタッフ)
唐田が演じる長与千種は、実際いつもダンプ松本に痛めつけられていたので、撮影でもボコボコにされるシーンが多くなる。
「長与がダンプ松本に、チェーンで首を絞められる場面も忠実に再現していました。唐田さんがNGを出されてしまい、何度も撮り直しに。合計8回ほど首を絞められて、グッタリとしていましたね。でも、弱音も吐かずに本気でぶつかっていて、根性あるなと」(前出・エキストラ)
ダンプが乗り移ったように強烈な技を繰り出すゆりやんに気合で対抗。
「体力的にもキツいシーンが続きましたが、撮影の合間にはケロッとした様子で、ほかの女優さんとリングから足をブラブラさせて笑っていました」(前出・撮影スタッフ)
女優としての新たな覚悟を見せた唐田。不倫騒動でついた“極悪イメージ”は、身体を張って吹き飛ばせ!