《この約2年間有難いことに僕を気にかけ、声をかけてくださった方々もいてその声に、言葉に、僕自身何度も助けていただきました。その期待に応えていきたいと思い、芸能活動を再開する決心を致しました》
9月8日、俳優の小澤廉が自身のツイッターを更新。直筆メッセージにて改めて騒動を謝罪すると共に、芸能活動を再開することを報告した。
小澤が所属していた事務所から解雇を言い渡されたのが2020年12月のこと。女子高生の時に出会い、後に交際に至ったA子さんに対して、LINEで《調教》《ご主人様》《ペット》などの生々しいメッセージを送り続け、さらには行為中に殴るなどの暴力を振るっていたという小澤。
そしてA子さんが妊娠すると「本当に俺の子?」と言い放ち、生命を宿していたお腹を殴り始めて「堕ろすと言え」と中絶を要求したというのが事の顛末。この一連の所業に対して、小澤本人が反論に出たのが2021年8月のこと。
《僕がやっていないことが、あまりにも一方的に、たくさん記事になってしまっている》として、『週刊女性』の独占インタビューに応じたのだった。
小澤によると、A子さんとの交際は事実で、彼女は現在も大手芸能プロダクションに所属するタレントだと明かしつつ、
《軽いSMのつもりで、彼女も同意のもとでした。性行為中の暴力は、“ない”と僕は断言できます。彼女からのLINEにも《痛いことをしてほしい》みたいなメッセージがありました》
彼女の身体についた“アザ”に関しても、いつも自傷行為をしていたA子さんが自身でつけた傷だと主張。むしろ、行為を止めていた、傷を手当をしていた小澤は文春記事を読んで愕然としたとしている。
A子さんの話は「事実1割ウソ9割」
そして妊娠についても、「私は堕ろすから」と先の中絶を言い出したのはA子さんであり、お腹を殴ったという話も事実無根。さらには金銭の要求や、警察沙汰なった自殺未遂などとを明かし、彼女の話は“事実1割ウソ9割”だと訴えたのだった。
この小澤による反論インタビューの以後、A子さんからの再反論はなく現在に至っている。それでも騒動を起こした責任は自分にあるとして、反省の意を込めて芸能活動を自粛していたということか。
「とはいえ、小澤くんが俳優として活動するのは厳しい状況にある」とは、老舗芸能プロダクションのチーフマネージャー。
2013年の『仮面ライダー鎧武/ガイム』(テレビ朝日系)にてデビューを果たして以降、テレビドラマや映画出演を重ねると同時に主戦場としてきたのが舞台。しかも人気アニメ『おそ松さん』の舞台をはじめとした、いわゆる“2.5次元舞台”に出演する“2.5次元俳優”として人気を博してきた。
「身の潔白を主張する小澤くんですが、男女関係におけるトラブルはどちらの主張が正しいかは問題ではなく、表面化してしまったこと自体でテレビ出演は難しい。となると、今後は映画か舞台での活動がメインになっていくと思います」(前出・チーフマネージャー)
しかし、その舞台出演すらも危うくなっている。小澤の活動再開を受けての、2.5次元舞台、俳優たちのファンの対応がさらに窮地に立たせている。
「推しと共演」がトレンドに
《絶対絶対私の推しと共演しないでほしい》
《絶対にもう私の推しと共演しないで。好きな作品に出演しないで。》
《私の推しとも共演してて泣いちゃう ツーショットも撮ってた 私の推し天使だから汚さないで、一緒にいないで.。。。》
彼女たちの“推し”と共演すること、また自分の“推し作品”への出演、“推しキャラ”を演じることなど、小澤への拒絶反応を起こすファンがSNS上で“反対運動”をしているのだ。その熱量は「推しと共演」というキーワードがトレンド入りするほどの加熱ぶり。
舞台やミュージカルの特集も組むアイドル誌編集者も、復帰は前途多難と見る。
「ここまで嫌われてしまっては、小澤さんの出演で舞台から足を遠ざけるファンも出る可能性があるわけで、制作側も起用は難しくなりますね。2.5次元舞台を支えているのはファンによる“ガチ恋”で、女性とのトラブルはもってのほか。
それでも、小澤さんの潔白を信じているファンも少なからずいることでしょう。まずは彼女たちを大切にして、握手会やチェキ会などで一から信頼関係を築き、活動を広げていくのが現実路線だと思います」
熱心な女性ファンに支えられる2.5次元俳優。プライベートの女性関係におけるリスクは高いようだ。