「今年2月に宮崎県で『響王』という九州だしスパイスが発売されたのですが、料理の下味からフレンチ、和食や中華まで幅広く使えるとあり、人気を集めています。6月から全国の100円ショップ『ダイソー』でも取り扱いが始まりました。この商品をプロデュースしているのが、何と川越達也シェフなんですよ」(ネットニュース編集者)
今から10年ほど前、甘いルックスと真逆な辛口のグルメ評論がウケ、バラエティー番組で引っ張りだこに。
「2013年にグルメレビューサイト『食べログ』の《水だけで800円も取られた》という投稿に対して、《いい水を出しているんだもん》と反論したことで、大炎上。それがきっかけで経営する店が閉業に追い込まれるなど、ダメージを受けることになってしまいました」(スポーツ紙記者)
2017年には『週刊文春』の取材に対して、
《世間から忘れられることを望む》
と答えていたものの、2019年にはブレイクするきっかけとなった『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)の企画「美食アカデミー」で3年ぶりに復帰した。
「テレビ復帰をしたのは“自分が世に出たきっかけだったから”と、あくまで恩返し的な意味で出演したようです。翌年11月まで同企画に出演しましたが、その後は再びメディアに姿を見せることはありませんでした」(テレビ局関係者)
再婚を機に長野県に移住していた
現在はどのような生活を送っているのだろうか。移住先である長野県で話を聞いてみると、
「いまの奥さんの実家がこのあたりみたいで、再婚を機に引っ越してきたみたいだね。軽トラックがメインのこの田舎町では珍しい品川ナンバーのベンツに乗っているから、地元ではかなり有名だよ」(近隣住民)
子どもの送り迎えもする、イクメンのようだ。
「新型コロナの感染が拡大してしばらくは、よく子どもと一緒にいるところを見かけたよ。義父の田んぼの稲刈りなども手伝ったりしているようだし、悪い評判は聞かないね」(別の近隣住民)
9月下旬、東京の仕事から戻ってきた川越シェフを直撃した。
「本宅は東京にあるので、行ったり来たりしているような状況ですね」
─現在はどのようなお仕事をされているんですか?
「レストランのアドバイザーや、出身地の宮崎でお菓子など4つの商品のプロデュースをしています。今後はあくまでも裏方としてやっていく予定なので、メディア復帰は考えていません」
「今は家族中心の生活をしている」
─以前はお店も経営されていましたが。
「年内に出店するために動いていますが、そこもアドバイザーとして関わる予定です」
─田舎暮らしの魅力は?
「家庭菜園もしているのですが、自分たちで育てた野菜やお米を毎日食べられることですね。今は家族中心の生活をしているので、子どもの行事は必ず参加するようにしているんです。実は今から子どもの行事があるので……」
と記者に一礼。そして、「せっかく東京から来てくれたのでどうぞ」
と、持っていた袋からシャインマスカットを取り出して記者とカメラマンに渡すと、自宅へ戻っていった。
辛口ではない日々を送っているようだ─。