華麗な衣装を身にまとい、圧巻のステージパフォーマンスでファンを魅了するジャニーズタレント。彼らがステージ映えする理由のひとつに、持ち前のスタイルのよさも挙げられるだろう。
そこで今回は「スタイルがいいと思うジャニーズタレント」についてアンケートを実施。自身もモデルとして活躍する、ファッションコーディネーターの中村康介さんとともに、ランキングの結果を見ていこう。
1位はパリコレデビューを果たした、Snow Manのラウール
堂々の1位に輝いたのは、Snow Manのラウール(19)だ。メンバーいわく「現在、身長が190cmある」というジャニーズ所属タレントの中でもダントツの高身長。今年6月にはジャニーズ初のパリコレデビューを果たすなど、モデルとしても活躍しており、
「高身長、長い美脚、小顔と、すべてが神がかったスタイル」(22歳・岡山県・学生)と、絶賛の声が寄せられた。
「グループで並んだときにも高い身長や長い手脚がひときわ目立ちますね。モデル業界は外国とのハーフの方がとても多く、ラウールさんが日本人離れした抜群のスタイルでパリコレでも活躍しているのは納得です。エキゾチックな表情もランウェイ向きで、ジャニーズだけでなく、日本代表として世界に通用する華がありますね」(中村さん、以下同)
続く2位はKing & Princeの平野紫耀(25)。「腕など身体の筋肉がしっかりしていて、男らしいスタイルのよさ」(30歳・愛知県・専業主婦)、「かわいい顔なのに身体は意外とガッシリしている」(36歳・大阪府・会社員)など、細マッチョな身体つきを評価するコメントが多く挙がった。
「骨格のフレームがしっかりとしていて、逆三角形タイプともいわれるY字形のボディスタイルは昔から人気です。書体でたとえるとガッシリした“ゴシック体のY”ではなく、ややスラッとした“明朝体のY”と表現されるようなボディラインが最近のトレンドで、まさに平野さんは明朝体のYを体現する魅力的なスタイルの持ち主ですね」
若手を抑えて3位にランクインした木村拓哉
若手ジャニーズが多くランクインする中、3位につけたのは木村拓哉(49)だ。「年齢を感じさせない、努力がわかる体形」(56歳・福岡県・パート)、「見た目や生きざまがカッコいいので、スタイルまでよく見える」(48歳・群馬県・会社員)など、「イケメンといえばキムタク」の確固たるイメージを投影したようなコメントが多く並んだ。
「普通は年齢を重ねるほど筋力が低下したり、姿勢が歪んでしまったりして、体形を維持すること自体どんどん難しくなるもの。これだけ長い間活躍されていながら、見た目の印象が変わらないのは、ボディメンテナンスの面でも日々ものすごい努力をされている証なのだと思います」
4位に名前が挙がったのはなにわ男子の道枝駿佑(20)。「長身で脚も細く、とてもきれいなシルエット」(52歳・兵庫県・パート)、「Jr.時代から一気に身長が伸びたけど、かわいらしさは健在」(35歳・東京都・自営業)と、人気もスタイルのよさも急成長中だ。
「筋肉質でガッシリした男らしさとは異なり、線が細く、しなやかなボディラインで、現代的なスタイルの持ち主だなと思います。縦のラインを強調するような“Iライン”のコーディネートが似合う身体つきで、細身のパンツやロングコートなど、どんな衣装も着こなせそうですね」
ドラマ『消えた初恋』(テレビ朝日系)で道枝とW主演を果たし、「美形長身タッグ」と話題を集めたSnow Manの目黒蓮(25)が、続く5位に。「フィットネス誌でも表紙を飾るほどの肉体美」(50歳・三重県・専業主婦)、「男性ファッション誌でレギュラーモデルを務めている」(24歳・千葉県・無職)と、雑誌モデルとしての活躍も票を集めた要因のようだ。
「肩幅がしっかりしていて下半身はスラッと細い、キレイな逆三角形タイプですね。Tシャツ1枚でもキレイなシルエットになりますし、鍛えられた身体つきはシンプルなファッションでもしっかり映えるので、まさに理想的なモデル体形だと思います」
嵐、Sexy Zone、Hey! Say! JUMPメンバーがランクイン
6位は嵐の相葉雅紀(39)。「手脚が長く、スラッとして立ち姿がきれい」(49歳・青森県・無職)、「細身だけど、腹筋が割れている」(29歳・広島県・パート)など、しなやかな身体つきを評価するコメントが多く寄せられた。
「モデル業でも30代を超えると体形が崩れていく人がだんだん出はじめます。いかにプロ意識を高く保っているかがスタイルに如実に表れるものですが、その点、相葉さんは“プロ意識の塊”のようなスタイルですばらしいです」
7位は「雑誌でよく美しい身体を披露してくれている」(42歳・東京都・自営業)、「余計な脂肪が一切ない男性らしい身体つき」(27歳・福岡県・会社員)という、Sexy Zoneの中島健人(28)。
「まさにグループ名を体現するような、色気のある肉体美ですね(笑)。アイドルの方も肌を露出する機会が少なからずあると思いますが、常日頃からボディメイクを続けていくのは相当なプレッシャーを伴うもの。それを続けている意識の高さも、ファンを魅了できる要因でしょうね」
8位は「歩き方までカッコいい」(44歳・岐阜県・パート)、「立っているだけで絵になる」(32歳・兵庫県・自営業)という嵐の松本潤(39)。また、「高身長でモデル×ジャニーズの先駆者」(31歳・北海道・会社員)、「ドラマでのスーツ姿もよく似合っていた」(29歳・新潟県・パート)、とHey! Say! JUMPの中島裕翔(29)も、同票でランクイン。
「姿勢や立ち居振る舞いなど、所作の美しさも広い意味でスタイルのよさに含まれるのだと思います。また、モデル業では服や商品を引き立てるためにあえて自分を抑えるような“引き算の魅せ方”も重要。そういった意味で、自分の魅せ方を熟知していて、自分のスタイルをしっかり持っている松本さんと中島さんに票が集まるのは納得です」
10位には、「50代とは思えないスタイル。毎日1000回腹筋をしているというストイックさもすごい」(48歳・鹿児島県・パート)と、東山紀之(56)が滑り込んだ。
「スーツ姿もまったく崩れが見られず完璧で、本当にさまになっています。スタイルを維持するストイックさも含めて、若い世代から憧れを集めるようなロールモデルとなっているのでしょうね」
見た目の美しさだけでなく、アイドルの内面の魅力もその“スタイル”に表れている。
<取材・文/吉信 武>