《週刊誌の方には感謝しております。少しでも、ひとりでも多くの方に、報道はマイナス的なものであっても、この“参政党”という名前を知ってもらうということに関しては、これは大きな力になりましたので。もう、これはありがとうで(笑)》
10月3日に投稿されたYouTubeチャンネル『参政党【政党DIY】』の動画にて、“週刊誌”に対して感謝の言葉を述べたのは講演家の木村まさ子さん。そう、元SMAPメンバー・木村拓哉の実母だ。
そのまさ子さんと対面するのは、先の参議院議員選挙で1議席を獲得して政党要件を満たし、結成2年目にして政党となった「参政党」事務局長の神谷宗幣(そうへい)参院議員。2人による対談動画の公開は、これで2回目となる。
1回目の動画が配信されたのは、7月10日の参院選投票4日前という大切な時期。参政党にしてみれば“キムタクママ”を登場させることで、選挙前に勢いをつけたい思惑があったのだろう。いわば、まさ子さんは同党に“担がれた”ようにも見えた。
その5日後に、『週刊女性PRIME』が【木村拓哉の母・まさ子さんが“反ワクチン・ノーマスク”で議席獲得の『参政党』応援動画に出演!】とのタイトルで、まさ子さんの動画出演と、神谷議員と参政党が掲げる政策などを記事にしたというわけだ。
中でも政府のワクチン政策に異論を唱えたり、はたまた選挙前の街頭演説が“ノーマスク集会”になっていたりと、まるで“反ワクチン・ノーマスク”を主張するような“色”を出していた参政党。
記事では、芸能ライターが《(参政党から)お願いをされたから(出演しただけ)で“ノーマスク”や“反ワクチン”のことは知らなかったと思いますよ》と、まさ子さんの人となりから分析していたのだが、冒頭の“感謝”の意を聞くと、参政党を理解した上で応援していたようだ。
スピリチュアルや宗教に傾向していない
「いや、申し訳ありません。彼女は“ノーマスク・反ワクチン”の主張も含めて支持を表明していたということですね」とは、その芸能ライターによる弁。
「参政党の件も驚きましたが、まさ子さん自身が“私もスピリチュアルだとか宗教に入っているだとか言われる”と、客観視していることも意外でしたね。全国各地の講演会を通じて、スピリチュアル系アーティストや表現者たちとのコラボで、少なからず誤解される部分はあったと思います。
でも、その言動は全てまさ子さん自身の意思で関わっていた。動画出演も単に誘われたのではなく、参政党に、神谷議員に賛同して“応援表明”をしてみせたということ」
実際に動画では、参政党が掲げる【教育】【食と健康】【国を守る】の3つの政策に共感しつつ、
《この参政党とは、教育一つにしても、食糧、食べ物異いろんなことに関しても、(神谷議員は)いろんな角度からお話しされているじゃないですか。それですごく気づかれる方も多いと思うんですよね。そこが私は地に足をつけたことだと思うんです》
国民にとって有益であることを強調。また翌10月4日に公開された、対談動画の続きでも食育や教育について語り明かした2人。最後に、
動画時間の約9割をしゃべったまさ子さん
《私も微力ながら、あちこちで口から出まかせでお話ししていきたいと思います(笑)。もちろん、参政党さんも、(国民の)みなさんに理解していただけたらありがたいなと思っていますので、お身体に気をつけて、全国各地の党員のみなさまで力を合わせてやっていっていただきたいなと思っています》
参政党にエールを送って対談を終えたまさ子さんだった。
「普段の講演会のように語りかけるような口調で、“ご先祖様”や“御霊”などの言葉を用いて持論を展開していたまさ子さん。実に動画時間の約9割近くを彼女が話す独壇場でしたが、“参政党”の名前が記事になることに期待されているのでしょう。
現在は正式な党員ではなく、あくまでも応援する立場にいるまさ子さんですが、3年後の参院改選、または次期衆院選での出馬も口説かれるのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
冒頭の「週刊誌への感謝」発言の後に、《できることなら、選挙前に(記事配信を)してほしかったですけどね。終わった瞬間に出ましたからね》と苦笑いする神谷議員に対して、《向こうも敵ながら考えているなって(笑)》と思わず本音(?)ものぞかせたまさ子さん。
“敵”ながら、息子・拓哉も気にしているであろう、母の“参政”を見守っていきたい。