「もう芸能界に復帰する予定はないですね」
芸能活動の再開を発表する数日前、俳優・小澤廉は週刊女性PRIMEの直撃取材に対して、ハッキリとそう言っていた――。
キッパリ否定からわずか数日で一転、芸能活動再開へ
《感謝を忘れずに 今度は僕が笑顔と元気を 与えられる側になれるよう まずはできることを 少しずつ始めていきたいと思います》
10月8日、小澤は自身のツイッターを更新。2020年に報じられた交際女性へのDV騒動によって芸能活動を休止していたが、約2年ぶりの活動再開を宣言した。
「大ヒットした舞台『おそ松さん』や『ダイヤのA』などに出演して “2.5次元俳優” として人気を集めていましたが、2020年12月に『文春オンライン』によって、交際していた女性Aさんへの卑劣な暴力や堕胎の強要などが報じられました。当時の所属事務所がこれらを事実と認めて、契約を解除。無期限の活動休止となりました」(スポーツ記者)
しかし、2021年8月、小澤は『週刊女性PRIME』の独占インタビューに応じた。『文春オンライン』に報じられた内容の一部を否定するためだった。
《僕がやっていないことが、あまりにも一方的に、たくさん記事になってしまっている》として、暴力行為や堕胎の強要について反論し、「むしろ自分はAさんの自傷行為を止めていて、彼女の傷の手当てもしていた」「Aさんから暴力を受けたこともあり、金銭の要求もされていた」など、『文春』には報じられていなかった“新事実”を主張した。
ただ、反論直後には『文春オンライン』のインタビューにも応じた小澤だったが、その後は表舞台から完全に姿を消していた。世間からすっかり忘れかけられていた今年9月上旬、週刊女性PRIMEは、こんな情報をキャッチした。
「“文春砲”で契約解除になった事務所とは絶縁になっていますが、その前に所属していた芸能プロダクションに復帰をして、もう一度、芸能活動をしたいようなんです。
彼の誕生日である8月12日にバースデーイベントを開催し、正式に再デビューを果たす予定でしたが、準備の遅れなどからイベントは見送りに。それでも今秋から今冬、遅くとも年内の再デビューを目指して準備を進めています。本人は現在、神奈川県の地元でデビューの準備をしていると聞いています」(舞台関係者)
小澤の地元へ行き、近隣の住人に話を聞くと、彼のことを昔からよく知る人たちはこう話した。
「廉くんはすごく素直で、いい子なんですよ。女性に暴行しているとかいう記事を読んだときはビックリしました。確かに中高生のときはヤンチャでしたが、記事にあったようなことをする子とは思えなくて。
お母さんはしっかりしていて、廉くんを叱る声がよく聞こえてきました(笑)。勉強も頑張って大学に入れたし、当時は彼女を自宅にも連れて来ていました。仲よさそうで、女性を大事にしている感じでしたよ。最近は友だち数人と一緒にいることが多くて、一昨日も見かけました」(近隣に住む女性)
小沢本人に直撃「マスコミは信頼できない」
本当に“復帰計画”があるのか。週刊女性PRIMEは、小澤本人を直撃取材した。9月中旬、愛車で帰宅したところに声をかけると、当初は驚いた様子を見せたが、落ち着いて話してくれた。
――芸能界に復帰するため、準備していると聞いた。
「そんな予定はないです」
すぐさま否定して、冒頭の言葉をハッキリと答えた。
――8月にバースデーイベントを計画したが、準備が間に合わなかった?
「僕の周りの人が動いているようですが、僕自身は、すぐに復帰をするつもりはありません。僕には弁護士がついているから、詳しくは言えませんが……。『文春』のインタビューでは質問にしっかり答えたのに、記事の書き方が相手側に一方的すぎて、本当にショックでした。マスコミは信頼できないから、今後は自分の力でやっていきたいです……」
――近い内に復帰の予定はない?
「はい。予定はないです」
――今後は何をしていく?
「ご存じかと思いますが、神奈川県には米軍基地があります。そこは金網の向こうで、普段は入ることはできません。子どものときから、僕はそのことをすごく疑問に思っていました。“みんな仲よくすればいいのに”って。だから、“世界平和”に関する仕事をしたいってずっと思っていました。詳しくは言えませんが、平和のため、役に立てる仕事をしたいです」
最後まで否定し続けた「芸能界復帰」
――俳優になったのも、平和を訴える作品に出たかったから?
「はい、そうですね」
――それでも復帰の計画は、まだない?
「はい。芸能界に未練がないと言ったらウソになりますが、今はありません」
――最近は、地元の友だちと過ごしている?
「はい。中学の同級生です。いつも一緒というわけではなくて、たまたま一昨日から2泊して、今朝、帰っていきました」
――今は何をして生活している?
「友だちに声をかけてもらって、バイトをしています。こんな僕に声をかけてくれた友だちには、本当に感謝しています」
――『文春』で報じられた女性トラブルは、今でも反省している?
「はい。Aさんの言うことがすべて正しいわけではないですが、やったことに関しては反省しています」
「未練はある」としつつも、芸能界復帰に関しては最後まで否定し続けた。
ところが、いざ蓋を開けてみれば、この直撃取材のわずか数日後、冒頭のツイートで活動再開を発表した小澤。
それから3日後の10月11日には、友人が“マネージャー”として彼の活動内容をアナウンスするために開設したアカウントが、Twitter社から突如“凍結”されるという異常事態が起きている。復帰には賛否両論さまざまな声が上がっているが、これ以上、小澤の発言が“ウソになる”ことはないことを願うばかり……。