《もしかしたら夢なのかな?ってまだ思ってます》
10月10日、大みそかに行われる第73回『紅白歌合戦』の司会が発表された。昨年に引き続き選ばれた大泉洋と桑子真帆アナに加え、橋本環奈が大役に抜擢されたのだった。
「大河や朝ドラへの出演だけでなく、司会の経験もない橋本さんの抜擢に驚く人は多かったはず。定番だった、NHKのドラマ出演者から選出されなかったのは、やはり『ちむどんどん』の不振の影響でしょう」(スポーツ紙記者)
沖縄復帰50周年の今年、この地を題材に描かれた『ちむどんどん』は局の肝いり企画だった。そんな朝ドラで主演した黒島結菜が、年末の『紅白』司会を担うというのがドラマ放送前の既定路線だったはずが、蓋を開けてみればドラマは前代未聞の“酷評”。黒島の司会の可能性は限りなく低くなってしまった。
「それに加え、昨年の『紅白』では『おかえりモネ』と『カムカムエヴリバディ』を積極的に取り上げ、司会の紅組、白組を撤廃してイメージ刷新に挑みましたが、結果的に関東地区の平均世帯視聴率は第2部の過去最低となる34・3%を記録。大みそかの“テレビ離れ”という要因はあるものの、同じ轍は踏めないというのが本音でしょう」(同・スポーツ紙記者)
一方、今年の『紅白』には周年を迎えた大物アーティストたちの出場が噂されており、NHK関係者は、このことが“NHK色が薄い”橋本の司会抜擢にも関係していると話す。
「ビッグネームの方々の出演が叶えば、大河や朝ドラを使った大がかりな演出は不必要だとみているようです。そうなると、今年の司会者に求めるのはNHKのイメージではなく、“知名度”と“華”。“千年に一人の美少女”でブレイクした橋本さんは理想の人選だったのではないでしょうか」
中高年男性と距離感が近くていい
地方アイドル時代に撮られた1枚の写真が話題となり、一躍全国区の存在となった橋本。しかし、最近ではその外見だけでなく内面に魅力を感じるファンも多いようで……。
「お酒好きを公言したり、年の離れた芸能人にも物怖じせずトークしたりと、23歳とは思えない福岡女子らしい肝の据わった姿勢は好感度が高い。特に中高年男性からは“かわいいのに距離感が近くていい”と、世代間の隔たりを感じさせない点も高評価なんです」(前出・スポーツ紙記者)
橋本の“おやじキラー”っぷりにタジタジなのは、相方の大泉も同じ。
「以前、映画で共演した際、共演シーンのなかった橋本さんに偶然現場で居合わすと、大泉さんははしゃいでいたとか。過去2年は、しゃべりすぎる大泉さんを女性司会者が止めるというのが定番でしたが、今回は橋本さんも一緒になってトークで盛り上げてくれることでしょう」(テレビ誌ライター)
大みそか、橋本が日本中に“ばりかわいい”をお届けする。