SixTONES・森本慎太郎

 くりぃむしちゅー・上田晋也(52)と有田哲平(51)がMCのバラエティ『くりぃむナンタラ』(テレビ朝日系)に出演し、過酷ロケに挑戦したSixTONES・森本慎太郎(25)に対するスタッフの振る舞いがファンの反感を買って炎上している。

出演者も気遣うほどイライラ雰囲気の番組スタッフ

 森本は10月9日放送回にゲスト出演。有田、シソンヌ・長谷川忍(44)と共に、大自然の中で絶叫系アトラクションを体験できる秩父ジオグラビティパークにロケで訪れた。

「現地で待っていたティモンディ・高岸宏行さん(30)が、同パークのアトラクションで最も怖いとされている『キャニオンスイング』を案内しました。これは峡谷の川の上で60m弱の高さからバンジーのように垂直に落ちた後、前後に大きくスイングされる落下型ブランコとも言えるアトラクションです。高岸さんは、3人の中で1人が飛ぶことになると説明しました」(TVウォッチャー)

 横殴りでドシャ降りの雨という普段より恐怖が増す状況の中で、有田、長谷川はそれぞれ年齢や妻子持ちであることを理由に「やりません!」と断言。

 それに対し森本は「えっあっ、私は独り身ですし…25歳…」「僕にはお子さんはいないですから…」と答えると、強引に“守るものがない人物”と認定され、高岸から「では森本さん! 誓約書を書きましょう!」とアトラクション体験に際する誓約書の記入を催促された。

「えー-!」と戸惑う森本に対し、高岸は「日が落ちると飛べなくなっちゃうんで、巻きで行きましょう!」とせかし、森本は半ば強制的に『キャニオンスイング』に挑戦することとなった。

 森本はまともに心を整える時間も与えられず、あっという間に飛び降り、前後に振られ、大絶叫。最後はドシャ降りの雨の中で森本が茫然自失になりながらワイヤーに吊るされているシーンで体験は終了。

 有田らの元に戻った森本は「しんどいっすよ! 本当怖いっすよ!」「本当に死んだと思いましたもん!」と恐怖をまだまだ語りたそうだったが、進行役のアナウンサーに「じゃあ次いきましょうか」と遮られ、「え、行くんですね……」と気持ちの整理がつかないようだった。

 放送後、ジャニーズでありながら若手芸人ばりに体を張った森本に対し、ネット上のファンから称賛の声があがる一方、チャレンジしたシーンがあっさりしすぎていると戸惑う声もあった。しかし、この話には続きがある。

公式YouTubeで撮影裏話暴露もすぐに動画を削除

「10月16日に、番組の公式YouTubeチャンネルに『SixTONES森本慎太郎に悲劇‼』と題し投稿された動画で、有田さんが同ロケの裏話を明かしたことで、森本さんのファンが激怒することになりました。

 有田さんは撮影当時の様子を振り返り、ロケの時間が押していたため“ディレクターの中西とかが最初から不機嫌な顔してたから、楽しい空気が全くない”と切り出しました。

 森本さんが“え~なんで僕になるんですか”と言った瞬間、ディレクターが割って入り“巻きでお願いします。時間が無いんで”と険しい顔で言い放った様子を再現。話を聞いた上田さんは“よく森本くん飛んだな! 偉いわ”と讃えていました」

 さらに、有田は現場から離れたところで待機していたため、森本が飛んでいるかもよく分からない状況だったという。それでも遠くから森本の悲鳴が聞こえてきたため、「飛んでる、すげえな~!」と盛り上げようとしたところ、カメラマンとディレクターが「(雨で)カメラ濡れるって。機材がヤバい」とピリピリし始め、撮影が一度中断されたという。

現在は削除されている『SixTONES森本慎太郎に悲劇‼』の一部(1)

 そんな中で、有田らがアトラクションスタッフと談笑している間に挑戦を終えた森本がすぐそこまで戻ってきたため、慌ててカメラを回し始めたというのだ。

 また、森本は挑戦直前も、バラエティー的な撮れ高を気にして、ヘルメットに付いているカメラがズレていることを訴えたが、有田曰く、カメラマンは「もともと雨で映んねぇし。どうせ、レンズも汚れてるしさ。いいんだよ、それで」と思いつつ、「チッうっせえ」と言わんばかりの悪態をつきながらベルトを調整したという。これには上田も「空気のわりぃ現場だな!」と呆れていた。

 この動画が公開されて以降、ファンからは、

《裏話に期待して見たのに内容がかなり酷過ぎて悲しくなった。慎太郎あんなぴりぴりした中でやってたのかー。かわいそうにもほどがある》

《あんなにびしょびしょになって高いところから落とされたのに不憫すぎる……》

《不機嫌で人を動かす奴とかマトモな奴じゃない》

《くりぃむナンタラの裏トーク最悪すぎんか??タレントに誓約書書かせて、天候もどんどん悪くなる中、ずぶ濡れになりながらバンジー飛ばせといて、何なわけ?》

 と番組に対する怒りと森本への同情の声が殺到した。

 そうした空気を察してか、公開翌日に動画は削除されたのだが、

《この時のロケの裏側short動画を削除したのは、後ろめたい気持ちがあるからですか?》

《くりぃむナンタラ、番組終了かDを辞めさせてくれないと被害者もっと増えるよ?》

《内部告発されてそれが一部の人間にとって不都合だからって削除するとかやばすぎ》

 とファンの怒りにさらなる火をつける結果となった。また、批判があったとはいえ、森本の頑張りが伝わる内容だっただけに残してほしかったという声も多くある。

 動画を削除した理由を、テレビ朝日広報部に問い合わせるも、

「制作過程に関しては、従来お答えしておりません」

 との回答であった。

 時間や天候などロケに制約があることは理解できるが、出演者に対し最低限の配慮もないことが露呈してしまった『くりぃむナントカ』。今回は思わぬ形で注目を浴びる形となった森本だが、彼が劣悪な環境で最善を尽くしたことは間違いない。悪天候の中、物言わず高所から飛んだ森本を称賛したい。

 

現在は削除されている『SixTONES森本慎太郎に悲劇‼』の一部(2)

 

現在は削除されている『SixTONES森本慎太郎に悲劇‼』の一部(3)

 

現在は削除されている『SixTONES森本慎太郎に悲劇‼』の一部(4)