趣里

《素敵な朝を届けられるよう、NHK大阪の皆さんとご一緒できる喜びを噛み締めて、精一杯頑張ります!!》

 10月17日、趣里が弾む気持ちを爆発させたような言葉でツイッターを更新。'23年秋放送のNHK朝ドラ『ブギウギ』のヒロインとして出演することを報告した。

両親の名前を出したくなかった

「今回のオーディションの年齢制限は32歳と、趣里さんにとってはギリギリ。“最後のチャンスだと思って挑戦した”と、朝ドラに懸けた思いを吐露していました。4度目となる挑戦で主役を勝ち取り、うれしさは格別でしょう」(テレビ誌ライター)

 趣里は'11年、20歳のときに女優デビューし、'13年の『おとぎ話みたい』で映画初主演を果たす。

「彼女が演じるのは、少しクセがあって個性的な役柄ばかり。'18年に公開された映画『生きてるだけで、愛。』ではうつでひきこもりの女性役。現在公開中の『もっと超越した所へ。』では、ダメ男に惹かれてしまう女性を演じ、存在感を発揮しています」(映画ライター)

 どんな役もこなす演技力が高く評価されている。

「母は元キャンディーズの伊藤蘭さん、父は俳優の水谷豊さんという、言わずと知れた芸能一家。でも、本人はそれを売りにしたくはないようで、“親の名前を出さないこと”をインタビューの条件にしたこともありました。今回、朝ドラのヒロインの座を射止めたことで、その実力を示したといえるでしょう」(スポーツ紙記者)

自宅で台本を読む趣里に両親が

 劇中で彼女が演じるのは花田鈴子。『東京ブギウギ』などのヒット曲で知られる“ブギの女王”笠置シヅ子がモデルだ。

「趣里さんは4歳からクラシックバレエを習っていました。英国留学中のケガでバレリーナの夢は諦めましたが、今もダンスは得意。“歌って踊れる”笠置シヅ子さんは、彼女にピッタリの役でしょう」(前出・テレビ誌ライター)

 幼少期から通っていたバレエ教室では、当時から目立つ存在だったという。

「趣里ちゃんは、小さいころは今ほど痩せていなくて、どちらかというとプクプクしていました。『くるみ割り人形』の公演ではネズミ役でしたからね(笑)。でも、中学2年生くらいになって、周りを気にし始めたんでしょう。スラッとした体形になって、主役に抜擢されていました」(バレエ教室の生徒)

 伊藤と水谷も、テレビとは違う、親としての姿が垣間見える瞬間が。

発表会見後に『ブギウギ』への意気込みを語る趣里(NHK大阪放送局ツイッターより)

「伊藤蘭さんはバレエの発表会のときは、楽屋でかいがいしくみんなのお世話をしてくれていました。水谷豊さんも稽古のお迎えにいつも来ていましたね。“お父さん、家ではソファで寝てるんだよ”とか、そんなプライベートなことまで趣里ちゃんに暴露されちゃってました(笑)」(同・バレエ教室の生徒)

 芝居を始めてからも、家族の絆は深まっていく。

「10年ほど前、趣里さんが自宅で台本を読む練習をしていると、水谷さんと伊藤さんが“何してるの?”と部屋をのぞきにきて、そのまま練習に加わったことがあったそう。気づくと娘はそっちのけで、2人でエキサイトしていたんだとか。趣里さんは“私の練習なのに……”って思ったみたいです」(芸能プロ関係者)

 朝ドラ『ブギウギ』の成功は、親子3人の“台本読み”にかかっている!?

 

 

19日、母・伊藤蘭のラジオに出演した父・水谷豊と木梨憲武(伊藤蘭のインスタグラムより)

 

水谷豊の娘で女優の趣里

 

趣里