「盛り上がっていこうぜー!!」
本高克樹(23)のシャウトに会場が沸く。初の単独ツアーでZeppDiverCityに降り立ったジャニーズJr.の7 MEN 侍。6人のバンド男子が圧倒的なパフォーマンスを超満員の会場で叩きつけた。
「7MEN汁が出て」
オリジナル曲『シャウト』では拡声器を掲げ絶叫する中村嶺亜(25)のオーラに息をのむ。現役音大生・矢花黎(22)のインスト曲『Banana』では6人のプレイヤビリティが炸裂。佐々木大光(20)の力強いドラムと矢花のゴリゴリベース、強靭なリズム隊の上を4人の旋律が疾走する。寡黙系・今野大輝(22)がうつむきぎみにかき鳴らすギターはヒリヒリするほどクール!
さらにダンスパフォーマンスも極上。『オールスター感謝祭』ミニマラソンで優勝した菅田琳寧(24)がアクロバティックな技をキメ、佐々木がダイナミックなダンスで魅了する。
MCでは一転、爆笑トークに。全力投球で前半戦を終え息も絶え絶えで集まると、
菅田「(息を切らしながら)もういい年なのよ(笑)」
中村「あなた、こないだマラソン1位とってたでしょ。体力お化けなんだから」
華麗なる最年長、ワードセンスも冴えまくり。さらに、全員汗だく状態なので、
菅田「7MEN汁が出て」
佐々木「誰のがいちばん浴びたくない?」
全員、「そんなマイナスなこと聞くなよ!」と言いつつ、こっそり今野が「まぁ矢花かな(笑)」。鬼の形相ベーシスト、ふだんは不憫矢花です。Zeppでのライブが昔から夢だった彼はこの日、朝10時からライブ会場があるお台場に来て、ひとりで遊んでいたとか……。
今日のこと一生忘れないよ!
「まだまだ行けるでしょー!!」
中村の絶叫が轟く終盤戦。ツアーTシャツをアレンジした衣装で披露したのは、初オリジナル曲『サムダマ』。今野、中村、菅田(サウスポー)のトリプルギターによるアグレッシブなイントロに、アドレナリン大量放出。♪We Never Give Up! ラストフレーズが高らかに響き渡った。
「俺たちバカだけど、痺愛(ファンの総称)と力を合わせれば、最強のグループになれると信じてます!! これからもどうか力を貸してください! 今日のこと一生忘れないよ!」
と言う中村と6人の「ありがとう!」で本編は幕を閉じた。
アンコールは楽しさ爆発。背後から手で目隠しをする中村にビックリ&ニコッの本高、キュート! 大ラスのボーカルは、男気じゃんけんで佐々木に。矢花がドラム、中村がベースに入る。「東京制覇しちゃうぜ!」と言いつつ、「一緒に歌ってくれ」とメンバーに頼むかわいい最年少。大盛り上がりでフィナーレを飾った。
そして最後は一度引っ込んだところを佐々木が「おい、みんなでやるんだよ!」と呼び戻し、一本締め! 6人の侍、誇り高き魂でさらなる高みへ駆け上がれ!