三谷幸喜が脚本を務める大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の16日放送回から、若手お笑いトリオ『スーパーサイズ・ミー』の西本たけるが、小栗旬演じる北条義時の息子・北条朝(とも)時(とき)役で出演している。
三谷幸喜の趣味とは
「まだ世間での認知度は高くなく、お笑い芸人としてのテレビ出演も少ない彼らですが、西本さんが自身のSNSに投稿している“マッチングアプリに実在した男たち”というネタのシリーズが人気で、Instagramのフォロワーは15万人超えです。それでも、これまでドラマへの出演経験はないので、異例の大抜擢と言えます」（テレビ誌編集者、以下同）
演技初挑戦ながらもSNS上でも好評で、芸人であることを驚く声もある。
「共演の菊地凛子さんからも、現場で演技を褒められたとか。トリオでのコントやSNSに投稿するネタなど、普段の活動で磨かれたものでしょう。クランクアップの際には、主演の小栗さんと坂口健太郎さんから花束を受け取ったそうです」
一体、三谷はどのようにしてこの原石を発見したのか。
「若手芸人のInstagramに投稿されるネタ動画をチェックすることが三谷さんの趣味。その最中に、偶然西本さんを発見したのです」
しかし、三谷の目に留まったのは西本だけではなかったという。
三谷幸喜が評価するコント実力者
「SNSからブレイクする人も多い昨今ですから、Instagramにネタを投稿している芸人はたくさんいます。その中で、三谷さんの目に留まった人たちを集めて、オーディションが行われていたんです」（ドラマ制作関係者、以下同）
その参加者には、10月8日に決勝戦が行われた『キングオブコント』（TBS系）のファイナリストもいたようで……。
「準優勝した『コットン』のきょんさんもオーディションを受けていましたよ。残念ながら落選してしまいましたが……」
とはいえ、三谷はきょんの演技も絶賛している。
「『キングオブコント』直後に放送された『情報7daysニュースキャスター』で、Instagramがおもしろく、女性の演技がうまいとコメントしていました。しかし、今回の『鎌倉殿』の役柄は“クズ息子”。三谷さんが気に入っているのは女性キャラのネタのようなので、イメージが合わなかったのでしょう」
次は女性役のオーディションに参加してみては？
