中村奨成選手(公式インスタグラムより)、坂本勇人選手

 日本シリーズ『東京ヤクルトスワローズ対大阪オリックスバファローズ』の熱戦が繰り広げられる中、またもや『文春オンライン』がプロ野球選手の女性トラブルを報じた。

 10月26日に配信された記事によると、『広島東洋カープ』に所属する中村奨成捕手が、2022年3月にSNSを通じて知り合った30代女性・A子さんと親密な関係になり、新しい生命を授かったのだという。

 ところが、中村選手はA子さんに結婚の意思を見せることなく、《おろすしかないじゃん》などと中絶を要求したというものだった。

 2017年のドラフト1位でカープに入団した中村選手は、同年の夏の甲子園を沸かせた若きスター候補。名門・広陵高校(広島県)の主軸打者として甲子園に出場するとホームランを連発して、決勝戦まで進出して合計6本を記録。

 清原和博氏(大阪・PL学園)が保持していた大会記録を32年ぶりに更新したことで、一躍ドラフトの“目玉”の1人として注目され、『中日ドラゴンズ』との競合の末にカープに入団する。

 同期には、今シーズンで56本のホームランを打って史上最年少の三冠王に輝いた『東京ヤクルトスワローズ』村上宗隆選手。そして高校生の通算本塁打記録を持つ、『北海道日本ハムファイターズ』清宮幸太郎選手ら錚々たる面々がいる。

 経験値を要するキャッチャーということもあるが、入団当初より「将来のカープを背負う選手」と期待されながらも、2022年シーズンも27試合の出場にとどまるなど一軍に定着することもできずにいる中村選手。

 高校時代にしのぎを削ったライバルたちが一軍でバリバリ活躍する中で、期待を受けるプレッシャーと結果が出ない焦りから、A子さんに信じがたい仕打ちをしてしまったということだろうか。

トークショーで「彼女いる」

 ローカル局のスポーツ担当ディレクターによると、「いや、野球は野球で集中していたとは思います」と、決して燻っていたからこその“蛮行”ではないという。

「ドラ1のスター候補生ですから、入団当初から女性ファンが多くモテモテでしたよ。以前、チームメイトの小園海斗選手とトークショーを開いたことがあったんですが、彼女がいることを暴露されていましたし、今回も出会いはSNSナンパでしょう。(カープの二軍本拠地の)由宇球場でも“カープ女子”には積極的にファンサービスをしていたみたいですよ。

 でも、20代の健全な若者ですから彼女もいるでしょうし、時に“ワンナイト”もあるかもしれない。ただ女性をモノのように扱うのはいただけない。坂本選手の件も承知でしょうが、“まさか自分が”という認識だったのでは?」

 同じく“文春砲”によって明るみに出た、『読売ジャイアンツ』坂本勇人選手による20代女性への“中絶要求”トラブル。妊娠させた女性に向かって《おろすならおろすで、やったら早い方がいいやろ?》と要求したというもので、確かに中村選手のケースに似通っているように見える。

 騒動発覚後の巨人軍はというと、“女性側とはすでに示談成立している”ことから坂本選手からの説明や謝罪もなく、また“上司”である原辰徳監督も一件には触れない、実質上のお咎めなしの対応。するとプロ野球ファンを含めた世間から坂本選手、そして巨人に対するバッシングが起きたのだった。

 ところが9月の報道以降、連日にわたって声高に叫ばれた批判の声も、御用メディアが一切取り上げなかったことで時が経つにつれてトーンダウン。一貫してダンマリを決め込んだ坂本選手、巨人軍としては作戦通りといったところか。

中村に処分下れば「不公平」も

「片やカープサイドですが、選手のスキャンダル対応は不慣れと見えます」とは、西日本球団を中心に取材するスポーツライター。というのも、球団は文春取材に対して《中村に確認が取れないので、回答できません》と、本人への事実確認を含めて曖昧な対応に終始したからだ。

「まだ対応を迷っているのかもしれませんが、本当に中村選手に確認して事実であれば謝罪させる、もしくは何らかの処分を下す可能性もあるのかもしれません。そして仮にペナルティーを科せられたとしたら、世論は再びジャイアンツと坂本に“不公平だ”とばかりに矛先を向けるでしょうね。

 まあ、両選手ともに犯罪行為をしたわけでもなく、プライベートにおける男女間のもつれ話であって本人同士で解決すべき問題ではあります。それでもプロ野球選手として、いや社会人として球児たちのお手本にならなければいけないのも事実。今一度、ファンあってのプロ野球であることを示してほしいですね」(同ライター)

 “球界の盟主”のキャプテンとして、坂本選手には若い選手へのお手本を見せてほしい。

 

中村奨成のインスタは投稿がすべて削除されている(10月27日現在)

 

 

現在は削除された中村奨成選手のインスタグラム。野村克也さんとのツーショットも

 

 

その甘いルックスから坂本勇人には女性ファンも多い(読売巨人軍 日本シリーズ優勝パレード2012年)

 

2008年7月、山本モナとの不倫発覚後に頭を丸めて練習参加した二岡智宏