「人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった……。こんな感じか」
10月20日に放送されたドラマ『Silent』(フジテレビ系)第3話で、鈴鹿央士が発したこのひと言に注目が集まっている。
『Silent』がフジテレビ全番組で歴代最高を記録!
「第2話の見逃し配信数が、第1話に続きフジテレビ全番組において歴代最高を記録するなど、さらに注目度が上がっています。川口春奈さん演じる主人公の紬が、目黒蓮さん演じる高校時代の元恋人・想と8年ぶりに再会を果たすものの、その恋人は耳が聞こえなくなっていた……という、切ないラブストーリー。鈴鹿さんは主人公の現在の恋人で、想の親友である湊斗役を演じています」(テレビ誌ライター)
冒頭のセリフは高校時代の回想シーンで、紬と想が恋に落ちていることに気づいた湊斗がつぶやくのだが、どうやらSNS上では「あの作品のオマージュ?」と言われているようで――。
「“ハチクロ”の愛称で人気を博した、羽(う)海野(みの)チカさんによる漫画『ハチミツとクローバー』です。これまでアニメ、映画、ドラマ化もされている大人気作品で、“人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった”というセリフは、主人公が恋をした瞬間に、それを見ていたキャラクターがポツリとつぶやくんです」(同・テレビ誌ライター)
10月6日に放送された第1話では、4人組バンドであるスピッツの楽曲『魔法のコトバ』が流れたが、これも‘06年に公開された“ハチクロ”劇場版の主題歌だ。
こうしたオマージュの数々に“ハチクロ”ファンたちは「鳥肌が止まらない」「アラサーに刺さらないわけがない展開」と大絶賛。しかし、劇中に見られるオマージュは“ハチクロ”だけではないという。
『Silent』の脚本家がスピッツの大ファンだった
「『Silent』の脚本家、生方(うぶかた)美久さんは今年3月にSNSで「スピッツの『楓』みたいなお話書いてるので毎日泣いてます」と、投稿していました。生方さんはスピッツの大ファンで、以前からグループに関した投稿もしていましたし、実際に作中でも主人公が『楓』を聞くシーンがあり、これもまたオマージュであり、ストーリー展開上の伏線なのかもしれませんね」(スポーツ紙記者)
この“匂わせ”に、一部のファンたちは早くも最終回の展開を考察している。
「『楓』のサビの部分に《さよなら 君の声を抱いて歩いていく》という、別れをイメージさせる歌詞があるんです。それに“ハチクロ”の最終回では、主人公は好きだった相手と付き合うことなく、登場人物それぞれが別々の道を選ぶという、切ないながらも感動的な終わり方をしています。この2作品を脚本家が“匂わせ”に使っているとして、どちらもそういった展開ということは、『silent』のラストも合わせてくる可能性がありますよね。
普通の恋愛ドラマであれば、紬と想が結ばれて、湊斗はいわゆる“当て馬”になりそうですが、一筋縄ではいかないような展開を期待してしまいます!」(『silent』ファンの女性)
早くも盛り上がり始めた最終回予想。答え合わせの瞬間が、今から待ちきれない!