加藤紗里に名誉を傷つけられたとして、元キッズ系ユーチューバーの大河内基樹氏が損害賠償を求めていた裁判の判決が出た。10月27日、東京地裁は加藤に110万円の賠償を命じた。
「2020年2月に『AERA.dot』に掲載されたインタビュー記事で、加藤さんは元夫から大河内さんとの不倫を疑われていると明かしていました。さらに加藤さんは、別のユーチューバーの生配信に参加して、お腹にいる子どもの父親は大河内さんだとほのめかした。それらによって大河内さんは名誉を傷つけられたとして、約3000万円の損害賠償を求めた裁判を起こしていました。加藤さんは、大河内さんの主張を否定していましたが……」(スポーツ紙記者)
加藤紗里側「完全勝利」
そもそも、ふたりの出会いは2018年の秋にさかのぼる。そこから紆余曲折あった末、一時は同居していたこともあったが、2021年9月に大河内が加藤を相手取り、東京地裁に提訴していた。
「判決のあった10月27日、加藤さんはインスタグラムのストーリーを更新し、自らの写真に《今日はとっても気分がいい日》というコメントを載せて投稿していますが、どういった意味なのか……」(同・スポーツ紙記者)
それは“110万円など、とるに足らない”というアピールだったとしたら……。
「彼女からすると、裁判に勝利したつもりなのかもしれませんね」
そう呆れながら話すのは、裁判の原告だった大河内氏本人だ。
「判決文が、まだ手元に届いていないので詳細はわからないのですが、加藤に賠償命令が下されたということは、彼女の“不当性”が認められたということでしょうから、ホッとはしています」
と話して、さらに続ける。
「そもそも金額にはこだわっていませんでした。僕がしていない事実無根のことをでっち上げられ、人生をメチャクチャにされました。だから、真実をハッキリさせたいという気持ちだけで、裁判を行っていました。なので、こちらの言い分が認められて本当によかったと思っています。男性を貶めることをステータスにしている彼女の被害者が、これ以上増えないことを願います」(大河内氏)
大河内氏が求めていた賠償額からは、かなり少ない金額になった印象はある。被告である加藤の代理人弁護士に話を聞くと、
「こちらは完全勝利だと思っています。もともとは3245万円を請求されていたんです。それが結局は30分の1しか認められていない。つまり、原告の請求はほとんど認められていないということ。なので、控訴はしません」
加藤がインスタで見せていた余裕の姿は“勝利宣言”ということか。一方で大河内氏としては、
「3000万円という金額は、加藤の影響によってユーチューバーとしての活動ができなくなったことで受けた損害額です。ただ今回の裁判は、当初からそれは別の話であるとされ、名誉を傷つけられたことによる慰謝料について争っていました。慰謝料の相場は、だいたい10万~50万円だと聞いています。それが110万円というのは、加藤の行為の悪質性が認められたのだと、私の弁護士から説明を受けています」
加藤紗里の出演回は削除
そして、その悪質な言動についての説明を続ける。
「裁判でも伝えましたが、いちばん悪質なのは“暴力団がバックについている”などと言って脅してきたことでしょう。過去にスポーツ紙で、10億円を騙し取った詐欺グループの主犯格として有罪判決を受けた男と加藤が一緒にいる姿が撮られており、彼女は直撃取材に交際も認めていました。最近またテレビに出ていましたが、そんな怪しい人間関係を持つ加藤を、テレビ局はよく使うなと思いますね」
と、怒りを滲ませる。
加藤が出演した番組とは、10月12日に放送された人気バラエティー番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)。番組内で、加藤の元カレを名乗る男性が出演していたが、実は放送前に刑事事件で逮捕されていた。
「10月18日に『文春オンライン』が報じたのですが、加藤さんの元カレを名乗る男が、9月に強盗致傷および住居侵入の容疑で逮捕されていたのです。これにより、見逃し配信サイトでは、加藤さんの出演回は削除されています」(前出・スポーツ紙記者)
報道によると、今年9月に暴力団員の男ら3名が、静岡県西部にある50代の男性宅に押し入り、現金230万円を奪ったほか、男性に全治1か月の重傷を負わせたという。
「加藤さんは番組内で“彼氏ではない”と否定していましたが、『文春』では“ふたりは仲がよかった”という証言を報じています。元カレじゃないにせよ、加藤さんは暴力団員と関係がある友人がいるわけで、テレビ局が今後、加藤さんに出演オファーすることは、さすがにもうないのでは」(同・スポーツ紙記者)
裁判に負け、久しぶりのテレビ出演もトラブルになり、今後の芸能活動も前途多難。だが加藤のインスタには、毎晩のように遊びまわっているような写真が並び続ける。
2020年4月に娘を出産し、1児の母でもある加藤だが、行きつく先は――。