テレビ局のアナウンサーは憧れの職業。キー局の入社試験ともなると、とんでもない高倍率の難関だ。
「各局とも採用枠は毎年3名ほど。応募者が殺到しますから、倍率は1000倍以上とも言われます。書類審査を通るだけでも大変ですよ。エントリーシートでは4枚以上の写真添付を求められることもあり、さまざまな角度からのルックスを見られます。見た目がいいだけでは不十分。ウリになる目立つ経歴が必要です。女性だとミスコン出身が多いですね。ミス慶応大学の竹内由恵さん、青山学院準ミスの田中みな実さんなどが有名です」(テレビ誌ライター)
男性アナウンサーの場合、スポーツ経験が有利に
男性アナウンサーだと、スポーツでの活躍が有利に働くことも。‘19年にテレビ朝日にアナウンサーとして入社した布施宏倖アナ(27)もそのひとり。現在はスポーツ中継などで各種で活躍中だが、高校と大学では野球部員として活躍していた。
「布施アナは高校野球の名門校として知られる早稲田実業の硬式野球部出身です。内部進学で早稲田大学に進み、準硬式野球部に所属していました。その経歴を生かし、スポーツ中継で実況を担当することも多いですね」(スポーツ紙記者)
面接では野球経験をアピールして狭き門を突破したのだろう。テレ朝のアナウンサー紹介欄を見ると、趣味はスポーツ観戦となっている。それは当然として、資格として記載されているのが“豆腐マイスター”ってどういうこと?
「部活と就職活動でいつも忙しそうでしたが、ある時から“豆腐マイスター”の資格を取るための勉強を始めました。 “アナウンサー試験のために取得するんだ”と言っていましたね。アナウンサーになるためには、とにかく話題作りが必要みたいで(笑)。“豆腐に興味はないんだけど仕方なくやっている”というようなことは言っていましたね。しばらくすると“豆腐って奥が深いんだぞ”って熱が入ったようでしたが(笑)」(学生時代の友人)
野球経験だけでは弱いと考え、風変わりな資格を取ることにしたらしい。
どうしてもスタバで働きたかった理由
プロフィールにはもう一つ謎の記載が。特技がラテアートだというのだ。
「スターバックスでバイトしていたんですよ。布施さんが入った時期はアルバイトを募集していませんでしたが、“働かせてほしい”って何度も電話があって。粘りと勢いに負けて当時の店長は採用したみたいです。ただ、いざ採用してみると、部活や就職活動で忙しく、バイトどころではなかったみたいですね。
朝のシフトの契約だったのに実際には夜に入りたがることが多く、社員の方が頭を抱えていました。急な欠勤もあったりして、穴埋めするのも一苦労。結局、部活や学業、就職活動とアルバイトの折り合いをつけるのが難しかったようで、1年くらいで辞めてしまいました」(当時のバイト仲間)
ゴリ押ししてでもスタバでバイトしたかったのは、やはり就職に向けての戦略だったらしい。
「お客さんとのコミュニケーションが売りのカフェだったので、何かアピールできるのではないかと考えたようです。ただ、テレ朝のプロフィールに“特技・ラテアート”って書いてあったのは、少しびっくりしました。布施さんが熱心にラテアートをしている姿って、見たことありませんね。そもそもシフトにあまり入っていなかったし、在籍期間も短い。ほとんどの学生が4年間勤めるのが当たり前なのに、彼は1年。短期間に片手間で習得できる特技ではないような気がします」(前出・バイト仲間)
ラテアートが特技というのは、ちょっと盛っているということ!? ただ、スタバでの地域の人々との交流イベントには積極的に参加していたというので、ヤル気は見せていたようだ。
「彼は小学校から早稲田実業に通っていたお坊ちゃん。大学では乃木坂46に夢中でしたよ。学生時代は浮ついた話が全くなかったんですが、それは乃木坂ひとすじだったからでしょう。ほかの女の子には興味なさそうでした。
アナウンサーになって乃木坂46と一緒に仕事をしたいと言っていたのを覚えています。そうしたら、彼の同期として、元乃木坂46の斉藤ちはるさんも同じアナウンサーとして入社したんですよ!彼の推しはいくちゃんこと生田絵梨花さんだったのですが、夢の第一歩を踏み出したと思いましたね」(前出・友人)」
経歴を盛った疑惑はあるけれど、一本気。晴れてアナウンサーになり、乃木坂と共演する夢を叶えた!!