プロ野球・埼玉西武ライオンズの山田遥楓(はるか)選手のトレードが11月2日に発表された。
「北海道日本ハムファイターズの佐藤龍世選手との交換トレードです。山田選手は内野の複数ポジションを守れるユーティリティープレーヤーで高い守備力に定評があり、今季は74試合に出場。大きな声を出してチームを盛り上げるムードメーカーとしての役割も担っていました」(スポーツ紙記者)
誹謗中傷したのは同じチームの妻だった
日本ハムに移籍することになった山田選手。今年9月22日、『週刊文春』に妻がトラブルを起こしていたことを報道されていた。
「記事によると、球界を代表する遊撃手で西武のキャプテンの源田壮(そう)亮(すけ)選手の妻で『乃木坂46』の元メンバー・衛藤美彩さんがインスタグラムで誹謗中傷のメッセージに悩まされていました。
身の危険を感じた夫妻は弁護士を通じて裁判所に情報発信者の開示請求をしたところ、送り主がチームメートの山田選手の妻でした。こうした状況では山田選手が以前と全く同じようにプレーするというのは難しいですし、トレードになるのではないかという話は以前からありました」(同・スポーツ紙記者)
山田選手は8月30日に2軍降格となって以降、1軍に昇格することはできず、8年間在籍したチームを去ることになった。
実はトレード先の日本ハムには、かつて妻が同じチームの選手や妻とトラブルを起こしたと報道された人がいる。
山田を気遣った源田
「昨年の東京五輪で日本代表監督として金メダル獲得に導き、現在は日本ハムのGM(ゼネラルマネージャー)を務める稲葉篤紀さんです。‘20年10月の『週刊文春』の報道によると、日本ハム時代の後輩にあたる複数の選手の夫妻にパワハラとも受けとれることを行っていたそうです」(球界関係者、以下同)
記事よると、稲葉氏の妻は‘17年にFA権を行使し、中日に移籍するか、日本ハムに残留するか悩んでいた大野奨太選手に移籍を妨害するような発言をしたり、稲葉氏も同席していた場で、宮西尚生選手夫妻と大野夫妻をののしったとされている。
「前監督で現在の侍ジャパン監督の栗山英樹さんが退任した後は、稲葉さんが監督の最有力候補とされていましたが、新庄剛志さんが監督に就任。この裏には現在も日本ハムに残っている宮西選手をはじめ、稲葉さんが監督になることに選手たちが反対したことがあるようです」
山田選手の妻のトラブル報道後、源田選手は自身のインスタグラムで《当該選手から野球を奪わないで欲しい》と山田選手を気遣う内容を投稿していた。その願いの通り、チームは移るが、野球を続けることは可能になった。
山田選手はトレード発表当日に球団公式Twitterにて
「また新しい球団でプレーできることになったので、そこで皆さんに頑張りを見せられたらなと思います。8年間応援ありがとうございました」
とファンにメッセージを送った。新天地は稲葉“先輩”のいるチーム。妻のスキャンダルを乗り越えて才能を開花させることはできるだろうか。