《この度、僕たちKing&Princeは5人での活動を終了するという、苦渋の決断をさせて頂きました》
11月4日の深夜、アイドル業界に衝撃が走った。公式サイトでジャニーズの人気グループ、通称“キンプリ”こと『King & Prince』の平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が所属事務所を退所すると発表されたのだ。
今年1月から冠番組がスタートしていた
平野と神宮寺は来年5月に退所し、岸は5月にグループを脱退するものの、退所時期は来年秋になるという。残るメンバーの永瀬廉と高橋海人は事務所に慰留、その後は2人で『King & Prince』として活動を続けるという。
「‘18年にCDデビューしたキンプリは、ジャニーズJr.時代から圧倒的な人気を誇っていた6人を集めたエリートグループです。デビュー曲の『シンデレラガール』はいきなり大ヒットを記録し、その後もリリースした曲すべてが初週30万枚超えを達成。これはジャニーズの先輩である『KinKi Kids』以来、22年ぶりで史上2組目の快挙でした」(スポーツ紙記者)
‘21年には日本テレビ系で生放送された『24時間テレビ44「愛は地球を救う」』でメインパーソナリティーを務めるなど、デビュー3年で国民的グループに成長していた。
「今年1月からは冠番組である『King & Princeる。』(日本テレビ系)のレギュラー放送がスタートしました。グループとしては初となる4大ドームツアー『King & Prince First DOME TOUR 2022 〜Mr.〜』を敢行。現在は平野紫耀さんがテレビドラマの『クロサギ』(TBS系)に主演しており、なぜこのタイミングでの退所発表だったのか……」(同・前)
謎は深まるばかりだが、気になるのは退所する3人の今後。ある芸能プロ関係者は、とある可能性を示唆する。
「元キンプリメンバーである岩橋玄樹くんとの“合流”です。‘18年11月に『パニック障害』の治療のため活動を休止しましたが、昨年3月にジャニーズ事務所から退所しました。その後も芸能活動は続けており、昨年からはソロとしてオフィシャルサイトやファンクラブもオープンさせています。
実は、今回退所を発表した3人、特に平野くんに関しては海外志向が強く、いずれは世界で活動するアーティストを目指している。一方の岩橋くんは現在、Jさんという赤西仁さんや山下智久さんとも交流のある外国人プロデューサーと、海外を意識した仕事を行っているのです」(芸能プロ関係者)
『TravisJapan』が与えた影響
退所する3人は、退所後に伸び伸びと海外にまつわる仕事に勤しんでいる元同僚の姿に刺激を受けたのだろうか。
「岩橋くんは昔からアメリカが好きで、1人でロサンゼルスによく行っていました。プライベートでも外国人の友達が多く、ジャニーズに在籍していた時から、海外で活躍する赤西さんに憧れていたんです。Jさんはカナダで山下さんが出演した映画の撮影に同行しており、岩橋くんも海外現地での仕事も今後増えるでしょうね。そんな彼の近況を聞いた平野くんたちも“世界で勝負したい”と考えるのは自然な流れだったのかもしれません」(同・前)
10月28日に全世界デビューを果たした『TravisJapan』の存在も頭の片隅にあったはず。
「デビューシングル『JUST DANCE』は全世界へ配信されました。TravisJapanは今年3月からロサンゼルスに留学するなど、世界を意識したグループ。海外志向の平野たちにとっては“羨む存在”であり、退所を決断したひとつの要因だったのかも。退所後は個別で活動するとみられる3人ですが、いずれ岩橋くんとコラボしていく可能性は否定できません」(同・前)
先日は滝沢秀明がジャニーズ事務所を電撃退社。今度はキンプリメンバー3人が退所するなど、ジャニーズは今、過渡期を迎えているのだろうか。