木村拓哉は木製の丸イスに座って、伊藤英明は店の床にあぐらをかいて写真撮影をしていた

 11月6日、木村拓哉と伊藤英明が參加した『ぎふ信長まつり』が岐阜市内で行われ、大盛況のうちに幕を閉じた。

「過去最多となる46万人が訪れました。2人が參加した騎馬武者行列に関しては、事前抽選で選ばれた約1万5000人分の観覧エリアを設けたものの、抽選で外れた人も多数訪れたことで、立ち入り禁止にする予定だった反対側の歩道も急きょ開放することに。当選者からは不満の声もあがりましたが、大きな混乱は起きなかったので大成功と言えるでしょう」(地元紙記者)

岐阜城を貸し切りに

 来年1月公開の映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』の撮影現場で、岐阜市出身の伊藤から『ぎふ信長まつり』について聞いた木村が、自ら出演したいと申し出たことで実現したという。

「騎馬武者行列の後に行われたトークイベントでは、木村さんが当初は“サプライズで(パレードを)行ったら面白いんじゃない?”と提案したものの、警備の面から岐阜県警から怒られたという裏話も披露していました。木村さんがノリノリだったこともあり、肖像権にシビアなジャニーズタレントとしては異例の撮影OKの神イベントになりました」(同・地元紙記者)

 今回で2度目の信長役だっただけに思い入れが深いようで、イベントの前日に岐阜入りし、信長ゆかりの地を巡っていた。

信長が天下統一を目指した金華山山頂にある岐阜城を、お昼過ぎに訪れていたようです。周辺には視界を遮るような高層ビルがないため、岐阜市内だけでなく中央アルプスの高峰や名古屋のほうまで見えるんです。そんな絶景に感動したのか、貸し切りにして夜景も楽しんだとトークイベントで語っていましたね」(トークショーを観覧した女性)

撮影OKの裏側

 岐阜城に立ち寄った後は、伊藤が行きつけにしているラーメン店や関市内にある日本刀の製作や販売を行う居合道専門店を訪問しているが、そこでもこんな神対応を。

「ラーメン店と居合道専門店のスタッフとは一緒に記念撮影を行ったほか、ラーメン店では机にサインをする大サービスぶりだったそうです。ジャニーズタレントがプライベートで写真に応じるのはかなり貴重。それだけ木村さんが信長を愛し、信長ゆかりの地である岐阜の人たちに映画を見てほしいという強い思いが感じられます」(スポーツ紙記者)

沿道から見守るファンの呼びかけには、凛々しい表情で応えた木村拓哉

 撮影OKの背景には、ジャニーズ事務所側の変化を指摘する声も。

「タレントの肖像権管理に厳しかったジャニー喜多川さんが亡くなってからは、YouTubeチャンネルやSNSを開設するタレントが増加しました。現在、社長を務める藤島ジュリー景子氏は木村さんより6歳年上ですが、スタッフとして入社した年月で比較すると、ジャニーズ事務所歴は木村さんのほうが長いですからね。ファンサービスは悪いことではないですし、グッズで稼ぐタイプのタレントでもないので、木村さんの意思でやることについては事務所側も許可を出しているということではないでしょうか」(テレビ局関係者)

 主演映画の宣伝にひと役買った『ぎふ信長まつり』。今回の成功で、ジャニーズタレントたちのプライベート撮影が解禁になる日も近づいた!?

 

 

「香楽サイン」伊藤英明とともに訪れたラーメン店の机には、木村拓哉の直筆サインが

 

ぎふ信長まつりのパンフレット(公式ウェブサイトより)

 

木村拓哉らが参加する騎馬武者行列は、信長像が経つ岐阜駅前から延びる金華橋通りで行われた