11月6日に結婚を発表した“ももクロ”こと『ももいろクローバーZ』の高城れに(29)。発表の場となったYouTubeでの生配信『日曜生高城』終了後、結婚相手となる北海道日本ハムファイターズの宇佐見真吾選手(29)とともに、“ツーショット取材”に応じてくれた。
宇佐見真吾選手との出会いのきっかけ
高城「宇佐見さんと初めてお会いしたのは、共通の友人と一緒に“ももクロ”のライブに来てくれたときでした。楽屋にも挨拶に来てくれて、第一印象は“大きいなぁ”でしたね(笑)。
野球選手とはもともと交流があったので、大きい方が多いっていうのも、もちろんわかってはいたんですけど。不意打ちで大きい方が来て、びっくりしました(笑)。あと、“北海道日本ハムファイターズの宇佐見真吾です。よろしくお願いします”ときっちり自己紹介をしてくれて。礼儀正しい方だなとも思いました」
宇佐見にも、高城との初対面について聞くと、
宇佐見「あのときのことは僕も覚えています。挨拶に行ったら、れにさんがたまたま両膝をついて子どもと話していたんですよ。僕も職業柄、子どもにサインを書いたりすることはありますが、片膝をついたりしゃがむことはあっても、さすがに両膝はついたことがなくて。れにさんの優しそうな雰囲気をその瞬間に感じ取って、“いい方だな”と感じたのが第一印象でした」
付き合いを深めていくなかで、その思いはさらに強くなっていった。
宇佐見「家族のことも、メンバーのことも、それこそ仕事で関わった方々のことも、すごく大切にしていると、一緒にいてより感じるようになりました。常に人を大切にする、熱いところが素敵だと思います」
一方で高城は、宇佐見のことを“優しすぎる変わり者”と評する。
高城「ひと言で表すなら、なによりもまず“優しい”がしっくりくるんです。
私に元気がないときもケアをしてくれたり、“こうしたほうがいいんじゃない”と教えてくれたり。私よりも大人な考え方を持っていて、どんなことも“大丈夫だよ、受け止めるよ”って、ちゃんと言葉で伝えてくれる、抱擁力のある人です」
どんな部分が、変わり者なのだろう。
高城「私は急に叫んだりとか、急に怒ってみたりとか、破天荒な部分があって(笑)。それでも宇佐見さんはずっと離れないでいてくれる。あるとき、“なんでこんなにぶっ飛んだやつなのに一緒にいてくれるの?”って聞いたら、“俺、変わり者だから”って答えていたんです。本当に、こんな私と一緒にいられるなら、確かに変わり者だなって思いました。すごく助かってますし、一緒にいて楽しい、もう唯一無二の存在です!」
結婚への意識とプロポーズの瞬間
2年間の交際期間で、結婚を意識したのは今年に入ってからだという。
高城「付き合い始めてから、そんなに頻繁に会ってたわけじゃなかったんです。なので、最初から結婚願望があったというよりも、いろいろな感情を共にしていくなかで、“ここまで素をさらけ出せる人って、この人しかいないな”っていう気持ちになりました。理不尽なことも、散々なわがままも言ったりとかして、知らないうちに家族のような存在になっていて。この人と一緒に生きていきたいなって思うようになりました」
プロポーズの瞬間について聞くと、ふたりは顔を見合わせて笑った。
宇佐見「厳密に言ったら、2回プロポーズしているんですよね。1回目は、今年7月の初めです。お互いの将来について話す時間がありまして。そのときに“俺は結婚したい”と伝えました。2回目は指輪を買って、きちんとプロポーズしました」
高城が笑いながら、そのときの状況を語る。
高城「お互いの職業柄、忙しい間は話を進められなくて。野球のシーズンオフになってから、改めて宇佐見さんのほうから、バラと一緒に指輪の箱をパカッと開けて、“結婚してください”っていう言葉をいただきました。
でも私、いざとなると照れくさくなっちゃって……“ちょっとやだ、やめて!”って、指輪の箱を開けるところを見ないで逃げ回っちゃったんです(笑)。でも最終的には“これからもよろしくね”とお答えしました」
結婚発表の生配信では、宇佐見と電話をつなげて間接的に“共演”する場面もあったが今後、リアルでの共演はあるのだろうか。
高城「現役アイドルのまま結婚っていうのもなかなかない話ですし、やっぱりこうしてみなさんが祝福してくださっているので、機会をいただけるなら、バカップルならぬ“バカ夫婦”を目指して、みんなが微笑ましく思ってもらえるように、誠意を持って、ふたりでどこかに立てたらいいなと思っています」
交際期間中、一度も熱愛報道が出ていないふたり。周囲にバレなかった秘訣は?
高城「交際は、隠していないと言ったら嘘になりますけど、そこまで必死に隠していたわけでもなかったんですよね(笑)。お互いが仕事優先でと考えていた部分があったので、いい大人だし、自覚を持って自分の立場をしっかり考えるように行動していました。
仕事次第では半年会わない時期もありましたし、1か月空いたりすることもざらで。コロナ禍で自分が感染してしまうと、いろいろな方に迷惑をかけてしまうっていうのもお互いあったんです。でも、なかなか会えないなかでもこうして繋がっていられたのは、私にとってすごくうれしいことで。だからこそ、結婚したいって思えたのかもしれないです」
高城&宇佐見の「モノノフ」への決意
今後の目標については、
高城「結婚したから変わったなとか、悪い意味では思われたくないっていうのが1番にあって。“結婚してさらに成長したね”って思われるように、精いっぱいお仕事も頑張っていきたいなと思います。アイドルを続けながら結婚っていう前例があまりないぶん、“アイドル界の革命”じゃないですけど、そういうものを体現できたらいいなと思います。もちろん自分のことだけではなくて、宇佐見さんのサポートもしていけるぐらい、器の大きい人間になりたいです!」
宇佐見も、まっすぐな目で決意表明をする。
宇佐見「今までは自分ひとりのためにしか野球をやってこなかったんです。でも結婚したら、もう自分だけの生活じゃない。れにさんの人生も預かる身として、もっともっと成長していかなきゃいけないと思います。1年でも長く野球をやるのが自分の使命だと思うので、来年からもさらに活躍できるようにしたいです」
そう語る夫を見て、高城は満面の笑みを見せる。
高城「この人ね、人見知りなんですよ。家族への挨拶のときも、本当にひとりでずっと黙っていたんです。少しは話しますけど、基本的にはちょっと引いたところで、みんなへの気配りをやってくれていて。外でこんなにしゃべっているのを初めて見た! 今、めちゃくちゃ頑張ってくれています」
最後にファンへの思いを聞くと、今日一番の笑顔を見せた。
高城「今日配信するにあたって、自分の中でいろいろな葛藤がありました。どう思われるのか、どんな声が返ってくるのか不安もあったんですけど、モノノフさんとの関係性も信頼していて。怖いなという思い半分、大丈夫だという思い半分でご報告させていただいたんですが、本当にたくさんの方々から祝福のコメントやファックスをいただきました。
この活動をしてきてよかったなって思うし、こうして自分の口から報告ができて、モノノフさんがこうして受け入れてくれて。改めてみなさんに、これから成長していく私も見届けていただきたいなと思います」
宇佐見も、高城のファンに向けてこんな決意表明を。
宇佐見「モノノフさんに“こんなやつと結婚したのが間違いだったんだ”って言われないように、どんな状況でも笑顔の絶えないような生活にしたいです。れにさんが胸を張って“幸せです!”って言えるように僕もサポートしていきます。れにさんのファンの方には“絶対安心してください!”と伝えたいですね。れにさんのことを、これからも変わらず応援していただければと思います」
インタビューが終わると、高城は「頑張るぞー!」と宇佐見に声をかけ、ふたりで「エイエイオー!」と声をあげた。これから始まる『everyday れにちゃん』な日々。ますます輝きを増すふたりから目が離せない!