クラウドファンディング(以下、クラファン)で487万円、旅の終盤に投げ銭で100万円を支援してもらい、日本一周企画に挑戦していた13歳のユーチューバーで少年革命家のゆたぼん。11月13日に地元の沖縄県でゴールを迎え、自身のYouTubeで報告していた。
日本一周ゴール報告の動画である異変
「“不登校の子どもたちに元気と勇気を与えたい”とクラファンで資金を集めたにも関わらず、危険なバイク試乗やブランデーをかけたアイスを食べる未成年飲酒疑惑など問題行動を繰り返し、多くの批判が集まる結果となりました」(ネットニュース編集者)
迷惑系ユーチューバー・へずまりゅうなどの支援者たちに見守られ、6月30日に東京タワー下から『ゆたぼんスタディ号』で出発。137日間に渡る旅を終えたが、ゴールを報告する動画にはある異変が……。
「出発式にはゆたぼん親子を熱心に取り上げている『東京スポーツ』が取材に来ていましたが、なぜか沖縄県でのゴールの様子を取材したメディアは、地元の媒体を含めて皆無。日曜日にゴールしたにも関わらず、報告動画では同級生や家族の出迎えもなかったですね。11月6日に“LINE(のメッセージ)を150人くらいに送った!”とツイートしていたので、てっきり派手なゴールシーンがあると思っていたのですが……」(沖縄在住のライター)
ゆたぼんが在籍する中学校に子どもを通わせている保護者は、寂しい結末になってしまった理由についてこのように推測する。
「不登校でほとんど教室に顔を出していないので、彼のゴールを出迎えにいくような友達はいないのではないでしょうか。ネットニュースではよく話題になっていましたが、日本一周中に保護者や子どもたちからゆたぼんに関する話題が出ることはなかったです」
親友?のYouTuber・へずまりゅうと仲良くしている理由
出発を見守った“親友”のへずまりゅうについても、
「ユーチューバーのひろゆかないさんが、11月15日に公開した格闘家・井原涼さんとの対談動画内で、“へずまりゅうは何でゆたぼんと仲よくしているの?”という質問に、井原さんは“(ゆたぼん親子が)記者と仲がよくて、一緒にやっているとニュースで取り上げてもらいやすいからじゃないですか”と回答していました。
クラファンを募る際に応援コメントを寄せた著名人も、脳科学者の茂木健一郎さん以外は日本一周企画の開始後、ゆたぼんに関する意見は発信していませんし、“大人たちに利用されていてかわいそう”という声もありますね」(前出・ネットニュース編集者)
父親の中村幸也氏は、自身のTwitterでアンチに対して皮肉ツイートを連発。炎上を煽る結果になっていることで、ゆたぼんを心配する声もネット上で日に日に増えている。
そこで、ゆたぼんが現在住むエリアを管轄する沖縄県宜野湾市教育委員会に、彼に関する問い合わせが増えているのか聞いてみると、
「日本一周企画以前から、年間を通して心配なさっている方々からのお電話を多くいただいております。ゆたぼんさんに関しては教育委員会と学校で連携を取り、保護者と向き合っていきます」
日本一周企画で学校を長期休学した件は、問題ないのだろうか。
「問題がないか? と言われると難しいところですよね。保護者さんなどそれぞれの考えがありますし、われわれの対応を温かく見守っていただければと思います」(宜野湾市教育委員会)
中村氏はゴール後に、
《この旅でゆたぼんもたくさんのことを学び、大きく成長したと思います。そしてこの経験を生かして、今後もゆたぼんは自分らしく生きていってくれると信じています》
とツイートしていたが、まずやるべきなのは、きちんと中学校に通うことのような気がするけれど……。