King&Princeの平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が、来年のグループ脱退、ジャニーズ事務所退所を発表して約3週間が経過した。多くのティアラ(キンプリファンの愛称)はいまだ混乱しており、キンプリの騒動をめぐってネガティブな発言をした芸能人に猛抗議を行うなど、殺気立った状況が続いている。
ティアラに大激震を与えた、キンプリメンバーの脱退・退所発表。平野らは「海外で挑戦したい」という思いから、この決断を下したそうだが、SNSには、「現実を受け止められない」というティアラの悲痛な声が飛び交うこととなった。
頑張りが伝わったと歓喜するファン
「発表直後から、『平野らは本心から脱退・退所したいわけではなく、事務所に“辞めさせられる”のではないか』と疑念を抱く一部ティアラが、SNS上で“暴走”し始めました。公式モバイルサイト・Johnny's web内の平野さんのブログに、≪悲しいな手放すの 3人では無理 解散してみんなを連れて活動するのが夢でした≫というメッセージが隠されているといった臆測を拡散するなど、いわゆる“陰謀論”に走る過激派ティアラが続出してしまったんです」(芸能ライター)
そんな中、11月9日には、キンプリの11枚目のシングルとなる「ツキヨミ/彩り」が発売に。同シングルで初ミリオンを達成したいと、ティアラは“爆買い”に走ったのだ。
「同シングルは11月15日発表の『オリコン週間シングルランキング』で、自己最高となる初週79.2万枚を売り上げ、第1位を獲得しました。しかし、一部のティアラはほかにも、公式YouTubeチャンネルにアップされているMVの再生数を伸ばそうと、複数のデバイスを駆使して繰り返し閲覧を行うように。
その甲斐あってか、『ツキヨミ』のMVは2300万回超えという驚異の再生回数を記録(11月22日現在)しています。さらに、海外のラジオ番組にキンプリの楽曲をリクエストする活動にも積極的で、実際に米ニューヨークのラジオ番組『Platinum Vibes Radio』で『ichiban』が流れたそうです」(同・前)
一部のティアラがこうした応援活動を行うのは、メンバーに感謝の気持ちを伝えたいのはもちろん、「キンプリが世界で注目を集めれば、平野さんらの脱退・退所を食い止めることができるのではないかと考えているから」(アイドル誌ライター)という。
平野はそんな思惑を知ってか知らずか、11月18日に、自身のブログで海外のラジオ番組にキンプリの曲が流れたことに触れ、ティアラへの感謝の思いを綴った。
「海外ラジオ番組へのリクエストに精を出していたティアラは、『自分たちの頑張りが伝わった』などと歓喜していますが、このブログをきっかけに、脱退・退所阻止の活動がこれまで以上に激化する可能性がある。実際、以前から過激なティアラを白い目で見ていたファンの中にも、そのことを危惧する人は少なくありません」(同・前)
そんな中、キンプリの『第73回紅白歌合戦』出場をめぐって、おぎやはぎ・小木博明と矢作兼の発言がティアラを激怒させてしまう事件が起こった。
「岸君苦しんでる。助けてあげて」
11月17日深夜放送の『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)内で、今年の『紅白』の話題が出た際、矢作がジャニーズ事務所の出場グループを読み上げていたところ、「キンプリ……キンプリ!?」と驚愕。すると小木が「キンプリって、あのキンプリでしょ? キンプリはだって、もういないじゃん。5人」、続けて矢作も「でもちゃんと、ああいうことがあっても選ばれるんだぁ。えー!」と述べたのだが……。
「平野さんら3人がすでに脱退・退所したと事実誤認をしていること、また、≪ああいうことがあっても選ばれる≫という言い方にカチンと来たティアラは多かった様子。SNSにはおぎやはぎに対する怒りの声が上がり、中にはラジオ局に抗議文を送るティアラまで出現したんです」(ウェブメディア編集者)
現在SNS上には、
≪元々あなた方を面白いと思ったことはありませんでしたが、一気に嫌いになりました≫
≪シンプルに頭の悪い人だったとは。残念な人≫
≪あなた方のラジオでの発言により精神的苦痛を負いました≫
≪おぎやはぎって、50年近く生きてて言っていいこととダメなこと分からないの??≫
≪二度と視界に入らないでほしい≫
など、一部ティアラの“ブチギレ”投稿が飛び交っている状況だ。
「キンプリについての発言で炎上したのは、おぎやはぎだけではありません。フリーアナウンサーの青木源太が11月10日、永瀬廉さんが自身のラジオ番組で、メンバーの脱退・退所についての心境を涙ながらに語ったことを受け、Twitterに≪廉くんが苦しみながら悩みながら絞り出した言葉の中に、確かな力と優しさと愛を感じた。守ってくれてありがとう。もちろん海人くんも≫と投稿。平野さんらが辞めた後も、永瀬さんと高橋海人さんの2人でキンプリを継続していくことへの感謝をつづったわけですが、これに一部ティアラが、『辞める3人を悪者扱いにしている』などと噛みついたんです」(同・前)
一方、炎上ではないものの、TOKIOの国分太一が11月6日、Twitterで退所する3人に≪人生生きてたらそりゃ色んなことおきる。寂しいし残念だけど自分で選んだ道ならば全力で応援するよ。そしてこれからも自分の学んだ沢山のことを伝えていくよ≫と惜別の言葉を送ったところ、「3人は事務所に辞めさせられた」と信じているティアラがリプ欄に突撃。≪たぶん、自分で選んだ道じゃないです≫≪本人達の意思でしょうか? 違うなら助けてあげて下さい≫≪岸君苦しんでる。助けてあげて≫と訴える事態が起こっていた。
「突然のグループ分裂にショックを受け、過敏になっているティアラは多いだけに、有名人がキンプリ絡みのコメントをした場合、たちまち炎上したり、『助けて』と縋られる状況はこれからも続くかもしれません」(同・前)
ティアラの心が落ち着くのは、まだ当分先になりそうだ。