自称“少年革命家”の不登校YouTuber・ゆたぼん(13)がたびたび炎上を起こしている。目標であった日本一周を終え、本来ならお祝いムードなのに何故だろうか?
日本一周成功も世間の反応はイマイチ
ゆたぼんは「日本中の人に元気と勇気を届けたい!」と、6月30日にクラウドファンディングで集めた資金487万円をもとに『ゆたぼんスタディ号』で日本一周をスタートさせた。
「日本一周をして、主に不登校児を勇気づけるという目的でしたが、YouTubeで投稿される動画は美味しいものをごちそうになったり、観光したりと遊んでいるように見えました。クラウドファンディングの主旨からもズレて、ネット上では返金を求める署名運動まで起きていました。
旅の終盤では見積もりが甘かったのか資金が底をつき、ゆたぼんが頭を下げ『投げ銭をしてほしい』と“物乞い”まがいのお願い動画も投稿しています。
そんな過程で彼への批判が増えましたが、ゆたぼんは正論も含め自分の意にそぐわない指摘をしてくる人々すべてをアンチと決めつけ、動画やTwitterで煽る行為を続けているように思えます」
11月21日に投稿された『アンチの皆さん、すみませんでした』と題した動画でも、
「署名活動とかわけわからんことして、必死で俺の日本一周を邪魔して中止にさせようとしていたアンチの皆さん、期待に応えることができなくて、ほんまにほんまに……」
と謝るふりをしつつ、「ねえ今どんな気持ち~?どんな気持ち~?」と歌に乗せ、人差し指を突きつけながらおちょくって見せた。
ゆたぼんパパ、アンチを煽るツイートで反感を買う
さらに人々の反感を増幅させているのが、ゆたぼんパパこと中村幸也氏の煽りツイートだろう。特に日本一周を達成以降、
「学校で洗脳された結果このような思考になってしまうんだろうな。そしてやりたくないことをさせられる社畜になって、やりたいことをやって生きてる人間に嫉妬する人間の出来上がり」
「アンチを見てると『学校行っていた成れの果てがアホなアンチになりました』って自己紹介してるようで本当に滑稽です笑」
「ほとんどのアンチが学校に行っていたのに日本語もまともに通じない頭弱いアホばかりですよね」
「思考停止して批判ばかりしてるアホな老害は時代に取り残されていくだけ」
など、煽っていることはあからさま。それがゆたぼんの動画、ツイートと共に連日ネットニュースで取り上げられ、炎上する話題になっていることは確かだ。
しかし、実際ゆたぼんのYouTubeの登録者数は15万人台から伸び悩み、Twitterのフォロワーも7000人台。肝心の動画再生回数も最近は2万台が多い。不登校YouTuberとして注目された頃の動画再生回数300万~500万と比べるとなんとも寂しい数字だ。
再生数の伸び悩みにはネットニュースでの総括が関係している部分もある。
「ゆたぼんやゆたぼんパパの一挙手一投足は逐一ネットニュースでまとめられます。そして数千ものコメントが付くことも珍しくない。ただ、その中でゆたぼんを批判している人も擁護している人も、ネットニュースだけで動向を把握している人が多いようです。
また皮肉なことに、アンチが作成した『ゆたぼん炎上まとめ動画』の方が、ゆたぼん本人の動画より再生数が伸びることもしばしば。ゆたぼんの動向は気になるけれど、実際に動画の視聴をしている人は少ないことが伺えます」
嫌いなYouTuberとして上位にランクインしてしまうほど、悪目立ちしているゆたぼん。彼を取り巻く環境は、“13歳の少年”にとって最良なものなのだろうか。学校では味わえない体験をいくつもしてきた中で、彼が心から笑える毎日を過ごせる日はくるのだろうか。
そんな彼は11月23日の動画で「貯金ぜんぶ使い果たしました」と報告している。