福原遥主演のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』について、不満を訴える視聴者の声が急増している。
朝ドラ第107作目として、10月3日からスタートした『舞いあがれ!』。長崎県を舞台に、ヒロイン・岩倉舞(福原)がさまざまな人々と触れ合いながら、旅客機のパイロットを目指すストーリーだ。
脚本家を名指しで厳しい意見
11月21日からは第8週「いざ、航空学校へ!」がスタート。パイロットになる夢を実現するため、舞が航空学校に通い始める新展開となり、Snow Man・目黒蓮や山崎紘菜らが、ヒロインの同期仲間として登場している。
「21日の放送では、舞がアルバイト中に足をテーブルに引っ掛け、転倒しかけるコミカルなシーンがありました。さらに22日には、航空学校の寮で同室になった矢野倫子(山崎)が毎晩出かけていくことが気になり、舞がこっそり後をつけていくという場面も。視聴者はこうした展開について、『急にドラマの雰囲気が変わった』『舞はキャラ変したの?』などと驚いているんです」(テレビ誌ライター)
同作は、脚本家・桑原亮子氏のオリジナル作品であるものの、嶋田うれ葉氏、佃良太氏も脚本協力として加わっている。視聴者からブーイングを浴びている第8週のクレジットを見ると、桑原氏から嶋田氏に脚本担当が変わったようだ。
「嶋田氏は2020年の朝ドラ『エール』で共同脚本を務めたほか、現在公開中ののん主演映画『天間荘の三姉妹』の脚本も担当。そこそこ実績はあるのですが、桑原氏が脚本を務めていた第7週までの評判がよかっただけに、ネット上には嶋田氏を名指しして、厳しい意見が続出している状況です」(同・前)
ちむどんどんの悲劇がフラッシュバック
23日の放送後に視聴者からは、
《今までの脚本も演出もガン無視、キャラの性格まで変えるって何? 自分のカラーを主張したいなら別の作品でやって》
《航空学校編、せっかく新しい展開なのに全然楽しくない。嶋田さんには悪いけど、早く交代して》
《嶋田うれ葉の脚本はダメだから、桑原さんの脚本に戻るまでは今までの回を再放送してほしい》
《先週までのトーンと違いすぎてしんどい。こんなトンチキな内容を見たいわけじゃない》
といった不満が噴出。
さらに、作品の内容を批判したり、疑問を呈したりする際にTwitter上で用いられる「#舞いあがれ反省会」とのタグを使った投稿も激増。Twitterのトレンドに上がるほどの盛り上がりとなってしまった。
「この『反省会』タグは、前期の朝ドラ『ちむどんどん』放送中に生まれたものです。同作も脚本への苦言が相次ぎ、放送後は毎日『#ちむどんどん反省会』をつけて作品を批判する視聴者が見られました。朝ドラファンの中には、『脚本家が変わった途端、舞いあがれがちむどんどん化した』『ちむどんどんの悲劇がフラッシュバックする』と怯えるような声もあります」(テレビ誌ライター)
視聴者の評価が急落してしまった『舞いあがれ!』。第9週目以降は、「#舞いあがれ反省会」タグが投稿されないと良いのだが……。