かまいたちの山内健司と濱家隆一

 11月23日、お笑いコンビ・かまいたちが自身の公式YouTubeチャンネルに「【開封】かまいたちがポケモンカードを開封して幻の101を狙う!」といったタイトルの動画を公開。しかし一転、翌日に謝罪の言葉とともに動画を削除した。

 ことの発端となった動画は、かまいたちの2人がポケモンカードのパックを開封し、隠しデッキを見つけるという内容だった。今回開封されたポケモンカードは超品薄の人気パック。1つ手に入れるのさえ難しいものが動画内では大量に用意されていた。

 動画内でスタッフが購入方法について「ちょっとだけ値段プラスされて通販で売られてたりとか」と転売購入を自認するような発言を皮切りに「それを買ったってことね」「はい、今回は」とのやりとりが行われた。この発言によりコメント欄やネット上では、

「転売から買うとかありえん!」

「最低!!」

「ポケカに愛ないからできるんだよね…」

 など、“転売”について敏感なポケカファンからの批判が殺到。動画削除へとなったようだ。

「ポケモンカード開封動画は炎上するに決まってるじゃん」

 他にも、

「転売ヤーから買ったポケカ開封までして再生回数稼ぎたかったの?必死感キツいわ……」

「何の思い入れもないのに、ポケモンカード開封動画は炎上するに決まってるじゃん。再生回数ほしいだけでしょ」

「かまいたちファンだけどこれはダメでしょ。再生数欲しいだけなのがバレバレ」

 と、再生回数を増やしたいが為なだけの所業とみる厳しい意見も。

 しかし、そもそも「転売ヤーからポケモンカードを買うのは悪」なのか。今回のかまいたちの騒動を受け、ネット上では「転売屋から買うのが悪みたいな風潮はよくわからない」と言う意見も多々みられた。

 実のところ、転売されたポケモンカードを購入するという行為自体については、今のところ何の罪に問われることもない。しかし近年転売は、レアカードの引き抜きや、「純粋に買いたい人や遊びたい人が買えない」という需要と供給の崩壊を招くとして、問題視されているようだ。

 ライブチケット等の転売に関しては「チケット不正転売禁止法」が施行され、厳しいルールが定められたが、ポケモンカード等については未だ特にルールが明言されていないのが実状である。

 事実、「ポケカ転売は低リスクで大きく稼ぐことができる可能性が高いビジネス」と思っている転売ヤーが多く、買い占めが行われていることから入手困難となっている。

 公式側も生産数を上げたりするなどし、対策を講じてはいるようであるが、未だ解決には至っていないようだ。今後、転売に対してのルールが明言される日は来るであろうか。

 
《レイプされる思われたんかなぁ》かまいたち・山内健司の発言が掘り起こされた(公式ツイッターより)

 

濱家隆一(かまいたち) 公式Twitterより

 

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