「彼にお金を貸している人を知っていますが、“貸したお金は一向に返ってこない”と聞いています」
そう話すのは、かつて田中聖と“連絡”を取り、そして“関係”も持っていた地方在住の会社員・A子さん。
‘17年5月の初めての逮捕から数えて4度目。元『KAT-TUN』の田中聖が逮捕された。
‘21年6月、知人女性に紹介されたライブハウスからライブの出演料が支払われなかったことに腹を立て、紹介した女性に対し「代わりに金を払え」「お前、これ以上なめた対応なら俺もさすがに考えるぞ?」などと脅して、現金約1万円を振り込ませたという。これにより『恐喝の疑い』で逮捕された。3度目の逮捕は’22年6月の『覚せい剤所持』。それからわずか5か月での逮捕となった。
ライブ出演が双方でどのような形で話し合われたのか定かではないが、一般的に考えればライブに出演したのであれば田中は出演料を受け取る権利がある。ただ、出演料を支払うべきは紹介した女性ではなく、ライブハウス側だ。田中は「代わりに金を払え」と女性を脅し1万円を振り込ませたというが、ライブハウス側に対し“正当”に権利を主張しなかったのだろうか。
1万円――。もちろん安い金額ではない。しかし“ジャニーズの人気グループ”の元メンバーの出演料としてはあまりに安いといえる。しかし、その1万円を脅してでも欲するほど田中は困窮しているのだろう。
聖君に総額50万円くらい貸している人も
前出のA子さんは田中の金銭状況を次のように話す。
「私の知人の聖君にお金を貸している人は、総額50万円くらいを貸しているそうです。一括でその金額を貸したのではなく、最初は3万円、そして10万円……という感じで細かい金額から始まって、どんどん借りて積もり積もる感じでそうなったそうです」(A子さん、以下同)
今回の田中の逮捕は『恐喝の疑い』であったが、以前の逮捕はすべて大麻や覚せい剤の所持だ。
「聖君に“そういった話”を持ちかける人が、薬物の逮捕以降より多くなったみたいです。“やめられない”のがわかっているから、話を持ちかけるのでしょうか……」
田中には、KAT-TUN在籍当時から実家のローンなど数千万単位の借金があった。そして脱退後もジャニーズ事務所時代の収入にかかる所得税、そしてグループ脱退の理由にもなった“副業”である飲食店の家賃などの支払いに困っていたという。
グループ脱退後の金欠生活のなかで田中は、“自分”をお金に変えていった。
女の子と行為をしてお金をもらうことも
「女の子と行為をして、お金をもらうことは多かったと聞いています。 “今日ヤレる女いる?”という連絡が、1週間に2~3回きた時期もありました。そしてそういった連絡がくるときはたいていろれつが回っていないというか……。薬が入っている時に連絡してきてたんだと思います」
A子さん自身にも田中からは頻繁に “東京に来い”という連絡をしていたという。
「かなりのS気質で《俺の所有物になる為にお前は産まれてきたんだよ》など高圧的なメッセージが多かった。局部の写真が送られてきたことは1度や2度ではありません」
田中は“自分”を売り続けてきた。まずはジャニーズという“アイドル”として。そして退所後は“ソロ”や“バンド”で。しかし、困窮する生活のなか自身の欲求も満たす形で、自身を売った。
しかし、彼が“商品”にし、金に変えようとしたのは自分自身だけではない。
「ジャニーズの後輩を紹介するという話があったときに、“紹介料として5万円”となりました。結果的には紹介してもらうことはなくなりましたが……」
3度の薬物所持による逮捕。今回は“それ”を手に入れるための恐喝か……。
「私以外の私の周りにも関係のあった子は複数います。私より“濃い”人も。聖君の知り合いの人は“聖が薬を今さらやめることはきっと無理”と話していました。“知り合いなら止めろ”という話かもしれませんが……。でも、言ってやめられるものでもないというか……。今回の逮捕はやめることができず、資金も尽きて、結果1万円でも欲しかったのか。逮捕されたので薬物検査があると思いますが、そこで陽性になるかはわかりませんが」
アイドルとして“夢”を売ってきた田中。ファンが見たかったのは薬物に手を出す姿ではないし、自身を売るような姿ではない。正当な形でお金を得てほしいが……。