YouTubeチャンネルの登録者数は170万人を超え。TikTokでは130万人のフォロワーを抱え、『マツコ会議』(日テレ系)にも出演経験を持つクリエイター集団『Kevin‘s English Room』。ケビン・やま・かけの3人組で、英語とコメディを融合したコンテンツをさまざまな媒体で発信する、人気急上昇中の彼らの現在地とは――。
英語のみの雑談がポッドキャストランキングで上位!
10月末日、都内でポッドキャスト番組『英語で雑談!Kevin‘s English Room Podcast PLUS』の公開収録が行われた。ケビンとやまの2人による同番組は、日本語がほとんど話されないにも関わらず、ポッドキャストランキングでは常に上位にランクインする人気を誇る。今回が初めてとなるポッドキャストの公開収録直後に話を聞いた。
ケビン「応援してくれるみなさんの前でのイベントは今回で2回目なんですが、ポッドキャストの収録としては初めてでしたね。1回目は活動を始めたばかりのころにやって、実はあまりうまくいかなくて(笑)。今回、Amazon Musicとせっかくだしやってみるかって」
やま「僕らは基本的にオンラインでコンテンツを投稿しているので、実際に見たり聞いたりしてくれる人たちの顔を見られるのは、うれしいですね。でも、普段の収録や撮影のときは2人とか3人なので、やっぱりちょっと緊張しましたね」
ケビン「実際にファンの方々を目の前にしてみると、リアクションを即座にもらえるというのが、怖いと同時にうれしいなと」
やま「2人で話していると、自分たちが面白ければそれでいいと思いがちなんですけど、お客さんがいると楽しんでくれているかなとか、このあたりで笑いを入れたほうがいいんじゃないかなとか。そんなことを考えちゃいました」
ポッドキャストでの配信をスタートしたのは‘20年6月のこと。「プレゼント選びのコツを発見してしまったかもしれない」「食べ始めたらやめられないもの」など、身近で日常的な話題を英語で取り扱っている。
各配信サービスでも聴くことができるが、『Amazon Music』では特別コンテンツを追加したスピンオフ版が配信されている。そもそも、ポッドキャストを始めたきっかけは何だったのだろうか。
ポッドキャスト配信を始めたきっかけ
ケビン「TikTokやYouTubeだけでなく、ほかにも何かコンテンツが作れないかということで始めました。英会話なら僕らでもできるし、ポッドキャストを始めるのってコストもあまりかからないので」
やま「ケビンはアメリカ育ちで英語が上手だけど、それまでのコンテンツだと長い尺で英語を話すことが意外となくて。オーディエンスの方々からの要望もけっこう来ていたので、いい場所になるかもねって話はしていました」
ケビン「毎日投稿していますが、収録はまとめて行っていますし、ポッドキャストの編集はほぼしてないです。プライベートな情報を言っちゃったときぐらいしかカットしないし、企画も特に考えていないんですよ。負担だとは感じないし、僕らにとって息抜きになっている部分もあると思います。普通にコミュニケーションを取るだけなので、やまちゃんが今どういう状態なのかを知ることができるし、友達との雑談という意味で満たされているところもあるのかな」
やま「もう本当に、僕らの日常会話をそのままお届けするっていうコンセプトですよね。2年間毎日やってきたので、もう700個くらいエピソードがあるって考えるとたくさん録ってきたなぁと。“最近聴き始めました! 1本目のエピソードから聴いていきます!”ってファンの方からメッセージをいただきましたが、すごいなと(笑)」
ケビン「2周目っていう強者もいますね(笑)」
‘19年11月から活動を開始した『Kevin‘s English Room』。大学時代のアカペラサークルで出会った3人は卒業後、一度は別々の業界に就職して社会人を経験するも、3年目にそろって脱サラ。“新しいことを始めたい”と、まずはカフェの経営を始めたという。
ケビン「もともとクリエイターを目指していたので、カフェで働きながら何か始めたいなと。大学時代には3人で撮った動画を『ニコニコ動画』にアップしていました。そのときもコメディっぽい感じで」
やま「なんかもうわけのわからない、くだらない動画でしたね……今じゃとてもお見せできない(笑)」
ケビン「もう公開してませんよ、探してもないですからね(笑)。勢いで始めたカフェの経営ですが、僕らの収入はそこでの売り上げだけだったので、頑張るしかなかった」
やま「しかもコロナでね。お店の売り上げがほとんどなくなって、ゼロのときもあって……」
ケビン「当時に比べれば、今は金銭的な余裕もありますが、高い買い物はあまりしてないかな……。いい化粧水を買ったくらいですかね。最近、ヒゲ脱毛を始めて肌が荒れ始めたから、ちょっとスキンケアに取り組もうかなと思って」
やま「なんだろうな……(笑)僕らあんまり物欲がないみたいで、高い時計とかいい服とか買いました! みたいな話はないんですよね。強いて言うなら最近引っ越ししたくらいですかね……」
人気クリエイターとなった今でも、活動を始めた当時の“仲よし大学生3人組”のまま。そんなありのままの姿が、多くのファンから愛されている理由の1つでもあるのだろう。
多くのファンから愛されている理由
ケビン「撮影の合間とかでも、僕らけっこう普通にしゃべってるんですよ。ポッドキャストは僕とやまちゃんですが、TikTokは僕とかけちゃんの2人でやってますし、バランスは取れていると思っています。やりたい人、できる人がやるということを追及してこういう形になったので。そもそもビジネスパートナーとして集まったんじゃなくて、最初からサークルの友達スタートだったので、コミュニケーションしやすい側面もあるんだろうなと」
やま「ビジネスでやろうと思ったら、例えば企画を考える担当の人が必要で、会計担当が必要で、みたいなことになってくると思うんですけど、そうじゃないですからね。やれることをみんなで分担してやるっていう」
ケビンはアメリカで生まれ、高校生になるまで現地で育ったネイティブスピーカーなのに対し、ほかの2人は日本育ち。“日本とアメリカの文化の違い”を面白おかしく発信しているが、メンバーそれぞれのバックグラウンドの違いに、彼ら自身が悩むことはあるのだろうか。
やま「考え方のズレを感じることはよくありますけど、それが果たしてアメリカ育ちだからとか、日本育ちだからなのかといわれると、そうとも限らないなと。それぞれのパーソナリティの違いでしかないんだろうなというか。例えば、アメリカ育ちの人がみんなパーティー好きってわけでもないですよね。ケビンは本当にまじめで、きっちりしていますから」
ケビン「ズレがあったときは、話し合いで解決します。どういう形にすれば、お互いが満足した状態で進められるかを探していく感じですね。まあ、でも僕たちはけっこう“本音トーク”が苦手なほうではあるので、すごくディープなことを常に話してるかって言ったら、そんなことなくて」
やま「毎日拳をぶつけ合って語り合うみたいなそういう感じではないですが、日々、お互いへのリスペクトはあると思います」
ケビン「僕は性格的に衝突は好まないタイプなんです。アメリカ人は自分の意見を強く主張するみたいなイメージがあるかもしれませんが……」
やま「ケビンは本当にすごく優しいからね。“そうなんだ、そう思うんだ”っていつも優しく聞いてくれるんですよ(笑)」
群雄割拠のSNS業界で“英語のエンタメ”という独自路線を歩み、確固たる地位を築き上げてきた『Kevin‘s English Room』。等身大で挑み続ける彼らの次なる一手には、期待が高まるばかり!
※Amazon、Amazon Music 及びこれらに関連するすべての商標はAmazon.com,Inc. 又はその関連会社の商標です。
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【ゲスト】
ケビン(英語で雑談!Kevin‘s English Room)
やま(英語で雑談!Kevin‘s English Room)
【出演】
TK(芸能記者)
あっきー(芸能記者)
【パーソナリティ】
八木志芳(ラジオDJ)
【ご意見・ご感想】
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