2020年12月31日から活動休止中の超人気アイドルグループ・嵐。
リーダーの大野智(41)を除いた4人はそれぞれソロとして変わらず活躍中だ。11月には二児のパパとなり、グループの垣根を超えたメンバーで運営するYouTubeチャンネルも好評の二宮和也(39)。そんな二宮は24時間テレビ(日本テレビ系)でも変わらぬ体型を維持しつづけ、嵐時代のイメージのままだ。
その一方で、体重の増減のせいか、顔が丸くなったり、スマートになったりする印象の櫻井翔(40)は映画やMCと相変わらず多忙そうなことが伺える。
また、映画『“それ”がいる森』で迫真の演技を見せていた相葉雅紀(39)と、女優の井上真央と年内入籍の噂も囁かれる松本潤(39)は、二宮と同様に体型はスリムなままだ。しかし、それぞれ1999年のデビュー当初の初々しい姿から、20年以上経った今ではそれなりに円熟味も増し、時に「劣化した?」などとSNSをにぎわすこともある。
とはいえ、今や芸能界は「イケおじ」の時代。アラフォー以降も本領発揮と言える彼らの中で、いちばん若々しく、イケおじへと進化しているのは誰か。
美容整形外科『高須クリニック』の若佐医師に若見えポイントやアンチエイジングのコツを伺いました。
嵐の5人、「イケおじ」へと進化しているのは誰?
――実は『週刊女性PRIME』では以前、「松本さんの肌荒れ問題」を扱ったことがあるのですが、最近では肌荒れよりも少しふっくらしたかなと。相葉さんも一時期少し太ったように見えましたが……。
若佐先生「太ることは、実は肌のハリには悪くないんです。いわゆる、クッションの中身になるので、痩せるほうがシワっぽく、たるんとなります。それよりも気になるのは、現在活動中のメンバーのお口元です」
――口元?
若佐先生「そう、例えば相葉さんは、若い頃からほうれい線が顔に出やすいタイプです。これは口角下制筋という筋肉が強いために口角が下がりやすいことが原因です。
にっこり笑ったとしても、口角が下がりやすく、ほうれい線とマリオネットラインがつながり、長くて深いほうれい線に見えてしまうタイプです」
――口角って、表情クセではなく筋肉のせいもあるんですね
若佐先生「そうなんです。口角を下げる筋肉は広頚筋も関係しています。筋肉の影響で口角横のマリオネットラインから、フェイスラインから首にかけて下に引っ張られて、四角い顔面が形成されていきます。
フェイスラインが今までV字だったのが四角くなっているので、可愛らしいお顔立ちの相葉さんですが、これは少し老けて見える原因になるかも」
――ほうれい線・口角・マリオネットライン! たしかに口元って大事ですね。
若佐先生「口元が若々しいと、お顔の全体の印象が若く見えますから。それと今回40歳前後になった彼らを見て思ったのは、ジャニーズ全般に言えることですが、ニキビ跡のあるメンバーが多いですね。若い頃から忙しく、お化粧や強い照明にさらされ、肌を休める時間がなかったのかもしれません。今からでも毛穴やニキビ跡ケアにチャレンジしてほしいです」
――たしかに、女性でも毛穴がきれいだと肌が清潔に、きれいに見えますね。毛穴やニキビケアでおすすめの施術はありますか?
若佐先生「ニキビ跡にはYouTuberのヒカルさんもやっている、ダーマペンを使った“ヴァンパイアフェイシャル”がオススメです。毛穴にもダーマペンを使ったベルベットスキンがおすすめです」
男性の「老け込み」を改善するには?
――では、40代の男性の肌の「老け込み」を改善するのに最適な施術は?
若佐先生「先程言ったダーマペンを使った治療はもちろん! お肌に直接、細かくヒアルロン酸を打ち込む水光注射で小じわを改善。あとはヒゲ! ヒゲを薄くすると肌が綺麗に見えてかなり若く見えますよ」
――メンズ脱毛が流行してますが、若見えの効果もあるんですね。では、シミやほくろなどの対策は?
若佐先生「シミはM22などのフォトフェイシャルかレーザー、ホクロもレーザーですね。あとは若見えしたいならたるみ! たるみ対策は大事です」
――たしかに、櫻井さんは体重の増減のせいか、少し輪郭がたるんでいるようにも見えますね……。
若佐先生「男女ともに太ったり痩せたりの繰り返しは、皮膚のたるみの原因になるのでなるべく避けたいですね。松本さんのように体型が変わらなくても、やはり誰しも加齢で少したるんでくるものですから」
――松本さんも若い頃に比べて輪郭が変わってきていますか?
若佐先生「相葉さんほどじゃないにせよ、少し輪郭が四角くなってきましたね。頬の横や口角が下がってきたことが原因でしょうか」
――来年は待望の大河なので、ぜひアンチエイジング策をしてほしいです!ところで、松本さんって左側のほうれい線が目立つ気がしますが、いかがでしょうか?
若佐先生「そうですね。笑い方のクセや、お顔がもともと少し左右非対称の印象です。たるみで歪みは目立つので気をつけた方がいいかもしれませんね」
――たるみっていろんなことに影響するんですね。となると、メンバーの中で一番老けている印象に見えるのはたるみが目立つ相葉さんでしょうか?
若佐先生「そうですね。たるみによって若干老けた印象に見えてしまうかもしれません。その次は輪郭のだぶつきが目立つ櫻井さん。一番若々しく見えるのは二宮さんですね」
――若見えメンバーは二宮さんなんですね!
若佐先生「はい。もともと童顔というのもあるし、口元が老け込んでないのが高ポイントです。もしかするとインドア派らしいので、光老化が少なかったのかも!? 肌も一番きれい!」
――やはり日差しはアンチエイジングの敵ですね! となると、男性の若見えポイントは肌質に毛穴やニキビ跡、ヒゲ、シミといったところでしょうか?
若佐先生「あとはやっぱり口角横!女性は輪郭の凹凸が老けにつながると言いましたけど、男性は凹凸があってもそれは男性としては自然ですし、そこまで老けにつながらないものなのですが、男性は口周りと輪郭が四角くなってくるとどうしても、垂れが出てきてしまうので。
しかし、今回はメンバー内でジャッジしただけで、みなさん40代でこのお顔・ビジュアルを保っているというのは、驚異的です!」
肌改善に最良の技術は?
――みんな文句なしにかっこいいですよね。参考までに今後の対策も含め、メンテナンスするなら、どのような方法がありますでしょうか?
若佐先生「輪郭のもたつきが気になるメンバーは、二重顎のところにハイフや、脂肪溶解注射。毛穴やニキビ跡はフラクショナルレーザーとダーマペンを融合させた超進化版の美容機器。“POTENZA(ポテンツァ)”が絶対おすすめ!」
――聞いたことのない名前です! 一体どのような機械なのでしょうか?
若佐先生「銀座高須クリニックにも10月から導入された最新機器なのですが、元々肌の凹凸を改善する効果のあるフラクショナルレーザー(熱によるコラーゲン生成)とダーマペンのいいとこ取りの機械なんです。
ダウンタイムも2・3日少し赤くなる程度です。プラスそこに、例えば幹細胞やacrsという皮膚の炎症を抑える薬剤なども加えたりできるので、一番今進化した治療機器だと思います!」
――ダウンタイムが少ないのは、芸能人の方はもちろん、OLさんなどにもうれしいですね。私も試してみたくなりました! ところで、今の若手タレントさんって韓国勢を含め、カメラアプリのフィルターのせいか、みんな陶器肌のイメージです。これを叶える施術ってあるのでしょうか?
若佐先生「複合技になりますが、美肌治療の王道である光IPLや、マイクロボトックス、ハイブリッドヒアルロン酸、他にビタミンCやグルタチオンなどの美肌系の点滴とかかな」
――今は男女ともに美肌志向が強くなってきてますよね。そういう意味ではアラフォー世代はガン黒ブームがあったり、過渡期の世代かもしれません。
若佐先生「でも嵐のみなさんは、元々かっこいいのもですが、スキンケアなど非常に気を付けてらっしゃると思います。やはり実物も驚くほどすてきと聞きますから。50代になった彼らを見るのも楽しみですね」
――50代の嵐、余裕で俄然人気を誇ってそうですよね
若佐先生「そうですね。それと今回思ったのが、メンバーみんなクマがないんですよね。目周りがとてもきれいです」
――男性も年齢を重ねるとクマは出やすくなりますか?
若佐先生「もちろん出やすいです。木村拓哉さんも一時期目立ってましたし。顔がこけると脂肪も落ちてきて、ボコっと急に出てきたりします。なので無理なダイエットはいろいろな意味で気を付けたいですね」
――女性と違って、男性は太ったからといって若々しく見える訳ではないというのはありますか?
若佐先生「多少骨っぽさがあった方が若々しさがあるように見えるかな。でも、痩せすぎやボディビルダーの方のように体重の極端な増減、過度の日焼け肌になると、逆に老けて見えてします」
――美肌ケアにたるみケア、体型維持が若さの秘訣ってことですね。では、嵐メンバーの中で50代以降、一番イケおじになりそうなのは誰でしょうか?
若佐先生「一番はやっぱり二宮さん。次は松本さんかな。二宮さんはやっぱり顔面に凹凸が少ないのでシワっぽくなりづらい、若々しいイケおじになりそう。
松本さんは適宜メンテナンスをし続けたら、王道のかっこいい系イケおじになりそうです。相葉さんは少し老けてもバラエティーで人気の、城島さん系イケおじに。櫻井さんは今のまま知性派で国民的人気を保てそう。
でも、櫻井さんは顎がちょっと後退してる気もするので、少しヒアルロン酸などで整え、横顔のEラインをきれいにするとめちゃくちゃかっこよくなると思います!」
今回お話を伺ったのは……
若佐文(ワカサ アヤ)先生:
久留米大学医学部卒業、久留米大学病院、久留米大学医療センター、嬉野医療センターに勤務。その後大手美容外科クリニック渋谷院院長を経て、令和4年より銀座高須クリニック勤務。二重整形くま取り等目周りの施術が得意。その人の美しさを最大限引き出すため、丁寧なカウンセリングを行っている。日本美容外科学会会員。