「初めての『金スマ』で、ゲストとして呼ばれて、中居くんとしゃべれるっていって来たのに……詐欺ですよね」
嵐の二宮和也がそんな冗談を飛ばしたのは、12月2日に放送されたTBS系『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』2時間スペシャル。
「体調不良で休養中の中居さんに代わって、もともとは主演映画『ラーゲリより愛を込めて』の宣伝でゲスト出演するはずだった二宮さんが、急きょ代役MCを務めました」(テレビ誌ライター)
11月4日から約1か月間休養する予定だった中居。しかし、二宮が『金スマ』で代役を務めたこの日に、中居は事務所のサイト上で《体力、筋力の回復を図るコンディションまで整いませんでした》として、年内いっぱいの休養延長を発表していた。
そんな先輩のピンチに駆けつけた二宮は、冒頭のようなジョークを交えつつも、見事にMCを完遂。終盤には、こんなサプライズも。
「事前に録っていた中居さんの音声メッセージで代役指名を受けた二宮さんでしたが、収録後スタジオで1人になったところ、再び音声が。実は、これは中居さんからの“生電話”のサプライズ演出で、そこから30分ほどは2人きりのトークが繰り広げられたのです」(同・テレビ誌ライター)
「話せてよかった」と、二宮も安堵の表情を浮かべたが、“電話”はこれまでも幾度となくふたりの絆をつないできた。
二宮に電話マナーを教えた中居
「以前、二宮さんが中居さんと通話した際、要件がすんだので“失礼します”と言って通話を切ったところ、すぐに中居さんから折り返しがかかってきたそう。何かと思って出たら、中居さんは“電話っていうのは先輩が切るまで後輩のほうから切っちゃダメなんだよ”と、ちょっと昭和チックな“マナー”を折り返してまで伝えたそうなんです。でも、二宮さんはそれを教えてくれたことに感謝しているんだとか」(芸能プロ関係者)
なんとも愛のある“ダメ出し”だが、一方でこんな話も。
「2019年に二宮さんが結婚した際、当時の中居さんの電話番号を知人から聞いて、ちゃんと電話で報告をしたそうです。ただ、中居さんは知らない番号だったので出ることはなく、留守電に入っていた“嵐の二宮です”という音声を聞いて、義理堅さに感心したそう。以降2人は、何かあるたびに電話する仲だと聞きます」(同・芸能プロ関係者)
今回の“生電話”も、そんな関係だからこその演出なのか。ジャニーズ事情に詳しい霜田明寛氏はこう語る。
独立後も“ジャニーズファミリー”
「ジャニーズは全体で決められた教育ルールがあるわけではなく、みなさん“先輩の背中を見て学ぶ”。だからこそ中居さんのように、わざわざ直接伝えてくれる先輩はありがたいでしょうね」
今回の代役抜擢にも、納得だという。
「中居さんは、ジャニーズを退所しても後輩との共演がありますし、『金スマ』以外の番組で代役にKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さんを指名しているのを見ると、独立後も認識としては“ジャニーズファミリー”なんだなと。今回、宣伝した映画の主演が二宮さんだったのは渡りに船だったと思います。もし交流のない人がゲストだったら、代役MCを一から探さなければならなかったでしょうし。“二宮さん、あなたがいるじゃないですか”なんていう冗談っぽいやりとりも、信頼して任せることができたからではないでしょうか」
休養中も、愛を込めた電話でつながっているはず!