タレントの“ゆきぽよ”こと木村有希(26)が、11月12日に配信した自身のYouTube『ゆきぽよチャンネル』で浮気のリベンジ方法を告白。その内容が“エグすぎ!”“もはや傷害事件!?”とネット上で話題を呼んでいる。
リベンジ前の心構え
動画制作のスタッフから「もし浮気されたらどうする?」の質問をされ、ゆきぽよは「絶対にタダじゃ済ませない!」と即答し、続けて、
「シャンプーの中に脱毛クリームが鉄板。彼が1週間くらいして“最近頭が痛いんだよ”って言い出して、“浮気したよね、だから脱毛クリーム入れたよ!”ってバラしたの。あとは、赤いパンツを買ってきて“タバスコ”を入れたり……」
と嬉々としてリベンジを披露するゆきぽよ。周囲のスタッフはドン引きのようだったが─。
「状況にもよりますがゆきぽよさんのリベンジ、私はいいと思いますね。ときには過激な復讐をするのもアリ」と支持するのは、心理カウンセラーで自身も泥沼不倫の経験を持つさくらさん。
数々のカウンセリング実績と自らの実体験を踏まえ、リベンジを「踏ん切りのための有効な手段」と定義。交際相手の浮気に悩む人にリベンジ前の心構えについてこう語る。
「浮気されると大半の人は自己肯定感が下がり、ときにトラウマ化してしまうことも。私もそうでした。でもそこで泣き寝入りしてしまってはワリに合わない。自分で自分の敵をとってあげましょう」
世の人々はどんなリベンジで留飲を下げているのか? そこで、全国の男女1200人にアンケートを実施。あなたの「過去イチの浮気リベンジ法は何ですか?」
まずは既婚男女の回答を紹介。「平手打ちと小遣い0円」(52歳・女性・専業主婦)、「家事一切を夫にさせた」(51歳・女性・無職)、「電子レンジが40万円の時代に相談せずに購入」(58歳・女性・パート)、「ずっと欲しかったグランドピアノを買わせた」(48歳・女性・パート)と、夫婦となると、ゆきぽよのような激しさはないものの、確実にダメージを与えられるような仕返しが多い印象。
婚約破棄でもリベンジできる!
さくらさんは「高価なものを買わせる、といったリベンジは遊ぶお金を奪えることにもなりますし、効果的な方法だと思います」と太鼓判。さらに、「リベンジで済む問題ではない」「即離婚」という回答も目立った。
「貯金をすべて自分名義に変えさせた」(55歳・女性・自営業)、「給料の振り込み先を変えて妻が使えないようにした」(66歳・男性・会社員)という手厳しいリベンジも。さくらさんのところにも、徹底的に仕返しをしたという相談者が。
「私のクライアントさんで、浮気が発覚した時点で別居し、夫と浮気相手の双方から慰謝料を取り、さらに別居先のマンションの家賃や子どもの養育費・生活費全般を払わせたケースもあります。浮気した本人は馬車馬のように働かなければならなくなりました。既婚者のリベンジは生半可なレベルでは終わらないことが多いですね」
とさくらさん。その「離婚せず」の決断は、ある意味、より残酷なリベンジなのかもしれない。
一方で、結婚生活が長くなると達観の心境になるのか、「興味がない」(68歳・女性・専業主婦)、「浮気は平気」(61歳・男性・会社員)、「忍耐のみ」(65歳・男性・無職)、「知らないふりをする」(72歳・女性・専業主婦)と、熟年の回答はもはや諦めムード。これには「愛情はなくても人生の伴走者として心地いいという夫婦はいらっしゃいます。干渉しないのが最善だという考えも当然あるでしょう」と、さくらさん。
とことんリベンジをする人もいれば、何事もなかったようにやり過ごす人も。既婚者の男女では話がもつれると離婚や慰謝料という話までに発展するので慎重に事を進めたいもの。ただし、未婚でも婚約関係であれば慰謝料の請求の対象になることもあると、さくらさんは言及する。
「婚約破棄の相場は50万円から100万円くらい。既婚者より低くはなりますが、慰謝料を取ることができればリベンジとしては効果があるといえるでしょう」
独身女性のリベンジは過激で感情を顕わにした回答が多く見られた。
「スマホの電話帳をすべて消した」(40歳・女性・契約社員)、「ガラケー時代に真っ二つに折った」(51歳・女性・会社員)、「彼のスマホから浮気相手に“遊びだった”と嘘のラインを送った」(59歳・女性・無職)
浮気相手と連絡を取れないようにと、まずは携帯からアプローチするという答えが目立った。ほか、肉体的、精神的なダメージを与える制裁も。
「大量のわさび入り青汁を飲ませ、浮気を白状させ、飲み物をぶっかけて別れた」(37歳・女性・会社員)、「浮気相手の女に“こんなクズでよければどうぞお持ち帰りください”と言ってやった」(47歳・女性・無職)などなど、リベンジして爽快感すら伝わってくる意見も。
法的に問題になるリベンジ方法も
さらには「浮気をするたび別れたあとに売れそうな高いものを買わせた」(52歳・女性・会社員)といった百戦錬磨を感じさせる意見も。
「リベンジするなら気の済むまでしてほしい。大切なのは自分の気持ちに正直になることです。自分のことを大切にしてくれない人など、さっさと縁を切りましょう。でないと、自分を大切にしてくれる人との出会いも逃してしまいますよ」
ただ、独身男性のリベンジはというと、「落としたふりをしてスマホの画面を壊した」(54歳・男性・会社員)、「彼女が楽しみにしていたシュークリームを全部食べた」(45歳・男性・会社員)と、女性と比べ何やら微笑ましい。
「リベンジの効果が薄くはなるけれど、別れを考えないならこういう積み重ねもアリかもしれません。もし関係を続けていくなら、相手に傷を負わせるのではなく、自分のストレス解消のためだけにやるということです」(さくらさん、以下同)
リベンジで気をつけたいのが、損害賠償や名誉毀損など法的な問題となりうるケース。浮気の恨みを晴らしてすっきり!というつもりが、思いがけず訴訟に発展─、なんてことも考えられる。
「例えば最近はSNSに証拠写真をアップする事例がありますが、これは訴えられると億単位の損害賠償につながる危険が。相手の会社にバラす、相手の家族にぶちまける、というのも実はグレーゾーンで法的に問題アリ。名誉毀損、侮辱罪になる可能性があります。いずれにせよリベンジの手段は慎重に選んだほうが良いでしょう。たとえ負けなくとも、相手に訴訟を起こされるという事実だけでメンタル的にはキツイですから」
自分自身が傷つかないためにも、「賢くリベンジすることが大切」と話す。そのうえでリベンジを踏ん切りの手段として活用すれば、前向きな明日への足がかりになると助言する。
「怒りから生まれるエネルギーをプラスに変えていきましょう。目標を“けじめをつける”“自己成長に向かう”“今後の自分にプラスの影響を与えること”に設定し、ぜひ自分のメリットになるリベンジを。自分を幸せにするのは自分自身。応援しています」
どんなリベンジでスカッとできるかは人それぞれ。肉体的に、金銭的に、じわじわ精神的に─。愛する人がもし浮気をしたら、あなたはどのリベンジで懲らしめますか?
さくら 泥沼不倫の経験を持つ心理カウンセラー。人生のどん底を経験したからこそ伝えられる真実・男女関係のリアルを、経験者・専門家の視点から語る。恋愛と結婚の情報サイトLoveBookにて執筆(https://lovebook.jp/)
「Freeasy」にて11月21日、18歳以上70歳未満の男女1200人を対象に実施
取材・文/小野寺悦子