安倍昭恵

「立派な写真をありがとうございます。多くの人に見てもらいたい」

 12月1日まで東京タワーで開催された『不屈の政治家 安倍晋三写真展』。11月23日に同会場を訪れた安倍昭恵さんは、夫の雄姿を見て回った後、そう語ったという。

 安倍晋三元首相が凶弾に倒れてから、まもなく5か月。昭恵さんの時計の針は、少しずつ動き始めているようだ。

「10月末には東京の神田で経営してきた居酒屋『UZU』を畳みました。“終の棲家”を求めて山口県に移住するつもりなのでは、とも囁かれています」(全国紙記者)

 そんな昭恵さんが、11月下旬に姿を見せたのは意外な場所だった。

京都の『瑠璃光院』で相川七瀬と

「気温が20度近くまで上がり、穏やかな秋晴れとなった午後、京都の『瑠璃光院』という寺院で昭恵さんを見かけました。同伴していたコーディネーターが庭園の歴史などを説明すると、熱心に耳を傾けながら周囲を見渡していましたね」(居合わせた女性)

 市街地から外れたところにある瑠璃光院は、SNS投稿をきっかけに人気を集め、秋には紅葉の名所として多くの観光客が訪れる場所だ。拝観は完全予約制で、昭恵さんが滞在したのは午後3時ごろ。

6、7人の御一行で来ていて、昭恵さんの隣にはロック歌手の相川七瀬さんの姿が。相川さんは、マスク越しでもすぐわかるほどオーラがあった」(同・居合わせた女性)

相川七瀬

 '95年に『夢見る少女じゃいられない』でデビューし、『恋心』などのヒット曲を世に送り出した相川は、神道や日本神話に精通していることでも知られる。

 昭恵さんとは意外な組み合わせにも思えるが、実は“神社巡り”という共通の趣味を持つ。

「'15年には、昭恵さんが当時取り組んでいたインターネット番組『安倍昭恵の幸せのカタチ』に相川さんがゲスト出演し、神道の魅力について語り合ったことも。

 昭恵さんは、無意識のうちに相川さんと同じ場所を訪れたり、似た体験をすることを取り上げつつ、“神様に動かされている”と振り返っていましたね」(スポーツ紙記者)

「神社に行くと、癒されるような気がして……」

 '19年4月に安倍元首相が主催した『桜を見る会』にも相川は出席している。

「相川さんが神道に目覚めたのは20代前半でした。仕事が忙しくて“燃え尽き症候群”になったとき、奈良県にある春日大社の宮司と出会ったのが転機になったんだとか。

 日本文化や神道を一から学ぶべく、'20年には3児の母でありながら國學院大學神道文化学部に入学。現在は大学3年生で、学内で成績優秀者として表彰を受けるほど勉学に励んでいます」(同・スポーツ紙記者)

 一方の昭恵さんは、神社巡りに目覚めたきっかけについて、前出のインターネット番組でこう語っていた。

主人が総理を最初に辞めた後に、なぜか“日本は神道だ”と思い、神社巡りをするようになったんですよ。ちょっと心が傷ついていたというのもあったんだけど、神社に行くと、癒されるような気がして……

紅葉の名所として知られる京都の『瑠璃光院』の景色を楽しむ昭恵さん(左)と相川(右)

 昭恵さんにとって神社は、傷心を癒す場所ということ。

瑠璃光院に広がる美しい景色にカメラを向ける昭恵さんの表情は、なんだか物悲しく見えましたね」(前出・居合わせた女性)

 残された妻として、夫のいない人生を歩み続ける昭恵さん。気心の知れた“夢見る少女”との京都旅は、心やすらぐ時間になっただろう。

 

紅葉の名所として知られる京都の『瑠璃光院』の景色を楽しむ昭恵さん(左)と相川(右)

 

紅葉の名所として知られる京都の『瑠璃光院』の景色を楽しむ昭恵さん
首相就任前はおでこを出していた安倍明恵氏(2003年)

 

「桜を見る会」でタレントらとニッコリしている安倍明恵さん

 

安倍晋三首相と昭恵夫人