12月3日、4時間生放送された音楽特番『ベストアーティスト2022』(日本テレビ系)にKing&Prince(以下、キンプリ)が出演。同じジャニーズ事務所の先輩で、番組司会を務める嵐・櫻井翔と共演したが、ネット上では一部のティアラ(キンプリファンの愛称)による書き込みが物議を醸してしまった。
キンプリといえば、11月4日にメンバーの岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太が来年グループを脱退し、ジャニーズからも退所すると発表。残るメンバー・永瀬廉と高橋海人の2人でキンプリを継続していくという。
櫻井に対して感謝の声も
同番組内で櫻井は、キンプリについて「このメンバーでの『ベストアーティスト』出演は今夜が最後になる」と紹介。その上で「ステージにかける思い」を尋ねられたリーダー・岸は「とにかく思いっきりパフォーマンスさせていただきます。はい。楽しんでいただけたら嬉しいです」と、コメントしたのだった。
このくだりを受け、ティアラたちは「5人での最後のベストアーティストとかグサッてきた」「翔くんに言われて当たり前だけどその通りだけど、やっぱりキツい」と悲しみ、中には「生歌唱前にわざわざベスアでキンプリ5人最後とかいらないし、みんなわかってる」「ファンの気持ち考えようよ。何年アイドルしてるの?」などと櫻井に八つ当たりしてしまう者も。
このような反応に対し、「一部の人だけって分かってるけど、ティアラさんって厄介やな」「櫻井先輩を批判するのはなぜ? キンプリやティアラに忖度しろと?」「最後なもんは最後だろうが。それに翔くんは台本通り進めてるだけだと思うが」などと櫻井を擁護したり、言葉が過ぎてしまったティアラに反論したりするネットユーザーも少なくなかった。
「ジャニーズであろうとなかろうと、テレビに出演したアイドルグループのメンバーが脱退や卒業などを控えている場合、司会者がそれに触れるケースは珍しくもなんともありません。今回の件も、仮に櫻井さんがスルーして進行していたら、かえって不自然でしたよね。ネット上でも言われているように、櫻井さんは台本やカンペ通りに発言したのかもしれませんし、そうじゃなくても、事前に岸さんと段取りしていた可能性だってあります」(スポーツ紙記者)
ティアラの中にも「『脱退』『退所』の言葉を使わないでいてくれたのはありがたかった」「言葉を選んでくれて優しさを感じました」と、櫻井への感謝を書き込む者がみられたほか、「翔くんが今日、ベスアで『5人で最後』と言ったのは、もちろんカンペもあるかもしれないけど、今後のキンプリが腫れ物扱いされないようにするためじゃないかな」と、彼の気遣いを感じたネットユーザーもいたようだ。
「ほんとやめてくれ暴走ティアラ」
「櫻井さんが在籍する嵐も、2020年末でグループ活動を休止しています。そんな彼だからこそ、キンプリメンバーやファンのことを考えずに発言したわけないでしょう」(同・前)
一方、キンプリの“分裂”発表以降、悲しみに暮れる一部ティアラの間では、岸や平野、神宮寺の脱退&退所の背景に「ジャニーズ側から追い詰められた説」がささやかれており、『ベストアーティスト』に生出演した彼らを見ても、「5人で最後のベスアって言われた瞬間のキンプリちゃんの表情の曇り方」「やっぱり辞めたくないんだなって再認識」「誰も納得できてないんじゃないの」などと勘繰っていた。
さらに、SNS上ではキンプリメンバーに向けて、テレビ生出演時には世界共通のハンドサイン「Signal For Help」を使って“SOSを出してほしい”と呼びかける動きもあったのだが、そのようなティアラの中には、『ベストアーティスト』が始まる前に入った映像で、彼らが「SOSのハンドサインしてる」と感じた者もいたようだ。
「助けを求めるハンドサインは“手のひらを見せた後、親指を曲げ、その親指を閉じ込めるように手を握る”という動作で、親指を曲げた状態は“4”を表す時の形と似ています。今回、キンプリメンバーは櫻井の後ろで手を振ったり、“4”の手を見せたりしていたのですが、これをSOSと捉えるティアラがいた様子。ただ、これは同じティアラからも『4時間生放送の4ですよね!?』『絶対4時間放送の4だよ』『ほんとやめてくれ暴走ティアラ』といった否定や呆れ声が出ていました」(アイドル誌ライター)
なお、同場面では櫻井もマイクを持つ手で“4”を作っているように見えたため、彼がキンプリと一緒に助けを求めていたとは、やはり考え難い。
そんなキンプリは、今月7日放送の『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)や、大みそか放送の『NHK紅白歌合戦』にも出演することが決まっている。これらの番組も“5人では最後”のパフォーマンスとなり、そういった紹介もあるだろう。寂しがるティアラの気持ちもわかるが、八つ当たりのようなネットの書き込みは我慢してほしいものだ。