プロフィギュアスケーターの羽生結弦が、12月7日に28歳の誕生日を迎え、国内外のファンから祝福が寄せられた。
「羽生さんは《たくさんのお祝い、本当にありがとうございました!!!》と公式Twitterで反応。ファンの声が届いていることがわかるのも、プロ転向後にSNSを開設した効果ですよね」(スポーツ紙記者、以下同)
普通は誕生日の羽生が“贈り物”を受け取る側だが……。
「12月5日に行われた、羽生選手の単独アイスショー『プロローグ』の千秋楽で、来年2月26日にアイスストーリー『GIFT』を開催することを発表したのです」
サプライズでの発表だったが、驚きはそれだけではない。
絵本みたいな世界観
「なんと、会場が東京ドームなんです。収容人数は5万5千人ですから、アイスショーとしては前代未聞の規模。東京ドームに氷を張ってリンクを作るのも、史上初です」
それだけに、関係者からは
「制作にはかなりのお金をかけるようです」
という話も聞こえてくる。
では、いったいどんな演出になるのだろうか。スポーツジャーナリストの折山淑美さんは、こう予想する。
「“絵本みたいにしたい”と話していましたが、物語の世界をプロジェクションマッピングを使って作り出すのではないでしょうか。普段から“全方向・全空間”を意識して演技していますから、会場の規模を考えれば、リンクだけでなく、東京ドームの空間全体を使うと思います」
とはいえ、あまりに大きな会場なので、遠い席だと楽しめるか心配……。
「『プロローグ』でもプロジェクションマッピングを使った演出がありましたが、少し離れた席のほうが全体の雰囲気を楽しめました。モニターを活用して細部は映像で見られるようにすれば、むしろ上の席のほうが楽しめるかもしれないですね」(折山さん)
芸能芸能事務所アミューズとの関係性
気になる演出を担当するのは、Perfumeなどのライブ演出を手がける演出振付家のMIKIKOだ。
「『プロローグ』千秋楽で羽生さんは、お世話になった関係者のひとつとして大手芸能事務所・アミューズの名前をあげました。彼女とのつながりも、アミューズによるものなのではないでしょうか」(スポーツライター)
では、今後は個人事務所のteam Siriusではなく、アミューズ所属になるのだろうか。実際、これまでに所属タレントたちは幾度となくラブコールを送っている。
「三浦春馬さんは、'18年の雑誌の取材でその年のMVPに羽生さんを選び、仙台で行われた冬季五輪2連覇のパレードにも行きたがっていました。当時アミューズに所属していた佐藤健さんも、羽生さんに“死ぬまでに会いたい”と'16年に話し、別のインタビューでは、“アミューズに入りませんか?”と勧誘したことも(笑)」(芸能記者)
羽生の所属についてアミューズに聞くと、
「演出を担当するMIKIKO先生とともに『プロローグ』の制作の一部に関わらせていただいていることから、羽生さんが弊社に関して言及してくださっておりますが、羽生さんとの所属契約等はありません」
との回答だった。これからも孤高を貫くみたいだけど、所属タレントたちはゆづを心待ちにしているかも!?
折山淑美 '90年代初頭からフィギュアスケートを取材し、'10年代からは羽生結弦を丹念に追っている。'21年には羽生との共著『羽生結弦 未来をつくる』(集英社)を出版