作詞家・松本隆を直撃するも

 1年の締めくくりといえば、やはり“紅白”。今年のNHK紅白歌合戦には、キンキが出場する。6年ぶり2度目の出場を果たすKinKi Kidsは、'22年がCDデビュー25周年のメモリアルイヤーだった。紅白では『硝子の少年』などを披露するというが、彼らの代表曲の作詞を手掛けたのが松本隆だ。

 昨今の“シティポップ”ブームで再注目されている松本。'21年に作詞活動50周年を迎え、73歳となった今も精力的に活動しているが、'22年8月、ひとりの女性との別れを経験していたことが『週刊女性』の取材によって明らかになった。

(以下は2022年8月30日に配信した記事の再掲載です。年齢は掲載当時のまま)

◆   ◆   ◆

 最近、音楽配信サービスの浸透とともに、1970年代から1980年代に流行した日本の“シティポップ”が世界的に再評価されている。

「都会的な雰囲気を持った音楽で、山下達郎さんや松任谷由実さん、大滝詠一さんなどが有名ですね。大滝さんの『ロング・バケイション』は名盤で、洗練された歌詞も新鮮でした。作詞を手がけていたのは松本隆さんです」(音楽ライター)

 シティポップブームで名を上げた松本はその後、作詞家としての道を歩み、数多くの名曲を世に送り出してきた。

太田裕美さんの『木綿のハンカチーフ』KinKi Kidsのデビュー曲である『硝子の少年』寺尾聰さんの『ルビーの指環』などは誰もが知っているはずです。独自の世界観が幅広い世代に支持され、これまでに2000曲以上の作品を生み出してきました」(同・音楽ライター)

 そんな松本の私生活については謎が多く、ネット上のプロフィールの多くは1度の離婚歴があり、現在は再婚した妻と暮らしているとなっている。しかし、実は数年前に3度目の結婚と離婚を経験していたことがわかった。

「公表していませんが、お相手は京都を中心に活動されている美人書道家の川尾朋子さん。松本さんは2013年ごろから拠点を関西に移していて、2016年の夏に川尾さんから書道のレッスンを受け、ほどなくして結婚したと聞いています」(レコード会社関係者)

二回り以上も離れた美人書道家

 川尾は6歳から書道を学び、国内のみならず海外からの評価も高い新進気鋭の書道家だ。2013年のNHK大河ドラマ『八重の桜』ではオープニング映像で作品が使われ、最近ではファッションブランド『LOEWE』とのコラボが話題に。有名作詞家と書道家という異色のビッグカップルだったが、結婚生活は長くは続かなかった。

ふたりの年齢差は実に28歳。ふた回り以上離れているので心配していましたが、約1年半の結婚生活の末、2019年には離婚されたそうです。川尾さんは仕事で世界を飛び回ることも多く、松本さんもまだまだ現役。夫婦で過ごす時間がなくなり、すれ違いが増えたことが原因のようですね」(同・レコード会社関係者)

 著名人同士の結婚にもかかわらず、公表しなかったのはお互いの意向だったという。

松本さんは世界的にも有名な作詞家ですが、自分が芸能人である、という自覚はないようです。川尾さんもいわゆるタレントではないため、わざわざ世間に発表する必要がないと判断したのでしょう」(同・レコード会社関係者)

 川尾も周囲に結婚したことは打ち明けていたが、相手が松本であることは隠そうとしていた。

「2018年くらいに久しぶりに川尾さんにお会いしたら、左手の薬指に指輪があって。驚いて本人に聞いたら“最近、かなり年上の音楽関係の人と結婚したんです”と打ち明けてくれたんです。当時松本さんと親しくしていたのを知っていたので、“松本さん?”と聞いたらしばらく考えたのちに、複雑な表情で“……そうです”って。でも、有名人の松本さんと結婚したから名前が売れた、と思われたくないのか、親しい人だけにしか話していなかったみたいですよ」(川尾の知人)

 互いに結婚したことを公にはしていなかったが、松本はSNSで“匂わせ”投稿を頻繁に行っていた。

「川尾先生は超絶美人」

 松本が川尾から書道のレッスンを受けたという2016年6月4日には、ツーショット写真を公開。

松本隆

川尾先生は超絶美人で、あの人とあの人を足して2で割った感じ。ぼくのフレーズをさらさらと書いたら、息を飲むほど美しい文字になった

 と記していて、惚れ込んでいる様子が伝わってくる。

 また、2017年8月6日には、友人たちと自宅にて神戸花火大会を鑑賞した際の写真を投稿。前列の中央にふたりが並んで座っているのだが、よく見るとどちらの左手薬指にも光るものが……。

「結婚後、松本さんの投稿には川尾さんが登場する機会が大幅に増えました。書道にもハマったのか、結婚指輪をした手で書き初めをする様子なども公開するように。また、エド・シーランのライブに訪れたことをふたりそろって投稿し、同時期に福岡を訪れていることも投稿していて。ふたりを知る人物からすれば、すぐに勘づくような内容ばかりでした」(松本の知人)

 さらに、2018年4月18日に発売された『白鳥の歌』というCDは、松本が詞を担当し、川尾が題字を揮毫している。夫婦の共作もこっそりと世に送り出されていたのだ。

 そんな仲睦まじい“匂わせ”は徐々に見られなくなり、離婚した2019年を境に、ふたりの左手薬指から指輪が消えたのだった。

両者に結婚と離婚の真相を直撃

 8月下旬、松本との関係について事実関係を確かめるべく、京都府内のアトリエから出てきた川尾を直撃したが、

川尾朋子さん動揺する様子を見せながらも10分ほど応対し、一礼して記者を見送った

「これって、松本さんのところには行かれたんですか?」

「いったいどなたから聞いたんですか?」

 と困惑した表情で記者に逆質問。最終的には、

「すみません……。私からは何も答えられません……」

 と言及を避けた。

 同様に、京都市内の自宅マンションから出てきた松本にも話を聞いたが、

「いっさい、ノーコメント」

 と答えるのみで、取り付く島もない。

 後日、改めて書面で双方に問い合わせたものの、期日までに回答は得られなかった。

 松本は7月に73歳になった。老齢での離婚だが、意気消沈している様子はない。

「古希を過ぎても、相変わらず“女遊び”はしていますよ。“ぼくが女性に触れるとね、その人は必ず運気が上がるんだ”って口説かれて、自宅に誘われた女性もいたみたいです」(前出・松本の知人)

 新たな“指環”の持ち主が見つかる日も遠くない!?

 

 

川尾朋子さんは動揺する様子を見せながらも10分ほど応対し、一礼して記者を見送った

 

作詞家・松本隆とスピード離婚した、書道家の川尾朋子さん。動揺する様子を見せながらも10分ほど応対し、一礼して記者を見送った

 

'16年に松本が投稿した川尾朋子さんとのツーショット。ふたりの親密な様子が伝わってくる(松本隆のインスタグラムより)

 

隣り合って座るふたりの左手にはキラリと光るものが見える(松本隆のインスタグラム、編集部で一部加工)