なにわ男子のデビューにより、昨今より一層活気づく関西ジャニーズJr.界。そのホープとして注目されるのが、「Lil かんさい」だ。2019年に結成された同グループは、YouTube「ジャニーズJr.チャンネル」で、10月末にデビューを果たしたTravis Japanの後枠を任されることとなり、今後、ファンをさらに増やしていくものと見られる。
そんな中、メンバー・西村拓哉らしき人物を執拗に追い掛け回す、自称・ストーカーの“恐怖動画”がTwitter上に流出し、ジャニーズファンの間に波紋を広げている。
≪来んな来んな~≫
関西Jr.の嶋崎斗亜、西村、大西風雅、岡崎彪太郎、當間琉巧の5人からなる『Lil かんさい』は、メンバーの年齢層「18~19歳」というフレッシュなグループである。
「『ニシタク』の愛称で親しまれる西村くんは、運動神経抜群の関西Jr.として、ジャニーズファンの間では知られた存在です。過去には、空手で全国2位、またサッカーもプロチームからお声がかかるほどの実力だったとか。2019年には、『炎の体育会TV』(TBS系)で、KAT-TUN・上田竜也さん率いる『上田ジャニーズ陸上部』のメンバーにも選ばれています」(芸能ライター)
そんな西村と思しき人物が、ストーカー被害に遭っている動画が、現在Twitter上に流出し、大拡散されている。
「おそらくInstagramのストーリーズを5本つなげた動画なのですが、1本目は黒いダウンジャケットを着た男性が駅のホームを歩く姿を、後ろからとらえた映像で、そこには≪「来んな来んな わかったから なにがしたいねん ついてきてどーするん≫≪このとき拓哉と喧嘩して もう目の前に現れへんって約束したから もうストーカーはしません 18歳の拓哉いっぱい追いかけてごめん でも19歳の拓哉とも喋りたいなあ≫という文章が添えられています。この≪来んな来んな~≫というのは、西村くんがストーカーに対して発した言葉なのでしょう」(同・前)
2本目は、男性が電車に乗り込もうとしている様子を映した動画で、≪「写真ってもう消えへんから1回撮ったら、しょーみ広まるから」≫≪あの大好きな拓哉に肩押された思い出ーあーーー彼氏がほしい(は)≫というコメントが掲載されている。おそらく、ストーカーのものであろう、≪なんで?≫という女性のか細い声も聞き取れる。
「3本目は1本目同様、男性が駅のホームを歩く姿を後ろから追っている動画で、≪アイドルとファンじゃなくて アイドルとストーカーの関係なのに 毎回現場で構ってくれるのよくわからんwwwwwwwww≫≪拓哉「ええやんブスなら晒されたら」≫という文言が載っている。女性の≪消して≫という声も聞こえます。
「そこら辺のおばけより怖い」
4本目は、所変わって路上でのワンシーンで、≪拓哉卒業式前日の喧嘩も懐かしいwwwwwww≫≪「お前どこのズラ下げてきとんじゃオイゴラァ」≫≪自担と喧嘩するオタクもうやめたい 純オタなりたいー≫という文章と共に、男性の≪お前どこのズラ下げて~≫という怒声が確認できます」(同・前)
5本目は、男性の首から下をとらえた静止画で、≪自担のスマホに自分の顔面があるのさすがにマズイし 拓哉がそれをヤラ(※ヤラカシ=ストーカー行為を行う迷惑ファン)に広めてるのもだいぶやばい 次拓哉に見つかったら◎◎(※ストーカーの名前)警察行かなあかんからみんなごめんよ≫とある。
2、3本目の内容を踏まえると、「男性はこのストーカー女性を威嚇するために、顔写真を撮影。同様のつきまとい行為をするファンにそれを広めて、“警告”しているのかもしれません」(同・前)という。
この男性は、顔こそはっきり映ってはいないものの、声を聞く限り西村と見られ、Twitter上では、ジャニーズファンから、
≪こちらのために表舞台で笑顔振りまいて頑張ってくれてるのにプライベートまで踏み込んで晒すなよ……可哀想に≫
≪一方的な好意のおしつけは迷惑でしかないしこれはもう犯罪者だろ≫
≪ほんまそこら辺のおばけより怖い≫
など、同情の声や悲鳴が上がっている。
大倉忠義と山田涼介も過去に被害
「西村くんと見られる男性は、明らかにストーカー女性を“拒絶”しています。しかし、動画に添えられた文章を見るに、当の本人は、“私たちは喧嘩するくらいの深い関係”と思い込んでおり、認知の歪みを感じさせますね」(ウェブメディア編集者)
ジャニーズ事務所所属タレントは、こうした過激なファンに対し、これまで何度も“警告”を行ってきた。
「関ジャニ∞の大倉忠義は、2018年11月8日、公式有料サイト・Johnny’s web内のブログで、迷惑なファンの存在を告白。≪今回は賛否あるであろう事をわかった上で書かせていただきます≫と前置きをした上で、一部のルールを守らないファンから、駅や空港で執拗に追い掛け回されていると明かしたんです。
中には、鞄の中にものを入れたり、突然手をつないでくる人もいるとか。大倉は≪ルールを守らない人達による身勝手な行動が精神的につらいです≫≪もう、ストレス以外のなにものでもない≫≪寿命が縮まっているのではないかとも感じる≫などと、心中を吐露しました」(ウェブメディア編集者)
ほかにも、Hey!Say!JUMP・山田涼介は、今年5月28日、同じくJohnny’s webのブログで、映画のキャンペーン中、スタッフが自身のファンに暴力を振るわれているところを目撃したと明かしている。
山田はそのショッキングな出来事に心を痛め、≪僕の身の回りのお仕事をしている方が怪我をしたら僕のせいだと自分は思ってしまいます。僕がいなければこんな事にはならなかった訳ですから≫とまで思い詰めてしまったそうだ。
「今年5月には、ジャニーズJr.グループ『7 MEN 侍』の佐々木大光につきまとい、カッターナイフで脅したとして、17歳の女子高生がストーカー規制法違反と暴力行為法違反の疑いで逮捕される事件もありました。ジャニーズタレントは日々、こうしたストーカーへの恐怖を抱えながら活動を続けています。冷静さを失っている当人たちに伝わるかわかりませんが、ストーカー行為は絶対にやめてほしいです」(同・前)
西村につきまとっていたストーカー女性にも猛省してもらいたいものだが……。