《この度はお騒がせしてしまい申し訳ありません》
お笑いコンビ・TKOの木本武宏を取り巻く多額の“投資トラブル”が報じられたのは、今年7月だった。
「後輩芸人や多くの知人が巻き込まれ、被害は6億円以上とも。騒動を受け、木本さんは出演番組をすべて降板。所属していた松竹芸能も退所しました」(スポーツ紙記者)
詳細が明らかになったのは、8月のこと。木本は個人事務所から声明文を出し、一部週刊誌のインタビューに対応。トラブルは、20代の自称FXトレーダー・A氏への投資と、元芸能関係者のB氏から持ちかけられた不動産投資という、2つの“儲け話”から生じたということが明かされた。
報道によれば、FXへの投資額は1億円以上、不動産投資は5億円。問題の発覚後、木本はA氏側から出された返済計画は「納得のいく内容ではなく、訴訟も視野に入れて交渉中」であるものの、B氏については「徐々に解決の方向が見えてきている」と語っていた。しかし、話はそう簡単ではなかったようで……。
「B氏はこれまでに約1億6000万円を返金したものの、10月ごろに突然連絡が取れなくなった。木本さんは、写真週刊誌の取材で法的手段の検討を明かしました」(同・スポーツ紙記者)
年の瀬が迫る中、解決を報告する会見などはいまだ開かれていない。その後の詳細は闇の中か……と思いきや、『週刊女性』はある情報をキャッチ。
「木本さんにお金を渡していた方々に、弁護士を通して“返済のめどがついた”という書面が届いたそうです。末尾には、“今回の件は口外しないこと”“木本の芸能活動を応援すること”との文章があったと聞きます」(投資元の知人)
珍しい“応援要請”だが、事実であれば、活動復帰は間近なのか。確認のため、事務所に問い合わせると……。
─“返済のめどがついた”という手紙を送った?
「はい。まだ全員とは締結していませんが、解決の方向には向かっています。本当は11月末までに完了したかったのですが、いろいろあって。年内までには解決して、皆さんに発表したいと考えています」
─手紙には“口外しないこと”とあるそうですが。
「そうですね。お互いの契約書のことなので、弁護士からすると基本的には口外しないのが一般的ということなので」
資金の返済に関しては、こんな話も。
「複雑な事案なので、“法的に木本が責任を負わなければいけないのか”というところもあるのですが、木本としては“男気”というか、間に入っていたということもありますし、事実は事実なので」
─“応援すること”という一文もあると。
「皆さんから、“お金を返したら、復帰してくれ”と応援していただいていたので、そういう文言にさせてもらっています。お金を預けていた方が怒っているとか、木本に対して裁判を起こされたということはいっさいありません。だいぶ穏便というか、温かくしていただきました」
あくまでも、円満解決に向かっているという。トラブル被害者の元についに届けられた希望の“手紙”。“完全決着”の時は近いか。