《ギャンブル=悪いみたいなイメージってあるけど、そういうのとは違うかな。別にそれで借金してるわけじゃないし、ほどほどに、のめり込みすぎずに楽しんでる感じ》
藤田ニコルがファッション誌『ViVi』'23年1月号でパチンコ愛を語り、話題になっている。
「藤田さんは昨年の年末年始にパチンコ好きの母親と一緒に行ったと語っているので、パチンコ歴はまだ浅いですね。
しかしABEMA『チャンスの時間』の『パチフェッショナル』という密着企画では、打つ際の願掛け行動などを熱弁していて、司会を務めるギャンブル好きの千鳥・大悟さんも藤田さんのパチンコ愛に感心していました」(ネットニュース編集者)
指原莉乃は“ボート”にハマって
藤田の冒頭の発言のように、かつては悪いイメージがあったものの、ここ最近ギャンブル好きを公言する女性タレントが増加している。
「指原莉乃さんも友人の影響で最近ボートレースにハマったみたいですね。プロデュースするアイドルグループ『=LOVE』のYouTubeチャンネルで、ボート好きの父親を持つメンバーとボートに賭ける企画に挑戦したり、テレビ番組の収録の合間には、ボート好き芸人と盛り上がっていることもありますよ」(制作会社関係者)
「ミス・ユニバース・ジャパン2011」で3位に入賞経験のある田中道子は、クールビューティーなルックスからは想像できないほど、ギャンブルを愛する“ガチ勢”だ。
「静岡県浜松市出身でボートレース場やオートレース場が近くにあることから、知人に現役のボートレーサーなどがいることもギャンブルに目覚めた理由みたいですね。ドラマの待ち時間にパチンコを打ちに行くこともあるそうです(笑)」(テレビ局関係者)
タレントだけでなく、公営ギャンブルやパチンコに夢中になる女性は増加している。
売れっ子タレントの貴重な息抜き
「競艇は'10年度からボートレースに名称を変更。それに伴い、大御所タレントが出ていたCMに、渡辺直美さん、田中圭さんといった若い世代に人気の俳優を起用し、イメージアップ戦略を続けてきました。若い世代はスマホゲームのガチャに課金することも珍しくないため、ギャンブルにもあまり抵抗感はない印象です」(広告代理店関係者)
パチンコ業界に詳しいフリーライターの藤井夏樹さんは、ギャンブル業界のメディア展開も関係していると指摘する。
「YouTubeやABEMAなどのメディアでは、パチンコや公営ギャンブルの番組が増加しており、タレントを起用するケースも少なくない。今までギャンブルに縁がなかった若い女性タレントも仕事を通じて触れたり、タレント仲間が出ていることで見る機会が増え、魅力にハマる人が増加しているのでしょう」
売れっ子タレントたちにとっては、貴重な息抜き方法でもあるようだ。
「コロナ禍で飲み会も控えるように言われていたり、行動が制限されていますからね。パチンコであれば空き時間に1人でフラッと行くこともできるし、公営ギャンブルならスマホで購入も視聴もできますから。今はギャンブルが好きと公言してもスポンサーなどに敬遠されませんし、成人していて趣味の範疇で楽しむのであれば、公認している事務所のほうが多いと思いますよ」(芸能プロ関係者)
新型コロナの感染状況が落ち着けば、全国のギャンブル場で“カケジョ”たちを目撃する機会が増えるかも!?
藤井夏樹(ふじい・なつき)……フリーライター。パチンコ専門誌の編集を経て、独立。『マネーポスト』などウェブメディアを中心に活動中