来年5月に脱退メンバーが出る『King&Prince』

 来年3月3日の公開が予定されている『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の主題歌に、NiziUの「Paradise」が起用された。

 同映画に関しては今年11月4日、King&Prince(以下、キンプリ)の永瀬廉がゲスト声優を務めることも発表されていたとあって、ネット上には「『ドラえもん』の主題歌、勝手にキンプリだと思ってた」とショックを受けているファンも。さらには「もうシングル出さないのかな」という不安まで広がっている状況だ。

『ドラえもん』主題歌にキンプリファンが反応

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』で永瀬がゲストキャラクター・ソーニャの声優を担当するという情報が解禁された日、同ニュースにファンが喜んでいた中で、キンプリはグループの“分裂”を発表。メンバーの岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太が来年キンプリおよびジャニーズ事務所から離れ、永瀬は高橋海人とともに事務所に残ってキンプリを継続させるという。

「この衝撃発表以降、キンプリファンは悲しみと不安に包まれてしまっています。岸ら3人は来年5月22日をもってグループを抜けますが、それまでに卒業コンサート的なものが開催されるのか、どうか、今のところは何の発表もありません。多くのファンは、現在の5人での仕事が、あとどのくらいあるのかを気にしている様子です」(音楽誌ライター)

 そんな中、今月18日に行われたNiziUの初ドーム公演『NiziU Live with U 2022 “Burn it Up”』内で、新曲「Paradise」が『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の主題歌に決定したと発表。

 その後、各メディアでもニュース化されているが、一部キンプリファンは「『ドラえもん』の主題歌がキンプリじゃないの、本当にショック」「キンプリの主題歌がよかったな」「NiziUも好きだけど、キンプリじゃないんだってガッカリしてしまった」と落胆している。

SMAPは新曲がないまま“最後の日”を迎えた

 また、キンプリが分裂することになった背景に“事務所との関係悪化”を疑う声もあるせいか、「廉くんが声優する『ドラえもん』の映画の主題歌がキンプリじゃないの、事務所が関係してるんですか?」「これもキンプリ騒動の余波なのか??とか邪推しちゃう」といった指摘も。

「とはいえ、これまでの『映画ドラえもん』シリーズでも、ゲスト声優に歌手が含まれていても主題歌は別のアーティストが担当するのが“通常”だったようですし、今回の件にキンプリ問題が影響したとは言い切れないでしょう。ただ、キンプリが5人揃っているうちに他の作品で主題歌を担当できるのか、むしろ新曲自体リリースできるのか……という点も、ファンはかなり心配しています」(スポーツ紙記者)

 実際、「ライブどころかシングルもなさそう」「このまま5人の新曲はなし?」といった書き込みが散見される。しかし、来年1月クールの連続ドラマに“希望”を見出すファンも少なくない。

来年公開予定の映画ドラえもんの主題歌が『NiziU』に(映画ドラえもん公式HPより)

 来年1月クールでは、岸が日本テレビ系『すきすきワンワン!』で主演を務め、TBS系『夕暮れに、手をつなぐ』(主演・広瀬すず)には永瀬が起用されているため、ファンは「『ドラえもん』の主題歌がキンプリじゃないってことは、廉くんのドラマと岸くんのドラマでキンプリ主題歌ってことだよね?」「廉くんのドラマや岸くんのドラマはキンプリが歌ってくれると嬉しいなぁ」などと期待しているのだ。

ただ、キンプリにとってジャニーズの先輩グループにあたるSMAPは、2016年8月に解散を発表した後、コンサートも新曲もないまま“最後の日”を迎えています。キンプリも同様の流れになったり、ベストアルバムのリリースなどでお茶を濁されたりする可能性は否めません。一方でファンの間では、岸くんらが“事務所に追い込まれて辞めることになったのでは”という見方もあるだけに、もし岸くん主演の『すきすきワンワン!』の主題歌がキンプリじゃなかったら……」(同・前)

 新曲が出れば、音楽番組出演の機会も増えるだろうし、ファンも少しは安心できそうだが、果たして……。