女優の平手友梨奈(21)が、12月21日、BTSをはじめ、アリアナ・グランデやジャスティン・ビーバーなどの人気アーティストが多数所属する大手芸能事務所「HYBE」に移籍したことが報じられた。日本本社「HYBE JAPAN」の新レーベルとなる「NAECO(ネイコ)」の最初のアーティストに抜擢され、公式サイトもオープン。日本語、韓国語、英語でプロフィールが紹介されている。
平手友梨奈、韓国大手事務所「HYBE」へ
平手の事務所移籍に関して、SNSでは歓喜の声が多かった。
《大手さんが新規設立って対応がVIPすぎてちょっと戸惑ってるけど、てち(平手の愛称)がやりたい事をとことんこだわって、良いモノを作るだけの資金もコネクションもあるだろうから、どんなマネージメントになるか楽しみでしかない》
《平手友梨奈さんHYBEに移籍。アイドル時代から圧倒的で、良くも悪くも影響力が凄かった。HYBEは世界に出るための環境が整ってる》
アイドルグループ「欅坂46」の元メンバーで、'16年のデビューシングル「サイレントマジョリティー」から、8thシングル「黒い羊」まで8作連続で、センターポジションを務めた平手。
デビュー当時はメンバー最年少の14歳だったが、目をひく存在感とずば抜けた表現力で、“圧倒的センター”として、グループを牽引。そのスター性や実力には、プロデュースをしている秋元康だけでなく、多くのアーティストからも高く支持されていた。
グループ卒業後は、モデルやソロアーティストとして活動。女優としても『ドラゴン桜(2シリーズ)』(TBS系)や、映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(2021年公開)で活躍した。そんな平手について「『六本木クラス』(テレビ朝日系)での評価が高かった」と語るのはテレビ誌ライターだ。
「韓国ドラマの『梨泰院クラス』のリメイクで、当初は“所詮リメイク”と酷評でしたが、平手さんが演じる葵の人気が高まるにつれ、ドラマの視聴率も上がっていったようです。Netflixでネット配信があったため、韓国の視聴者にも平手さんの魅力は伝わっていました」
女優としても評価されていた平手。しかし、12月20日、『日刊大衆』が「映画の撮影をドタキャンして、関係者を中心に大きな物議を醸しだしています……」と報じた。翌21日には、『文春オンライン』からもその詳細情報が報じられると、SNSでは批判的な声も。
《正直またかと思った》
《初日に「何か違う」と思ったことがあったかもしれませんが多くの人が作品のために動いているなか突然来ないっていうのは100%擁護できませんね》
《彼女だけのことなら単純に俳優をチェンジすれば良いのではと思いました。替えがきかない存在ではないような》
同記事によると、平手がドタキャンしたとされるのは佐藤健(33)とダブル主演を務める『ムーラン・ルージュ』の撮影とされている。
《今やナンバーワン俳優となった佐藤健とのダブル主演作品にもかかわらず、撮影の日に来なかった。最悪の場合はお蔵入りになるかも…》(12月20日配信、日刊大衆より)
事務所も手を焼く天才肌
一方、「こだわりの強さから…」と語るのは芸能プロ関係者だ。
「欅坂46の全国ツアーや、欅坂46メンバーが全員出演したテレビ東京系のドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』でも撮影をドタキャンしたと報じられたことがありましたが、その多くはケガや体調不良が原因だったようです。
センターの重圧も相当なものだったと思いますし、彼女は“完璧主義者”故に誤解を生む場合も多いんじゃないかな」
今回のドタキャン騒動についても、
「ムーラン・ルージュはミュージカル作品で、平手さんはじっくり時間をかけてやりたかったはず。でも撮影のスケジュールがかなりタイトだったようで……彼女が一方的に悪いというわけでもないのかなと」
事務所移籍という門出のタイミングで出た、ドタキャン騒動。平手はこの波を押し退けて、また活躍を見せてくれるだろうか。彼女の今後に期待したい!
(取材・文/志村結衣)