元“4歳児ホスト”琉ちゃろ君が優等生に成長していたーー。
彼が注目されたきっかけは母・ちいめろさんが、4歳だった息子の琉ちゃろくんにホストの格好をさせてSNSに投稿したこと。髪を金色に染め、一流ブランドに身を包み、シャンパンにキスをする幼児……。炎上とともに大きなセンセーションを巻き起こした。
そんな琉ちゃろ君、この2学期の中間試験でなんと学年8位の好成績を収めたことをちいめろさんのYouTubeチャンネルで報告した。学年15位に入らないと「携帯とプレステ4を没収」というちいめろさんのスパルタルールもあるが「いい大学に入りたい」という願望が原動力になっているという。
警察沙汰にもなった過去一番の脅迫
母・ちいめろがYouTubeチャンネル「街録ch~あなたの人生、教えて下さい~」に出演した際には、“4歳児ホスト”としてちょっとした有名人だった当時を振り返っている。
「子どもが嫌がってるのに髪を染めている」など多くの批判を浴びたが、気にしていなかったよう。しかし、琉ちゃろが小学2~3年生のときにテレビ出演がきっかけで身元を特定され「1週間以内に黒髪に戻さないと首を搔っ切る」と脅されたのが一番過激だったと告白。
そんななかでも「そんなんに屈するほど弱い人間じゃない」とバッサリ。数多くの炎上を経験するも、中学に進学した琉ちゃろの反抗期もなかったという。
今では、校則の問題で髪色を10年ぶりに黒にした姿を家族のYouTubeチャンネルで披露。
ちいめろ自身は学校の決まりごとは大嫌いで、服装や髪型を校則で縛るのは反対派で、琉ちゃろが中学に入学するのを機会に、校則が自由な学校が多い東京に引っ越すつもりだった。
しかし、「小学校からの友達と離れたくない」という琉ちゃろの意志に従い、地元の公立中学に進学することになった。校則に従い3歳の頃だった金髪を10年振りに黒髪にもどしたのだ。
「いい大学に行きたい」という琉ちゃろの成長ぶりは、ここ最近のネット上のトピックとなっている。
琉ちゃろ、今や学年上位の成績!母・ちいめろ流教育法とは?
「永遠の18歳」と名乗るちいめろの登録者70万人のYouTubeちゃんねるでは、小学校の頃から定期的に琉ちゃろのテストの結果が発表される。
中学入学時にはどの教科も平均点で、ちいめろからも「平均ボーイ」と呼ばれていた。しかし、2年生になってから、成績は急上昇。2学期の中間テストの8位となり、念願の学年順位1桁台を達成した。
琉ちゃろは最初から勉強好きだったワケではない。それにはやはりママ・ちいめろの教育法があった。
さすが永遠の18歳と名乗るだけあって子どもの心理を理解しており、勉強のさせ方にも説得力がある。
「勉強に関しては、ちいはやれと強くは言いません。やれって言われるとやりたくなくなるのが子ども心じゃないですか ?やりなさいというより、どうして勉強しなきゃいけないのかをちやんと説明すれば、子どもなりに理解して、自分からすすんでやるようになります。」(「死ぬまで可愛い女子でいる」宝島社)
小学生の頃、算数が得意な琉ちゃろだったが、100%理解できていない項目があった。ちいめろはドリルを買ってきたが、ゲームに夢中の琉ちゃろは取り組もうとしない。そこでちいめろは、なぜ算数の基本を分からないままにしておくと、中学、高校、大学と進学したときに自分が困ることになると説明した。
そういうと、琉ちゃろは真面目にドリルに取り組むようになり、今では習慣になった。
それでも勉強や宿題を嫌がったりダラダラしていると、ちいめろが介入して、「5分以内にスマホが爆発するので、それまでに問題を解いてください。よーい、ドン!」と時間制限や競争を入れ込むと、ゲーム好きな子どもはのってくるのだそうだ。
「子どもの気持ちと寄り添うのがミソ」子供を持つ人全てが身に染みる言葉だ。
ゆたぼん、人生の冒険の道がドンドン狭くなっていく…
一方、もう一人の少年インフルエンサーゆたぼんだが、12月23日、ツイッターアカウント(@yutabon_youtube)が削除されてしまったという。
新アカウントを作り、「話ちがうやん @elonmusk」「俺なんも違反してないし、イーロンマスクの悪口も言ってへんのになんでやねん」とツイッター社のSEOイーロン・マスク氏に抗議の姿勢を示しているが、乗っ取りなのか規約違反なのか真相は不明。
スタディ号の日本一周を完了したものの、達成記念をかねた誕生パーティー(12月12日)は、会費が1万5千円と高額。参加した有名人は、へずまりゅうとNHK党党首の立花孝志氏のみと少々寂しいものとなった。
日本一周旅行は当初、全国の不登校の子どもたちを元気づけるという趣旨で本人も「50人以上の不登校の子と会ってきた」と述べているが、そちらの様子なり対話の内容なりを報告したコンテンツはほとんどなく(プライバシーで難しいという事情はあるだろうが)、せっかくの奮闘ぶりが伝わらない残念な状況になってしまっている。
結果、観光やグルメの部分ばかりが目立つ形になってしまい、返金騒動にまで発展。また、残り7県というところで、「ガソリン代などがかさみ」資金難になり新たに追加で資金を集めることになった。
ゆたぼんは中学生で稼いでる
炎上騒動になってアンチツイートや動画は収まることはないが、ゆたぼんの父中村幸也氏は不登校を批判するアンチコメントに対して、
「ゆたぼんに『学校行ってないお前は就職できないし稼げない』なんて言ってるやついるけど、ゆたぼんは中学生ですでに稼いでる。
『お金を稼ぐ=就職』だけしか道がないと勘違いしてる人多いけど、個人で稼ぐ力を身につければお金を稼ぐことはできるし、そこから新たなビジネスチャンスも生まれる」とバッサリ否定している。
ここからは筆者の個人的な考えになってしまうが、不登校自体は個々の子どもたちの様々な事情があり、非難されるべきものではないだろう。しかし、代わりにやっている事がYouTubeなどで人生をコンテンツ化、また頑張っている部分が「伝わらない」発信のまずさで常に炎上を招いているということが心配でならない。仮にそれで稼いでいたとしても将来にわたってパフォーマンスのみで注目を集め続けていくのは難しいことだろう。
学校へ行かないからこそ何か別の強みを身に着け、「インフルエンサー」である以上それを目に見える形で伝えていくことは将来のためにも必要なのではないだろうか。
YouTuber時代からほぼ炎上のみ、で世間を賑わし、それでネット有名人となったへずまりゅうも「SNSで稼げなくなった」と年内一杯で活動終了を宣言した(“釣り”の可能性もあるが)。“人生のコンテンツ化”はいつまでも続くものではないのだ。
日本一周後、ボクシングの試合に出ることを表明したゆたぼん。1月21日に子供達を支援する目的の『HEARTS』という大会に出るというが、必死に何かに打ち込んだ成果を見せ、これまでと違った一面を見せてほしいものだ。