マツコデラックス

 かねてよりグループからの脱退&引退が噂されていたマリウス葉が、大みそかに開催されるジャニーズカウントダウンの出演をもって、芸能界からも引退することを発表した。

「12月末にタレントとの契約期間を満了としている芸能プロダクションも少なくないため、年末になるとグループやコンビ解散、芸能界からの引退を発表するタレントがちょくちょく出てきますね」(芸能プロ関係者)

 マリウスと同じく、ここ数年、引退説がつきまとうのがマツコ・デラックスだ。

「マツコさん自身がテレビ番組でたびたび引退をほのめかす発言をしていたことに加えて、2020年9月にレギュラー出演していたフジテレビ系トーク番組『ホンマでっか!?TV』を“卒業”したことで、一部のマスコミでも引退説が報じられるようになりました」(スポーツ紙記者)

「もう二度とレインボーブリッジは渡りません」発言の真意

 2021年11月に放送された『マツコ会議』(日本テレビ系)では、

どのタイミングで、私は(テレビから)身を引こうかなって、ずっと考えてる

 と発言。2022年3月には10年間続いた『アウト×デラックス』(フジテレビ系)が終了。その際は、厚い信頼を寄せていた鈴木善貴プロデューサーの待遇を巡って、マツコがフジテレビに対して激怒したという報道もあった。実際、『週刊文春』の取材に対して、

《もう二度とレインボーブリッジは渡りません》

 と、“フジテレビとの決別”とも思える宣言をして波紋を呼んだものの、2022年12月30日には『アウト×デラックス 年末復活SP』が放送されることに。

アウトデラックス公式サイトより

「マツコさん本人はあの発言はジョークだと番組で否定。『デイリー新潮』の取材で、鈴木善貴プロデューサーも“フジテレビとギクシャクした、という話も聞きません”と答えていたため、フジテレビに対する発言に関しては、マツコさん流のジョークだった可能性が高いですね。でも、テレビ業界でもマツコさんが引退する“Xデー”は近いのでは? とたびたび話題になっています」(制作会社関係者)

 そこでマツコが所属する事務所『ナチュラルエイト』の社長に真相を聞いてみた。

「私たちのほうではどうしようもできません」

――マツコさんが「もう二度とレインボーブリッジは渡らない」と発言していたが。

それはマツコがいつも言っているジョークです。今回の『アウト×デラックス年末復活SP』の収録では、“またフジテレビのみんなと会えた”と喜んでいたんですよ。フジテレビの港浩一社長もマツコに会いに来てくれましたし」  

――『アウト×デラックス』のレギュラー放送が終了した理由は?

マツコの意思で終わらせたわけではありません。忙しくて手が回らなくなり始めていた時期ではありましたが、最終的にはフジテレビの判断で終了が決定したので、私たちのほうではどうしようもできません

――さんまさんと共演していたフジテレビの『ホンマでっか!?TV』は卒業して、2021年からTBSで『週刊さんまとマツコ』をスタートして再びさんまさんとタッグを組んだのは、マツコさんがフジテレビを嫌いだからではない?

記者にも神対応で知られる明石家さんま

当時はスケジュール的にキツくて、出演し続けるのが難しくなっていた状況で。番組もひな壇として出演していたマツコがいなくても成り立つようになったため、卒業させていただきました。『ホンマでっか!?』に関してはひな壇の1人でしたから、さんまさんとのタッグという感じではなかったです

――マツコさんはよく引退をほのめかすような発言しています。

本人はテレビが好きだし、これからもやっていきますよ。引退するとは言っていませんし。ただ、年齢的に“無理にやらなくていい”とは、前から伝えています。もう50歳ですし、マツコ自身も無理してやるタイプではないですから

――しばらく引退はしない?

『アウト×デラックス』は終了しましたが、実際にはそんなに仕事が減ったわけではないんです。ああいう体形ですし、体調面は心配ですが、体力はまだあるし、要望があればこれからも出ると思います。いつかは引退の日が来るのでしょうが、まだ、そのつもりはないですね」  

 とのこと。『M-1グランプリ』では“人を傷つける漫才”とも称されるウエストランドが優勝するなど、辛口タレントの需要が再び増えているだけに、マツコ流の毒舌トークもしばらくは楽しめそうだ。

 
カメラマンを見つけたマツコ・デラックスとピースする島崎和歌子

 

 

夜の町に繰り出す、マツコ・デラックス、中山秀征、上島竜兵さん、ヨネスケら

 

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『マツコ&有吉の怒り新党』記者会見でのミニスカワンピの夏目三久('11年10月)