「稼ぎはあるんですけど、それを使ってしまう。だから、貧乏というか、まあアホというか、でギャンブルに全部つぎ込んでしまうと。失くしてしまうんですよ、給料を」
12月28日、霜降り明星の粗品が自身のYouTubeチャンネルで、現在の借金事情を赤裸々に明かした。
“借金芸人”は営業が増える!?
「粗品さんは競馬やボートレースなどのギャンブル好きで知られ、自ら“生涯収支マイナス2億円君”と名乗っているほど。一方で、多くの番組に出演したりYouTubeチャンネルも人気なことから、“ビジネス貧乏”疑惑を疑う視聴者が多いんです。そんな疑惑を払拭すべく、今回赤裸々に借金事情を明かしたようですね」(ネットニュース編集者)
動画では稼いでいることは認めつつ、借金の返済やそれ以上にギャンブルに使ってしまうことが金欠の要因だと語っている。
「いちばん多く借り入れしているのは、所属する吉本興業の系列会社である『よしもとファイナンス』で、具体的な金額こそ濁していましたが4ケタ万円は借りているそうです」(スポーツ紙記者)
少なく見積もっても1000万円以上ということになるが、この借り入れ額に驚くのは、元よしもと芸人の男性だ。
「『よしもとファイナンス』は収入が不安定で、銀行などでローンが組みづらい所属芸人や養成所(NSC)に通う生徒を救済するために作った会社です。そのため一般の方への貸し付けは行っておらず、金利が低めに設定されている一方で、審査も厳しいんです。吉本側も返済してもらわないと困るため、ファイナンスから借金をしている芸人は営業などの仕事が増えるらしいという噂があるほど(笑)」
粗品が「借り入れ審査」優遇の理由
借り入れの限度額は、吉本から支払われる給与の20%程度が目安のようだ。
「マンションや家の購入費などのローンは別ですが、借金の返済は給料からの天引きが基本のため、生活費のために借りるお金に関しては年収の20%程度までしか借りられないと聞きました。僕も芸人時代に借り入れの申し出をしたところ、3万円しか借りられませんでしたし……。
粗品さんは最低でも1000万円以上を『よしもとファイナンス』から借りているとのことなので、吉本から支払われている年収は5000万円以上あるのでしょう」(同・元芸人の男性)
粗品がこれだけ多くの額を借りることができるのは、年収以外の理由も。
「吉本は多くの劇場を運営していることもあり、確実に客を呼べる賞レースの優勝者を優遇する傾向が強いんです。テレビでよく見る中堅芸人は新幹線で指定席でも、全国区の賞レースで優勝した芸人の多くはグリーン車に昇格していますからね。
粗品さんは最年少で『R-1グランプリ』と『M-1グランプリ』で優勝していることもあり、事務所から高い評価を受けています。借り入れの審査に関しても、ほかの芸人より優遇されているのかもしれませんね」(放送作家)
吉本からの期待に応えるためにも、たくさん働いて1日でも早く借金が完済できるといいが……。