「なんかいい感じですね、ロックという感じで」
2022年12月31日、『第73回NHK紅白歌合戦』に出場したYOSHIKIは、パフォーマンスが終わると満足げな表情でそう語った。
「YOSHIKIさんは2022年11月に、HYDEさん、SUGIZOさん、MIYAVIさんとともに『THE LAST ROCKSTARS』というバンドを結成。今回の紅白歌合戦で、ライブ演奏を初披露しました」(音楽誌ライター)
ステージではYOSHIKIが作詞・作曲をした新曲を演奏。《カッコよすぎる》《ゲームの世界みたい》とファンから絶賛されたが、思い描いていた船出とは言いがたい。
「結成と同時にバンドのYouTubeチャンネルが開設されたのですが、登録者数は紅白放送前でわずか3万人。放送後も約6000人ほどしか増えていません。持ち歌が少ないとはいえ、メンバーたちの高い知名度を考えると正直寂しい数字です」(レコード会社関係者)
とはいえ、熱心なファンはすでに存在しているようだ。
ひそかに制作していたゲームアプリ
「1月26日から日本で4日間、2月には北米で3日間のツアーを開催します。VIP席は約10万円とかなり高額ですが、チケットはどの会場も即完売だったそうです」(前出・音楽誌ライター)
精力的な音楽活動だけでなく、2022年にYOSHIKIはひそかにゲーム制作にも携わっていた。
「2022年3月にリリースされた『EXTASY VISUAL SHOCK』というゲームアプリに協力していました。彼をはじめとして、GLAYのTERUさん、LUNA SEAのRYUICHIさんなどそうそうたるヴィジュアル系アーティストが登場するゲームで、人気曲のリズムに合わせて画面をタッチする、いわゆる“音ゲー”です」(広告代理店関係者)
開発自体は問題なく進んでいたが、YOSHIKIとのやりとりに想定以上の時間がかかってしまったという。
“高額課金者”はわずか3人
「確認事項を連絡しても、多忙なためか返事がなかなか来なかったそうです。そのため、余裕を持って組んでいたスケジュールもどんどん遅れて……。結局、当初の予定より1か月以上、サービスの開始を延期することになりました」(同・広告代理店関係者)
何とかスタートを切ったものの、すでに現在はプレーすることができなくなっている。何があったのか?
「いざリリースしてみたら、売り上げはからっきしで、赤字の状態が続いたんです。高額の課金をしてゲームを支えてくれたファンは、わずか3人ほどだったといいます。リリースから5か月後には運営が困難という判断になり、2022年10月にサービスを終了してしまいました……」(同・広告代理店関係者)
『THE LAST ROCKSTARS』は、さすがに“サービス終了”しないよね!?