大杉漣さんが亡くなって5年……「演じる時にいつも“漣さん、見ててね”って思う」
ドラマ『罠の戦争』がスタート
「“二度あることは三度ある”というので、実はあるんじゃないかな~と期待していました(笑)」
“復讐シリーズ”の第3部、ドラマ『罠の戦争』(カンテレ・フジテレビ系、毎週月曜夜10時~)が、1月16日からスタートする。
「カンテレさんではドラマ『僕の生きる道』などの“僕シリーズ”も3部作でやってもらっていたので、復讐シリーズもそうだといいなと思ってましたね」
2015年に『銭の戦争』、2017年に『嘘の戦争』があり、そこから6年ぶりのシリーズ作品だ。
「はじめの2作から少し間が空いたので、寝かせた味わいが出せるといいなって。ボク、ヴィンテージのデニムやギターが好きなんで、そういう成熟した感じの……具体的な成熟ポイントはね、早起きできるようになりました(笑)。早起きはいいですよ、朝台本読めるしね!」
朝型男子に成熟したつよぽんだが、連続ドラマの朝はさすがにキツイようで……。
「毎朝早く起きなきゃいけない状況が続くと、さすがに“何やってんだろうな”とか“週1放送ってすごいことだな、誰が決めたんだ?”みたいな気持ちになりますよ~(笑)」
“睡眠大好き”で“現場はだいたい一刻も早く帰りたい”と思うと話すが、
「こうやって、なんだかんだ言ってても好きなんだよ、現場が。撮影って面白いなって思う。朝早く起きて夜遅くまでやって、っていうスタイルも久しぶりだから。そういう現場が懐かしくもあり、新鮮でもあり、みたいな」
チーム一丸となってドラマを作り上げるのも連ドラならでは、と語るつよぽん。
「スタッフのみんなに“ボクにパワーちょうだい!”っていう感じ。実際にもらってるんですけどね、パワー。朝、衣装さんとか音声さんに“まだまだイケますよ、剛さん”とか応援してもらってます」
そうやって応援をしてくれていたうちの1人が、俳優の大杉漣さん(享年66)だ。数多くのドラマで共演し、復讐シリーズのキャストでもあったが、2018年に亡くなった。
大杉漣さんとの思い出
「ずっと大杉さんのあたたかさに包まれていました。大杉さんがいたから大変なドラマも乗り切れた。ボクのドラマ、ほとんどに出てくれているんじゃないかな?
毎作、何かしら褒めてくれたんですよ。“剛くんはいつも進化してるね”って。単純にうれしかったし、心地よかった。一緒に楽しんでくれて、ギターも教わりました」
大杉さんのお別れ会では“いなくて、ずるいですよ”と悲しみで声を震わせたつよぽん。
「撮影中もよく思い出します。“漣さんだったらどう演じるかな”って考えたり。いつも“漣さん、見ててよ”って思って演じてますよ」
2人の絆でもあった復讐シリーズは、大杉さん抜きの第3部を迎える。