WBCの記者会見を行う大谷翔平

「優勝だけ目指して頑張りたいと思います。勝つことだけを考えて、それ以外は何でもいいかな」

 3月から始まるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けてこう意気込んだのはメジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平。1月6日、日本代表の栗山英樹監督とともに東京都内のホテルでの会見に出席した。

“大谷ジョーク”が炸裂

「日本代表の一部メンバーが発表され、大谷選手もその中の一人です。‘17年の前回大会はケガで出場を辞退しているので、WBCに出場するのは初めて。会見では“優勝”や“勝つ”という言葉を何度も口にして、世界一にかける思いの強さがうかがえました」(スポーツ紙記者)

 日米のファンを魅了する活躍を続けている大谷。愛される別の要因も会見の中でみせていた。

「ジョークを言って報道陣が爆笑するというシーンもありました。“栗山監督から選手愛を感じたシーンは?”という記者からの質問に“あんまり感じたことはないですね” と笑顔で言っていました。すぐに“冗談ですけど。本当に1人1人の選手と対話する監督だと思います”と自分でフォローもしていました」(同・スポーツ紙記者)

 他にも日本ハム時代の恩師になる栗山監督が日本代表監督。出場決断には栗山監督の存在も大きかったか、という質問に大谷は……

「本人を目の前に本当に申し訳ないですけど、おそらく誰が監督でも出たいなという気持ちは前向きだった。そこはおそらく変わることはなかったです」

 とコメント。この時もすぐに

「自分の知っている監督が指揮を執ってくれるのか、そうでないかは、選手にとって大きい所ではあるので、決断のしやすさは、栗山監督だからこそというのはあるかもしれないです」(大谷)

 とフォローしていた。

メジャー入りの会見でも会場を沸かせた

 軽快なトークと光るユーモアセンス。アメリカでは美人リポーターを“虜”にしていたことも――

「エンゼルスの地元放送局の女性リポーターが“翔平はジョークが好きな人間。みんながその一面を見られるようになってくれれば”といっていました。さらに、とても楽しい人、私は日本語ができないので、言語の学習アプリをダウンロードしないといけない、などと大谷選手の魅力にすっかり惹きつけられていました」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

 真面目なイメージがあるが、これまでも会見の場などでその“冗談力”を発揮してきた大谷。

WBCの日本代表に就任した栗山英樹監督と握手する大谷翔平

「日本ハム時代の‘15年、トークショーに先輩の上沢直之選手と参加したとき、“ゴミ箱にゴミを投げるとき、何割入りますか?”という質問に対して、“僕は投げないですけど、上沢さんは投げるみたいです”と話していたこともありましたね。

 また、エンゼルスの入団会見で背番号について聞かれたときには、チームの中心選手でWBCアメリカ代表のキャプテンを務めるトラウト選手の背番号を話題に出して、“本当は背番号27にしたかったけど埋まっていたので”と会場を盛り上げました。チームメートからも“クレイジーなジョークを言うし、意味はないけど笑いだす時があるんだ“などの証言もあるほど、冗談好きなところがあります」

 投げて、打って、しゃべって。“三刀流”の活躍で日の丸を世界一に導いてほしい。

 

 

大谷翔平との交際説が囁かれたカマラニ・ドゥン(インスタグラムより)

 

大谷翔平との交際説が囁かれたカマラニ・ドゥン選手(インスタグラムより)

 

大谷翔平との交際説が囁かれたカマラニ・ドゥン選手(インスタグラムより)