「母親になれなかったんだ、私は最低だった」「死んだら絶対許してね。死んだら○○ちゃん(※長女の実名)よろしくね」
2022年末、ネット上にショッキングなプライベート音声が流出と拡散した元AKB48の篠田麻里子。各SNSにアップされた彼女の悲痛な叫びを耳にした読者も多いだろう。昨年6月、篠田が夫のT氏に不倫を疑われた際の夫婦ゲンカを録音したもので、これが「不貞の決定的証拠」などと報じられたことから、世間は篠田への批判で溢れかえっている。
プライバシーを人質に“身代金の要求”
そんな中で、『週刊女性PRIME』は篠田の家族とコンタクトを取ることに成功。そしてこの度、取材に応じてくれた家族の証言により、音声流出の経緯やその裏でT氏から篠田に対して行われていた金銭要求、さらには夫婦生活におけるT氏の異常な言動について、衝撃的な真相が次々と明かされたのだった。
「・慰謝料8000万円 頭金は2000万円で、残りは分割8年とする。麻里子の芸能活動やママ事業を守るわけですから、この件が公になった際麻里子が与える(※受ける)影響や将来得られる収入、周りからの信頼を考えても打倒(※妥当)な金額だとは思います」(原文ママ)
この文章は昨年12月、夫婦共通の知人を通じて、T氏から篠田に送られたメールより抜粋したものだ。離婚に際して10の条件が並べられており、前半は二人の長女の面会交流に関する取り決めだったが、中盤以降は金銭に関わる条件付けがメインとなっていく。
「このメール以外にも、代理人を交えた夫婦での話し合いや、第三者を通じた伝言でも、T氏による“弁護士を通さない和解の条件”が通達されています。いずれも数千万単位〜1億円を超える和解金が提示され、それを断ると週刊誌の記者が麻里子の自宅に取材に訪れたり、ネット上で暴露めいたデータが公開されたりと、まるで麻里子のプライバシーを人質とした“身代金の要求”めいた展開が発生しているのです」(篠田の家族)
T氏の“暴露攻撃”については、マスコミ関係者の間でも批判が強まっている。
「メディアによる不倫騒動の取材や報道ならまだしも、Twitter上でインフルエンサーや匿名のアカウントが、世に出ていない夫婦のやり取りや篠田さんが他人へ送ったLINEなどのデータを、まるで愉快犯のようにアップしている。篠田さんは別居当初から事態が明るみに出てしまわぬよう、情報発信もせずに内々での解決に動いていたことが分かります。
しかし一方で、妻に不倫されたうえにシラを切られているかっこうのT氏は、怒りや復讐心から音声などを暴露したとも考えられますが、それにしてもその内容は、あまりにも家族のプライバシーに踏み込みすぎていた。将来的には、成長した長女への悪影響も十分考えられるだけに、まともなメディアは触れることすらできなくなっています」(テレビ局関係者)
本誌の取材に応じた篠田の家族は、報道の条件として「夫婦以外の第三者の暴露については極力触れないこと」を挙げた。
「長女の実名だけでなく、他のタレントの方や関係者の方も実名で暴露が行われていますが、それらの内容に公共性があるとはとても考えられません。ただ、結果的に『騒動の火種を作った』として、麻里子の元からは多くの人間が離れていったと思います。麻里子本人だけでなく、彼女と親しい人間に対する攻撃もまた、T氏のやり方なのでしょう」(篠田の家族、以下同)
夫婦ゲンカをスマホで撮影
篠田の家族が今回の取材に応じると決意した背景には、こうしたT氏による“無差別攻撃”が含まれているという。
「彼に対して最も憤りを感じたのは、監護者の調停の際に麻里子に陳述書を書いてくれた方など、一般人にまで脅しとも取れる行動を取ったこと。T氏は麻里子側の人間が許せないらしく、彼らに対して直接、あるいは弁護士を通じるなどして、圧力めいた警告を行ってきました。さらには陳述書に氏名とともに書かれた住所を、こともあろうに週刊誌に流出させているんです。麻里子の元には『突然記者が取材に来た』という苦情が寄せられました」
にわかには信じがたいT氏の行為だが、ある陳述書の作成者は絶対匿名を条件に「実際に住んでいる住所ではなく、陳述書に書いた本籍地の住所に記者が来て、対応した家人が『なぜ嘘の陳述を行ったのか』と問いつめられました。陳述書の住所がT氏から週刊誌に流れたのは、疑いようのない事実です」と話した。
子育てについての認識の違いや、金銭面の事情もあり、特に2020年以降は夫婦ゲンカが絶えなくなっていたという。
「麻里子がT氏に娘の面倒を見てほしいと頼むと『忙しい』と断り、そこから発展した言い合いが平行線をたどると、彼は突然家庭をほったらかして“家出”をしてしまうと。これだけでも私たちは異常だと思いますが、彼は会話の録音や動画の撮影をすることまであったそうです。
夫婦ゲンカがヒートアップしてくると、突然スマホで麻里子を撮影し始めて『これが流出したらどうなるか分かっているのか?』と……。今にして思えば、T氏は麻里子に対する脅迫の材料を、以前から集めていたのではないでしょうか」
別居直前には、過去に篠田が使っていたすでに解約済みのスマートフォンが、録音状態のまま寝室に仕掛けられていたという。
「麻里子がT氏問いつめたところ、すぐに自分が設置したと白状し、『自分の悪口を言われていると思ったので仕掛けた』と明かしたそうです。私たちは彼に対して、怒りとともに恐怖心を抱いています」
「不倫はまったくの事実無根」
こうして、篠田のスマホの“覗き見”以外にも、いろいろな行動で篠田のプライバシーに関するデータを集めていたT氏。そして昨年末に繰り出された暴露攻撃は、篠田だけでなく周囲まで巻き込み、かつ明らかな違法行為が含まれているものだった。
「麻里子が用意した陳述書は『T氏が目を疑うような内容』だったと一部メディアで報じられていますが、私たちは改めて裏付けを行い、その内容に嘘偽りがないことを確認している。こうした卑劣極まりないやり口に加えて、裏側では不当な金銭要求が繰り返されているのです。
私たちからすれば、T氏が行う麻里子へのプライバシー侵害や圧力行使に協力する勢力もまた、彼の脅迫行為に加担しているという認識。離婚問題に決着がついた後には、然るべき措置を取っていこうと考えています」
そして、騒動の一番のポイントである篠田の不倫に関して「まったくの事実無根で、T氏のでっち上げと考えている」と結論づけるに至った理由については、こう明かした。
「実は今年に入ってから、T氏からメディア関係者を含めた複数人に渡っている音声データの全貌を、私たちも入手しています。詳しい経緯はお答えしませんが、T氏の二転三転する言動や、脅迫じみや行為に疑問を抱くようになり、こちら側に寄り添ってくれた人間も存在するということです。これで私たちは、無実を訴える麻里子の言葉をただ信じ続けるだけでなく、改めてT氏の手元にある“不倫の証拠”がいかに陳腐なものだったかを知ることとなりました」
音声データをネット上で暴露するだけではなく、陳述書を書いてくれた一般人への圧力行為、一方的な動画撮影での脅迫……。T氏の異常とも言える行動の数々に、篠田のメンタルが疲弊し続けたことは言うまでもないーー。
※1月18日配信記事に続く