1月21日に『週刊女性PRIME』が配信した、人気コスプレイヤー・えなことプロゲーマー・けんきの恋路。2021年に交際が報じられてから2年、結婚はまだのようだが、彼女の事務所も同棲を認める順調ぶりを見せた。
しかし、交際の行方よりもネットをざわつかせたのが、掲載したえなこの写真。同棲生活を送るマンションから出てきた彼女は、コアラのマーチのキャラクターが入ったトップスに黒いボアジャケット、そしてグレーのロングスカートという装い。
そしてマスクを着用していたものの、のぞかせたすっぴんと思しき“素顔”に注目が集まったのだ。
「ノーメイクも去ることながら、“眉毛ないやん”などと、特に眉毛が全くなかったことに目が向けられたみたいですね。また予想外の地味目な私服も合わせて、“普段着”すぎる姿に驚くネットユーザーも多かった」(Webニュース・ライター)
眉毛がない、薄いこと自体は珍しいことではない。しかし、コスプレ時のメイクを施したキラキラ笑顔との“ギャップ”が、余計に目立たせたのかもしれない。
ところが、この風潮に「眉毛がないのは、むしろトップレイヤーとしてのプロ意識の表れです!」と反論する、会社勤めをしながら休日にコスプレを楽しんでいるという“週末レイヤー”に話を聞いた。ちなみに、この女性レイヤーには眉毛があった。
有名レイヤーは眉毛を剃りがち
「普段は事務職なので“全剃り”する勇気も、気概もありません(苦笑)。でも、えなこさんをはじめ、コミケ(コミックマーケット)などで囲まれる有名レイヤーさんは眉毛を全部剃っている方が多いと思います」
それぞれが思い思いの手法でキャラクターになりきるコスプレだが、中でもアニメやゲームキャラクターの細かい設定まで“完コピ”するほど評価される傾向があるそう。では、あえて“眉毛を剃る”ことで高まる完成度、そしてレイヤーの“気概”とは何なのか。
「実は、私たちは常に眉毛と戦ってきました」と、前出の女性レイヤーは何やらシリアスムードを醸し出してくる。
「眉毛はコスプレのデキを左右する重要なメイクと言っても過言ではなく、キャラに寄せるためにどうやったら上手く描けるかを日々研究しています。でも、そこで毎回邪魔になるのが眉毛。白やピンクなど髪の毛と同色の場合もあったりと、いかに黒い“地毛”を隠して新しい眉毛を描くかが大変なんです」(女性レイヤー、以下同)
なんでもコンシーラー系のメイク用品や、テープなどの“眉潰し”専用グッズも販売されているようだが、いずれも高価とのこと。そこで傷テープなどの代用品を使ったりと、各々が工夫方法を教え合っているという。
行き着いた究極が“眉毛全剃り”
「行きつく究極が“眉毛を剃る”なんですけど、仕事や学校もあるだけに実行できる子は少ないですね。だからこそ“全剃り”レイヤーは“気合が入っている”と一目置かれますし、それこそコスプレを仕事にできている“プロレイヤー”だからこそ許される、アマが踏み入れられない聖域だと思います。
何なら、えなこさんはカラーまつ毛を映えさせるために、さらに“まつ毛も全抜きしている”と話していました。そこまでするレイヤーさんは少ないですし、コスプレに向きあう姿勢というか熱量というか、プロ意識の高さが彼女の凄さなんだと思います」
華やかな表舞台の裏では、衣装を着るための体重管理はもとより、“盛る”ためにも“キャンバス”である肌の手入れにもお金をかけ、時には補正下着を身につけて生活するなど、人気レイヤーになるほどに生活もストイックになっていくことも。
えなこがコスプレイヤーとして『週刊ヤングジャンプ』のグラビアに初登場した2016年12月、連載作品の登場キャラクターのコスプレに挑戦したことを明かしつつ、
《眉毛全剃りはヤンジャンのちよちゃん撮影のためでした!笑 でもレイヤーさんは全剃り慣れてる人多いし私も全然平気》
自身のツイッターで“眉毛全剃り”も報告していたえなこ。内閣府のクールジャパン・アンバサダーも務める彼女のプロ意識は、すでにこの時から芽生えていたようだ。