“少年院に入っていた”という異色の経歴を持つアイドルの戦慄かなの。アイドルグループ・ZOC(現METAMUSE)の元メンバーで、現在は脱退後に実妹の頓知気さきなと結成したアイドルユニット『emme fatale』の一員として活動している。たびたびアイドルとは思えない経歴や発言が取り上げられる中、先日ついにスキャンダルを報じる“文春砲”の餌食に。
1月12日に公開された『文春オンライン』の記事によると、歌い手YouTuberのたかやんと“ディズニーランドお泊りデート”をしていたとスクープ写真つきで報道。さらに彼女が実は、2021年にZOCの元事務所スタッフである男性・A氏と極秘結婚しているとしたうえで、不倫関係なのではないのかというのだ。
「たかやんって誰?」疑問の声
記事には戦慄がA氏の苗字を名乗ることや、関係者からは“籍を入れている”という証言もとれているというが、A氏サイドは「結婚しているという事実はありません」と否定。たかやんとディズニーシーに行っていることについても承知しているとコメントしている。いかにも不思議な関係だ。
戦慄は同報道を受け、自身のTwitterで
《私も相手も結婚してないって言ってるのにうるさいなあ 女の子だもんデートくらいするだろ、不倫はデマすぎ証拠出してから言え~》
と“極秘結婚疑惑”を完全に否定。報道側と当事者の言い分が食い違っているため、どちらが正しいのかわからない状況が続いている。
異色アイドルという肩書きでは収まりきれないほど複雑な問題が絡み合っている印象だが、反響としてひときわ目立ったのは「たかやんって誰?」といった声だった。
たかやんは前述した通り、登録者数約170万人を超えるの“歌い手YouTuber”。自身のチャンネルでは精力的にキャッチーなオリジナル曲を数多くアップしているほか、インスタグラムやTikTokでショート動画を投稿。ガッチリとした体格なのにも関わらず女性用の衣装を着ながら、女子の気持ちを代弁するかのような世界観の歌を熱唱するギャップ話題を呼び、多くのファンを獲得している。全国レベルまでの知名度ではないものの間違いなく大人気YouTuberのひとりだが、実は過去に2度の炎上騒動を起こしている。
1回目に炎上したのは女性問題で、だ。
コレコレに暴露された2つの出来事
2020年5月、“ネット界の文春砲”と呼ばれている暴露系YouTuberのコレコレがネット配信中に「ぴむ」と名乗る女性が電話出演し、「たかやんから家に遊び行きたいと誘われた」と暴露したのだ。
というのも当時はコロナの行動制限・自粛期間の真っ最中だったうえに、たかやん自身が『コロナをマジで舐めないで』というみだりに外出する者への警告のような歌詞も出てくる曲を発表しており、言動に矛盾が生じる状況に。結局たかやんはコレコレの配信に参加し、自身の行いについて謝罪したようだ。同問題をキッカケに炎上に発展したが、後日に自身のTwitterでも謝罪文を投稿し、事態は終息に向かっていった。
しかし2021年6月、たかやんは再び炎上。またしても発端はコレコレのリスナーによる密告で、内容は“たかやんのオリジナル曲『手首からマンゴー』は著作権侵害になるのでは?”というものだった。
問題に当たる部分は同曲のサビで、合いの手として挿入される「Hey」「Listen」という子どもの声のような音声。どうやらこれが任天堂のゲーム『ゼルダの伝説』に登場するナビィのキャラクターボイスを無断で使用している疑惑がかけられていた。
コレコレは動画内でたかやんと通話して「あれはナビィですか?」と事実確認をしたところ、「ナビィですね」と返答。さらに「(配信の)許可は取ったんですか?」と尋ねると、「取ってないんですけど」「権利周りのことを知らずに……」と自身のミスを正直に告白している。
コレコレによって著作権を侵害していることも明らかとなり、多くのファンから批判の声が続出した。また任天堂といえば過去に多くの裁判で訟訴を勝ち取ってきた“最強の法務課”があることで有名で、権利問題で訴訟を起こされたら……と急いで対応したのか、同曲はサブスク配信から姿を消すことに。同年7月、問題部分であるナビィの音声を消した『手首からマンゴー』を自身のYouTubeチャンネルに再度投稿している。
戦慄と同じく“しくじり”を経験したたかやんだが、そんな2人がデートしていたことに対して
「ある意味、問題がある人間同士でお似合いなんじゃない?」
「やっぱり似たようなタイプが惹かれ合うんだなって思った」
「たかやんの曲っていわゆる“地雷系女子”の心情を歌った曲が多いから、地雷女の代表みたいな戦慄と付き合っていても納得できるし、曲でコラボしたら絶対売れるでしょ。もしかして、それが狙いでデートに行ったとかないよな……」
といった皮肉めいたコメントが後を絶たない。結婚騒動を置いておけば、良くも悪くも“ベストカップル”と捉えられているのかもしれない。
普通のアイドルでは考えられないような道に突き進む戦慄。極秘結婚と不倫騒動に対してのどのような動きを見せいていくのか、今後も目が話せない。