《まだまだ未熟ではありますが皆様に楽しんでいただけるよう、ひとつひとつのお仕事に真摯に向き合い、さらに精進して参ります》
1月26日、ジャニーズ事務所の公式HPにて『Kis-My-Ft2』メンバー・横尾渉の結婚が発表された。
ファン、そして関係者への感謝とともに、結婚後もさらに努力を重ねることも綴った横尾。同様の文面のメッセージカードを添えた、結婚記念品のチョコレートを報道各社に贈るなど丁寧な対応も光った。
「グループ活動と並行して、最近では、全国で7人しかいないという『1級マグロ解体師』資格を取得。そんな特技を活かした料理サイトの連載を持つなど、個人としての活躍も目立っています。
プライベートでは、かねてより5年以上交際する恋人の存在が囁かれ、2021年には『フライデー』にお泊り愛をキャッチされていました。結婚相手はどうやら同じ女性のようですね」(スポーツ紙・芸能デスク)
2011年のCDデビューから12年、メンバー全員が30代以上となり、横尾は今年5月で37歳になる。とはいえ、ファンは結婚を祝福しつつも、寂しさも感じているかもしれないーー。
「いえ、笑われていますね」とは、ジャニーズ事情に詳しい芸能ライター。一体、どういうことだろうか。
「事務所が公開した文書とは別に、ファンクラブサイトでは横尾くんが直筆メッセージを寄せているんです。キスマイファンには特別に感謝を伝えたかったと見えますが、その文章が“独特すぎる”と話題になっているんですよ。
まずは彼の“字”です。失礼ながら、お世辞にも達筆とは言い難い字に《横尾くん字が汚すぎるよ》《可愛い字でご報告しやがって》と、SNS上では早速イジるファンが続出しています」
「いただきます」を多用しすぎて
さらに「字」以上に指摘されたのが、ある敬語を使った文章。【ファンの皆様へ】から始まったメッセージは、
【この度、私、横尾渉は結婚いたしましたことをここにご報告させていただきます。
ここまで沢山支えていただき、素敵なお仕事をさせていただきましたこと、心から感謝申し上げます。
ファンの皆様に応援してきてよかったと思っていただけるようにこれからも日々精進してまいりますので温かく見守っていただけたら幸いです。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます】
やたらと「いただきます」が多用された文章に、案の定というか、
《横尾さんの直筆文章、今見たんだけど いただきます いただき いただきました いただけるよう いただけたら、、 ちょっと、いただきすぎじゃない?》
《いただきすぎやろw いや、横尾さん、何か好きw》
《横尾のいただき構文おもろいwww》
などと、イジられては“いただき構文”なる言葉も生まれてしまったのだ。
アイドルにとって結婚報告は“命懸け”
ビジネス会話などを指導するマナー講師に“いただき構文”を見てもらうと、
「例えば《ご報告させていただきます》は、“ご報告いたします”に変更しても失礼には当たりません。《沢山支えていただき、素敵なお仕事をさせていただき》も、“いただきます”を続けるとくどい印象を与えるので、“沢山のご支援を賜り、素敵なお仕事をさせていただき”などと言い換えてもいいでしょう。
新人研修などでよく見るのが、丁寧に丁寧に話をしようとするあまり、謙譲語の“させていただきます”を多用しすぎてへり下った言い回しになること。こうして文章にすると、余計に目立ってしまいますね」
異性のファンが多いアイドルにとって結婚は一大事だ。時に個人のみならず、グループ全体にも影響を与えかねないだけに、横尾なりに一所懸命にファンに不快感を与えないような文章を考えたのかもしれない。
「当初は玉森裕太や藤ヶ谷太輔、北山宏光ら3人ばかりが目立っていたキスマイ。ですが、『舞祭組』プロデューサーの中居正広さんから“音痴”とイジられた横尾くんをはじめ、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永とそれぞれがファンの支えもあって腐らずにキャラを確立していきました。
字がきれいかどうか、文章がおかしいかどうかは関係なく、横尾くんがファンに向けて自分の言葉で結婚を伝えたかった。それはファンにも十分伝わっているでしょうし、だからこそ“愛あるイジり”を受けているのだと思いますよ」(前出・芸能ライター)
大切なのは「相手に伝えたい」という気持ちか。